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観光立国の正体 の商品レビュー

4.2

22件のお客様レビュー

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2024/05/01

あぁ、耳が痛い。 昔、旅行会社にいたけど。 結婚を機に辞めました。 だって、もう魅力的じゃなくなったから。 日本の旅館はどこも同じような食べ物しか出さないし。しかも天ぷらは冷めてる! スイスはしっかり観光地化されていましたね。 めちゃくちゃ丁寧な看板があるから、初めてでもハイキ...

あぁ、耳が痛い。 昔、旅行会社にいたけど。 結婚を機に辞めました。 だって、もう魅力的じゃなくなったから。 日本の旅館はどこも同じような食べ物しか出さないし。しかも天ぷらは冷めてる! スイスはしっかり観光地化されていましたね。 めちゃくちゃ丁寧な看板があるから、初めてでもハイキングを楽しめる。 そう言いつつ、日本のツアーはどこもかしこも駆け抜けるのだけれど。 なかなかスイスの良さを理解できないツアーが多かった! こちらコロナ前に発売された本なので、コロナ後の観光についても書いてほしいな。

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2024/04/25

第一部は山田桂一郎が、地方・地域を活性化していくためにその魅力をどのように発信していくか、についてツェルマットの事例を出して説明している。観光だけ、イベントだけに頼るやり方ではなく、地域全体で取組む姿勢の重要性を説いている。これはこれでとても面白く、単なる地方創生の成功事例紹介と...

第一部は山田桂一郎が、地方・地域を活性化していくためにその魅力をどのように発信していくか、についてツェルマットの事例を出して説明している。観光だけ、イベントだけに頼るやり方ではなく、地域全体で取組む姿勢の重要性を説いている。これはこれでとても面白く、単なる地方創生の成功事例紹介というものではない。 第二部は藻谷浩介との対談。こちらは日本でうまくいかなかった事例の原因のうち、特に日本特有と思われるものについて、会社員の愚痴っぽく語るのがすごくわかり易く入ってくる。観光事業について日本には資源はあるのにまだまだ活用できていないことがよく分かる。これを心配しながらも将来の伸びしろとして期待し、引き続き現場を引っ張る活動を続けていく二人。疲れるけどこういう仕事は面白いだろうな。

Posted byブクログ

2024/01/26

2016年の本なので、だいぶ状況か変化してることもあるが、本質的なところではまたまたこれからだと思う。 地方に足りていないのはマーケティング思考、 それと観光は地域を豊かにするための手段、地域が豊かにならないと長続きしないは、まさにその通り

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2023/08/29

シーガイアの話が面白い。750室をつくれば勝手に人が来ると思ってマーケティングをないがしろにしている。 SWOT分析好きな日本人。1000人いたら1000通りのSWOTあり。

Posted byブクログ

2022/12/11

観光は、非日常ではなく異日常を提供すること。 そのために、まずは自分達の日常に自信をもって楽しむこと。 後半の対談は、あくまで具体例のポインタとしての参照資料。

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2021/11/15

アカデミックな議論に走らず、現場の実践的なテーマが取り上げられていてためになる。 特に行政や政治についてはかなり生々しい話も出てきて攻めている。

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2019/10/03

最近、大阪と熊野を行き来して地方創生にも興味が出てきて、そこで著者の山田桂一郎さんの講演を聞いたことがきっかけで読むことにした。 ━━━━━━━━━━━━━━ 「地方創生のキーは観光だ」 海外旅行客が増加してきている今、インバウンドを利用した外貨獲得戦略として各自治体が観光に力...

最近、大阪と熊野を行き来して地方創生にも興味が出てきて、そこで著者の山田桂一郎さんの講演を聞いたことがきっかけで読むことにした。 ━━━━━━━━━━━━━━ 「地方創生のキーは観光だ」 海外旅行客が増加してきている今、インバウンドを利用した外貨獲得戦略として各自治体が観光に力を入れている。 しかし、その力の入れ方が上手ではない所が多い。 山田さんは三重県津市の出身で、現在はマッターホルンの麓スイス・ツェルマットに住みながら世界各地で観光のコンサルティングを行なっている。 様々な成功事例・失敗事例を見てきた彼ならではの考えが散りばめられていた。 多くの地域の問題点としていくつかあげられていた。 ・昔からいる頭の硬いエライ人が力を持っている。 →金銭的に余裕があるから地域活性化に対する必死さがない ・自分だけ儲かればいいという価値観で足を引っ張り合う →本気で地域全体を良くしたいと思うよその人が邪魔をされる ・非日常を演出するあまり、リピーターがすくない。物見遊山ばかりでファンが少ない ・富裕層を取りはぐれている ・マーケットインという概念が乏しく、ほとんどがプロダクトアウト中心 中でも心に残ったことは 自分だけでなく、地域全体をよくしようと責任を持って考えられる人をもっと尊重しなければいけない。 様々な利害関係の中足を引っ張り合っているが、ライバルは地域の中の小さい相手ではなく、世界を見据える必要がある。 think globaly. act localy. というように広い視野で考え、目の前の自分にできることからやっていくことが大切なのだ。 ★地元を好きだと言う人を増やしたい ☆高校生など学生と関わる機会を増やして、人生楽しいんだということを伝えていきたい

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2019/07/15

地域で活躍する二人が赤裸々につづった観光立国の正体。観光は、市民を含むすべてのステークホルダーが参加すべき地域開発であることをあらためて実感。まちおこしに悩むすべての人に読んでほしい本です。

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2019/01/20

観光立国とはそれほど簡単ではないこと、受け入れる側の日本国民(宿泊施設の経営側)の意識がまだ低いこと等をスイスの実例を挙げ、解説および対談。短期間で成果を出そうとする考えではだめ。長期的なプランも必要。

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2018/10/13

地元のボスキャラに支配された有名観光地・旅行代理店と一緒に格安パッケージツアーで客をさばく、から、リピーターが長期滞在できる、住人が真の豊かさを感じられる魅力ある地域づくりへ。 定期的に届く情報誌には山のようにツアーが載っていて、パンフレットもたくさんついてくるのですが、行って...

地元のボスキャラに支配された有名観光地・旅行代理店と一緒に格安パッケージツアーで客をさばく、から、リピーターが長期滞在できる、住人が真の豊かさを感じられる魅力ある地域づくりへ。 定期的に届く情報誌には山のようにツアーが載っていて、パンフレットもたくさんついてくるのですが、行ってみたいと思えるのが殆どなくて、でも捨てられずに置いてあったのを、すっきり捨てることができました。

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