ぐるぐるの図書室 の商品レビュー
図書室の前の茜色の貼り紙を見た子らが、本を通じて不思議を体験する。というテーマに沿ったアンソロジー。 何せ好きな作家さんばかりだから、それぞれの持ち味を堪能して楽しく読みました。巻末の座談会も楽しい。
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秘境ループ(濱野京子)、やり残しは本の中で(まはら三桃)が想像するとワクワクが止まらないのでとてもおもしろかったです。 また、9月のサルは夢を見た(菅野雪虫)は難しい言葉が多かったので⭐️は1つへらしました。
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「後戻りしたくてしょうがない人は、放課後、図書室に来てください。」 茜色の貼り紙に導かれて図書館に入った5人を待ち受ける、不思議な出来事の数々……。人気作家5名による、5つの連作物語。 自分にしか見えない茜色の紙、見たことのない女の人、自分だけしか探せない本、そして本の世界へ...
「後戻りしたくてしょうがない人は、放課後、図書室に来てください。」 茜色の貼り紙に導かれて図書館に入った5人を待ち受ける、不思議な出来事の数々……。人気作家5名による、5つの連作物語。 自分にしか見えない茜色の紙、見たことのない女の人、自分だけしか探せない本、そして本の世界へのワープ…‥。不思議な出来事の数々に、ぐいぐい惹きつけられながらページをめくっていた。 5つの物語それぞれ、茜色の紙に書かれた言葉も、登場人物たちの「不思議な体験」も、オリジナリティがあって、どのお話も面白かった。自分は、工藤純子さんの、本を開くと後戻りしたい日に何回でも後戻りできるお話が面白かった。何度も何度も同じ日に戻る中で、主人公の女の子が一度しかない「今日」の尊さに気づくというところがよかった。甘酸っぱい恋のお話でもある。 「本」や「図書館」が好きな子、5人の中に好きな作家がいる子、「恋」のお話を読みたい子などに勧めたい。5話中3話が恋のお話といえるかな。
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やり直せるから明日がある、 作ってくれて人や食べ物に感謝を忘れない、 全てを投げ出してでも大事な人を守る、 頭を柔らかくして大事なものに気付くこと、 雨に濡れて日にさらされて土に還った冬の木の葉の匂い。私も嫌いじゃない。
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小学校高学年の子に読んで欲しい。 まはら三桃さん目当てで読んでみた。 どの話も読みやすく、さらっと読めた。 大人版、ぐるぐるの図書館あったらな。
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図書室を舞台に、茜色の不思議な張り紙から始まる5人のストーリー。作者たちのリレー形式小説ですので、単体でも面白く、続けて読むとより楽しめます。同じ作者たちで、本屋と移動図書館車を舞台とした『ぎりぎりの本屋さん』、『じりじりの移動図書館(ブックカー)』もあります。
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普段あまり図書室に行かない小学5年生たちが図書室に貼られている貼り紙を見て図書室に行くと、見知らぬ先生がいて… 5人の作家さんによる5つのお話。 「決して見てはいけない」と言われるとかえって見たくなって…というのは昔から変わらない。 工藤純子さんの『時のラビリンス』 「今日と...
普段あまり図書室に行かない小学5年生たちが図書室に貼られている貼り紙を見て図書室に行くと、見知らぬ先生がいて… 5人の作家さんによる5つのお話。 「決して見てはいけない」と言われるとかえって見たくなって…というのは昔から変わらない。 工藤純子さんの『時のラビリンス』 「今日という日は、二度ときません。だからみんな、いっしょうけんめいがんばれるんです。でも、何度でも繰り返せたらどうですか?次にがんばればいいと思うんじゃないでしょうか」 そして濱野京子さんの『秘境ループ』がよかった。
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本は人の選択に大きな影響を与えてくれるもの。本を知るきっかけになればという、作家さんたちの愛情が詰まった一冊です。
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五人の人気作家の共作。タイムリープしたり妖怪の世界に行ったりと、不思議な世界に連れて行かれる。 五編ともそれぞれの持ち味が出てて、しかも同じようにどきどきさせられる。 短い中でもそれぞれの子どもの世界が少しずつ変わって成長していく青春小説として読みました。
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図書館の先生に本を勧められると不思議な世界にトリップ。 それにしても5人の作家が一話ずつ書いていて、同じ人物が書いてるのかというぐらい、内容がまとまっていて読みやすいし、先生方はすごいなーと思いました。
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