総理の夫 First Gentleman の商品レビュー
一番に感じたのはこんな総理大臣・政治家がいたらいいな、というところ。自分の為ではなく他人の為・社会の為に人生を捧げる姿がとても眩しい。そんな絵を自分の人生にも描きたいなと。 一方日本の政治の現状は、、、と推測で語っている点も反省。凜子のようなマインドを持った政治家もいるのでは?...
一番に感じたのはこんな総理大臣・政治家がいたらいいな、というところ。自分の為ではなく他人の為・社会の為に人生を捧げる姿がとても眩しい。そんな絵を自分の人生にも描きたいなと。 一方日本の政治の現状は、、、と推測で語っている点も反省。凜子のようなマインドを持った政治家もいるのでは?いてほしいなと。現状を知る努力をしてから語るべきだとも感じた。 家族にとって、パートナーにとって自分はどういう存在であるべきなんだろう、という問いに対して一つのSuggestionをくれた作品。
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面白かった。 分厚いから、初めは重い腰が上がらなかったけど、 文章も読みやすくて、 わかりやすくて。 今の日本に当てはめて読んでしまったな。 映画化が決定してて、 キャストも発表されてるから、 脳内で変換されて読んでたけど、 日和さんの圭くんと、凛子さんの中谷美紀さん。 めっ...
面白かった。 分厚いから、初めは重い腰が上がらなかったけど、 文章も読みやすくて、 わかりやすくて。 今の日本に当てはめて読んでしまったな。 映画化が決定してて、 キャストも発表されてるから、 脳内で変換されて読んでたけど、 日和さんの圭くんと、凛子さんの中谷美紀さん。 めっちゃ合うと思う(*´ω`*) 映画も楽しみ
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日本初の女性総理になった妻と自分の生活と社会の変化を夫の日記という形式で深い愛情を持って 描かれている。荒唐無稽、波瀾万丈の面白さが清々しい。鳥類学者である主人公の鳥たちの観察と愛する人々の交流の記録の対比が愉快痛快。
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久しぶりに、マハさんの長編作品を読みました。 マハさんの作品は女性目線のものが多い(かと思う)ので、男性目線で書かれた女性の話は、また視点が違って面白かったです。 でもいつも通り、女性の、私の、背中を優しく押してくれる作品でした。凛子さんのように強く美しくありたいものです。
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日本初の40代の女性総理大臣の夫の日記というかたちで描かれていく物語。日本を良くしたいという信念があって美しくて行動力があり、強さと柔らかさと愛を持ってる人として描かれる女性総理はとても魅力的。周囲の人達も根からの悪い人はいない。読んで、後味の良い作品。 とても良い総理だと思うほ...
日本初の40代の女性総理大臣の夫の日記というかたちで描かれていく物語。日本を良くしたいという信念があって美しくて行動力があり、強さと柔らかさと愛を持ってる人として描かれる女性総理はとても魅力的。周囲の人達も根からの悪い人はいない。読んで、後味の良い作品。 とても良い総理だと思うほどに現実ではあり得ないと思ってしまう今の社会はつらい。ここまで完璧じゃなくても良いから女性の総理がいてもいいのにと思うが、日本で女性総理が生まれる時は何もかも欠点なしの人じゃなきゃ"女性は…"で語られて受け入れられない社会だと再認識する。
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日本初! 女性総理のパートナーの視点で語られる政界エンタメ小説。日本の解決すべき課題がてんこ盛り。できるパートナーと生きる悲哀や葛藤...。久遠さんにもうちょっとフォーカスされていれば...。日和の母がきっちりと普遍的な価値観で治める。ちょっと長くて中だるみするが読後感は良です。
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読んでいて気持ちがいい。 凛子が掲げる政策のすべてには同意できないが、こんな真っ直ぐな首相がいたらと思ってしまう。 夢物語ではあるが。 書かれた時期が少し前だからなのか、出産を決意した凛子が辞意を表明した時には、日和が主夫になれば済むだろ!?と突っ込んでしまった。
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総理になった妻と彼女を支える夫!黒子に徹しなくてはならない苦悩が面白くも少し悲しくて政治家の大変さを垣間見る思いでした!
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清廉潔白・決めたら真っ直ぐな日本初の女性総理・凛子を柔らかく見守り支える夫の日和。 自身も日本初の「総理の夫=世間の目に晒される公人」になっているのに、その自覚の薄さからくる危なかっしい行動にクスッとさせられる。 心の揺れ動きや変化した生活への戸惑いが丁寧に描かれていて、私自身が...
清廉潔白・決めたら真っ直ぐな日本初の女性総理・凛子を柔らかく見守り支える夫の日和。 自身も日本初の「総理の夫=世間の目に晒される公人」になっているのに、その自覚の薄さからくる危なかっしい行動にクスッとさせられる。 心の揺れ動きや変化した生活への戸惑いが丁寧に描かれていて、私自身がまるで日和の会社の同僚にでもなったかのようにストーリーの中にすっと引き込まれた。 凛子の政治改革が順調に進みすぎな気がするが、政治家の多忙さや裏の世界が感じられたのは興味深い。 解説を実際のファーストレディであった安部照恵さんが書いており、報道で目にしてきた姿と小説の世界を頭ですり合わせてイメージできたのも良かった。
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2020(R2)9.19-9.27 「総理大臣の妻(ファーストレディ)」ならぬ「総理大臣の夫(ファーストジェントルマン)」と、「日本初の総理大臣となった妻」の奮闘が、夫の日記というかたちで綴られている。 「与野党の政治家の対決」を夫の立場から綴っているが、それほどの緊迫感はな...
2020(R2)9.19-9.27 「総理大臣の妻(ファーストレディ)」ならぬ「総理大臣の夫(ファーストジェントルマン)」と、「日本初の総理大臣となった妻」の奮闘が、夫の日記というかたちで綴られている。 「与野党の政治家の対決」を夫の立場から綴っているが、それほどの緊迫感はない。ストーリーは単純で、ある意味予定調和な流れなので、ライトな感覚で読みやすい。 菅内閣が発足したこともあり、図書館の原田マハのところにあった本書が気になって借りてみた。 現実では、与党内で政権移譲があり、野党も新たな会派が生まれ、衆議院の任期切れも迫ってきて、今後の日本の行く末を担うグループの構図ができつつあるが、私たちが本当にこの国の行く末を託せる政党は、この中にあるのだろうか?その結果が、各種世論調査における「無党派層」の割合の高さなのだろう。 そんな中、この物語の「総理大臣」が本当にいたら、日本は確実に変わり、私たち国民はもっと政治に参加するようになるんだろうなあ。
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