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雪煙チェイス の商品レビュー

3.5

266件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    122

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2016/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『恋のゴンドラ』に続いて、スキー場。 しかも時期が被っているようでラジオ放送、聞き覚え(?)があることばが。 また里沢温泉スキー場が舞台。 野沢がモデルと思われます。以前は毎年行ってましたので あのゴンドラ、リフト、ゲレンデかな? と情景が思い浮かびます。 『恋のゴンドラ』は、人が死なないミステリでしたが こちらは残念ながら人が亡くなってしまいました。 でもこれだけ犯人ではない人にスポットがあたり、犯人のところの描写がほんのちょっと、 という小説も珍しいですね。 その前の、スキー場シリーズに出てた根津さんも登場します。 根津さんや、女将さん、素敵です。

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2016/12/11

なんか最近の東野圭吾は雪山シリーズばかりだな…東野圭吾は神の視点と第一人称視点を違和感なく混ぜこぜにして書けるところがすごい。容疑者と追跡者。それぞれを第一人称で書きながらも、地の文にはさらっと神の視点を混ぜる。ともすればそれがミスリードの楔になってたりするから驚き。フットワーク...

なんか最近の東野圭吾は雪山シリーズばかりだな…東野圭吾は神の視点と第一人称視点を違和感なく混ぜこぜにして書けるところがすごい。容疑者と追跡者。それぞれを第一人称で書きながらも、地の文にはさらっと神の視点を混ぜる。ともすればそれがミスリードの楔になってたりするから驚き。フットワークが軽くなるような軽快な作品だった。取り立ててハラハラドキドキはしなかったけど。雪山で出会った女性が自分のアリバイを証明するってなんだかロマンチックだ。というか、東野圭吾は基本的にロマンチストだ。

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2016/12/11

東野圭吾の書き下ろしミステリー。主人公がスノボーをしに行った時に、写真を撮ってあげた女性を探さなければならない!何故ならば、主人公が殺人事件の容疑者荷物がなってしまったのだ。友人の協力により女性を探すが、空振りばかり。最後の望みをかけたものの肩透かし…。しかし、最後のどんでん返し...

東野圭吾の書き下ろしミステリー。主人公がスノボーをしに行った時に、写真を撮ってあげた女性を探さなければならない!何故ならば、主人公が殺人事件の容疑者荷物がなってしまったのだ。友人の協力により女性を探すが、空振りばかり。最後の望みをかけたものの肩透かし…。しかし、最後のどんでん返しがいい。警察の中にも融通が効く人が居るのも、新鮮であった。あっという間に読んでしまった。

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2016/12/11

さすが東野圭吾作品。 あっという間に読了。 無実を証明してくれる唯一の証人を探す竜実たちと、何がなんでも容疑者を探し出したい刑事たち。 雪山での追いかけっこ、たしかにチェイスみたいだったな〜と。 ほんとのほんとにあと一歩のところで捕まるなんて…なんで警察は聞く耳を持ってくれな...

さすが東野圭吾作品。 あっという間に読了。 無実を証明してくれる唯一の証人を探す竜実たちと、何がなんでも容疑者を探し出したい刑事たち。 雪山での追いかけっこ、たしかにチェイスみたいだったな〜と。 ほんとのほんとにあと一歩のところで捕まるなんて…なんで警察は聞く耳を持ってくれないんだ…と非常にもどかしい思いも。 でも、女将のおかげで小杉が目を覚まし、真実を追ってくれ、そして千晶と根津のサプライズな展開も。 ものすごく後味が良かった。

