21世紀の暫定名著 の商品レビュー
◆これぞ究極の書評本! タイトルを読むだけで、本書が「究極の書評本」と言えることがわかります。 そのタイトルとは『21世紀の暫定名著』。 「20世紀の名著100冊」や「昭和の名著」といった企画は、いくつかあるようですが、 古典が中心になりがち。 これに対し、本書は2015年段階...
◆これぞ究極の書評本! タイトルを読むだけで、本書が「究極の書評本」と言えることがわかります。 そのタイトルとは『21世紀の暫定名著』。 「20世紀の名著100冊」や「昭和の名著」といった企画は、いくつかあるようですが、 古典が中心になりがち。 これに対し、本書は2015年段階で、気の早いことに、 21世紀の「暫定」名著を選ぼうという趣向で、 これなら、将来「古典」になりそうな現代の名著に出会えます。 文芸誌『群像』の2016年1月号で特集された同タイトルの記事をもとに、 新原稿を加えて再構成されました。 帯の言葉は「100年後も輝き続ける真の名著はこれだ! 知の最前線で活躍する第一人者たちが選び出した、 21世紀を生き抜くための新しい道標!」というもの。 登場する有識者は、内田樹・松岡正剛・佐藤優・上野千鶴子・中島岳志・白井聡・ 荻上チキ・栗原康・茂木健一郎・小川洋子・堀江敏幸・鴻巣友季子の12人。 半分以上が私が関心を寄せる人だったので、タイトルの魅力も相まって、だいぶ前ですが 手にした本でした。1人につき3冊ずつ選書していて計36冊 (すでに読んだ本も数冊ありましたが、これを読んで買い込んだ本も数冊ありました)。 本書には加えて、司会を含め各5人の参加者による3つの座談会 (一般書篇、日本文芸篇、海外文芸篇)も収録され、 さらに100冊を超える本が取り上げられています。 この座談会は、近年の出版動向を大局的に捉えており、意外におもしろく読めます。 本書で佐藤優さんは、3冊のうちの1冊に、 湊かなえの『告白』を取り上げていてビックリ。 「日本的でありながら普遍的な意義を持つ作品」として評価していたため、 これをきっかけに、当時初めて彼女の小説を読んでみました。 何をもって普遍的意義としたのかは必ずしも定かではありませんでしたが、 日頃ミステリーを読まない私にとって、「イヤミスの女王」の代表作としての 位置づけ・イメージは、しっかり印象に残りました。
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7−8年前に読書案内として読んだ。ウェルベックという仏人作家に出会ったのは、この本を通してだった。また何かおもしろい本がないかと再読してみたが、推薦者による座談会は高尚で難解すぎたので、楽しめなかった。哲学や抽象的な話はどうも苦手だ。
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書店で平積みになってるのを見かけ、そのときちょっと手に取り、内田樹のところだけを読んで、結局戻してしまったんだけど、このたび、図書館で再開できました。良かった。とりあえず、本書の存在を完全に忘れてしまっていたから。著名人オススメの3冊を間奏に、一般書・国内文学・海外文学に関する、...
書店で平積みになってるのを見かけ、そのときちょっと手に取り、内田樹のところだけを読んで、結局戻してしまったんだけど、このたび、図書館で再開できました。良かった。とりあえず、本書の存在を完全に忘れてしまっていたから。著名人オススメの3冊を間奏に、一般書・国内文学・海外文学に関する、それぞれの座談会×3本、という内容。ちょくちょく手を出しているつもりだけど身についていない証左で、最初の一般書部門は、語られている内容が殆ど理解できず。従って読みたくなった本もほとんどなし。残念。でも文学に関しては、書評集とか文学論を結構好んで読んでいることもあり、内容は概ね理解可能。で、未読のものの中からいくつかをピックアップ。総じて、なかなかに好もしい内容でした。
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確かに21世紀が始まってまだ16年ぐらいしかたっていないわけで、その間に出版された本は名著としても「暫定」ということになるんでしょう。一般書、日本文芸、海外文芸の3分野で現時点で推薦できる書籍が論評されています。それ以外に各人がお勧めの3冊を紹介するコーナーも。それぞれの分野を趣...
確かに21世紀が始まってまだ16年ぐらいしかたっていないわけで、その間に出版された本は名著としても「暫定」ということになるんでしょう。一般書、日本文芸、海外文芸の3分野で現時点で推薦できる書籍が論評されています。それ以外に各人がお勧めの3冊を紹介するコーナーも。それぞれの分野を趣味にして多読している人にはどうかわからないけど、個人的に時間が無くてフォローできていない領域のオーバービューを得ることができたので役に立ちました。参考にしながら少しずつ読んでいく予定です。
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書評、というか本の紹介本に目がない。紹介された本を読みたくなる、というよりも、むしろ本の紹介文が読みたい。というわけで、大勢の著者が挙げる21世紀の暫定名著の紹介であるから、たまらないのだ。21世紀になってまだ十数年なのに名著選びというのは気が早いかもしれないが、ええじゃないか。...
書評、というか本の紹介本に目がない。紹介された本を読みたくなる、というよりも、むしろ本の紹介文が読みたい。というわけで、大勢の著者が挙げる21世紀の暫定名著の紹介であるから、たまらないのだ。21世紀になってまだ十数年なのに名著選びというのは気が早いかもしれないが、ええじゃないか。 冒頭、内田樹、松岡正剛、佐藤優、上野千鶴子の、それぞれが選ぶ名著3冊。ここでいきなり、内田・佐藤に推薦名著のだぶりがある。これは読むしかない。 それぞれがすすめる名著の他に、テーマ別の名著座談会もあったりして、まったくもって、読書を妄想する僕には一粒で何度も妄想できる素敵な本だ。 さて、衝撃的な名著が紹介されていた。南伸坊の「本人伝説」である。べらぼうに面白い、すごいエネルギー、ということだ。僕も読んだし面白いとは思うが、暫定とはいえ、21世紀の名著だったとは…。 そんなふうに、いろんな本といろんな角度の出会いが楽しめてしまった。年末年始はここに紹介されている本にも手を出してみよう〜と妄想。
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