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2017/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 『恋のゴンドラ』が刊行されたばかりだが、実業之日本社文庫書き下ろしゲレンデミステリーの第3弾が到着した。過去2作は、スキー場が危機に陥るパターンだったが、今回は危機に陥るのは若者1人。結果的に、スキー場や地元全体を巻き込むのだが…。  趣味のスノーボードで新潟に行っている間に、殺人の容疑をかけられていた、哀れな若者。アリバイを証言してもらうには、偶然出会った女性のボーダーを探すしかない。彼女のホームグラウンドは、広大な里沢温泉スキー場だという。どうやって探すのか?  容疑者である彼の行動の迂闊さに、頭を抱えたくなるが、後の祭り。捜査の手が伸びる寸前に、相棒とともに里沢温泉スキー場を目指す。相棒の彼だって、下手すりゃ犯人隠匿とかに問われるかもしれないのに、涙ぐましい友情だ。  一方、捜査本部が立ちそうな所轄署。2人の行き先を掴んだが、上司は本庁に上げない。本庁にライバル心を燃やし、たった2人の刑事に身柄を確保してこいと、無理難題を言う。スキー経験がほぼない2人は、ぼやきながらも里沢温泉スキー場へ。  容疑者の彼には申し訳ないが、読んでいて悲壮感はなく、むしろ笑いが込み上げる。彼らと刑事たちが必死になるほど、コメディタッチに感じられる。サスペンス性は薄いが、肩の力を抜いて読めるだろう。シチュエーションが強引なのは、ご愛嬌。  本来無関係なスキー場スタッフや、地元の人たちが、それぞれに世話を焼いてくれるのは、お約束の展開だろう。その裏にあるのは、地元愛。大事なイベントを控え、殺人の容疑者が紛れ込んでいるなんて、いい迷惑だというのに。  地元長野県警にも協力要請があり、いよいよ万事休すか? どう切り抜けたのかは、読んでみてください。真犯人浮上が唐突な感があるが、この2人が理解ある刑事でよかったねえ。捜査が明後日の方向を向き、ピエロ的役回りな捜査本部は、やや気の毒だが。しかし、最初から本庁に情報を上げていたら、彼はどうなっていただろうか。

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2016/12/08

恋のゴンドラに続く、ゲレンデシリーズ第4弾。 大学四年の脇坂竜美は、複数の状況証拠から数日前に解雇されたバイト先の雇い主、福丸の殺害事件の容疑者となってしまう。 自分が容疑者となった事を知った竜美は、友人の波川と共に、殺害の犯行時刻に行っていたスキー場で出逢った女性スノーボーダー...

恋のゴンドラに続く、ゲレンデシリーズ第4弾。 大学四年の脇坂竜美は、複数の状況証拠から数日前に解雇されたバイト先の雇い主、福丸の殺害事件の容疑者となってしまう。 自分が容疑者となった事を知った竜美は、友人の波川と共に、殺害の犯行時刻に行っていたスキー場で出逢った女性スノーボーダーに、アリバイを証言して貰う為、女性がホームゲレンデと言っていた里沢温泉スキー場へと向かう。 折しも里沢スキー場では、地元の旅館の娘、葉月と、パトロールの長岡のゲレンデウェディングを控え、準備の佳境に入っていた。 一方、竜美を追う刑事・小杉と白井は里沢の名物女将,川端由紀子の協力を得る事になる。 シリーズお馴染みの根津と千晶の恋や健太・祐紀らも絡み事件解決へと向かう。

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2016/12/08

これは面白いねー。特にウインタースポーツをこよなく愛する自分にとってはオモロスギル。 ハッラハラドッキドキで、早く早くって思いながら読んだ。そりゃ無理やろー東野さんってのも無く(嘘つくとこ以外)、読み終わった後の満足感が高かった。 主人公の話、警察官の話、スキー場側の話、全て...

これは面白いねー。特にウインタースポーツをこよなく愛する自分にとってはオモロスギル。 ハッラハラドッキドキで、早く早くって思いながら読んだ。そりゃ無理やろー東野さんってのも無く(嘘つくとこ以外)、読み終わった後の満足感が高かった。 主人公の話、警察官の話、スキー場側の話、全てを上手くまとまてくれて気持ちが良い。とても気持ちが良い。 ウインタースポーツものは全部読んでるけど、これが一番かな?次も期待します! 久しぶりにスキーがしたくなった。

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2016/12/08

女将さんと刑事のやり取りが印象的。自分も「五分の魂」を持っていたいものです。終盤の畳み掛けはやはり圧倒的で一気読みでした。

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2016/12/08

「雪煙チェイス」 探せ女神を。 「白銀ジャック」「疾風ロンド」に続く雪山シリーズの第3弾と呼んでよいのだろうか。ジャックとロンドで出てきた根津と千晶も一応出ますが、主演てな感じではないのでシリーズ感は薄め。今回は、殺人の容疑をかけられた大学生脇坂と相棒波川が彼らの代わりに主演...

「雪煙チェイス」 探せ女神を。 「白銀ジャック」「疾風ロンド」に続く雪山シリーズの第3弾と呼んでよいのだろうか。ジャックとロンドで出てきた根津と千晶も一応出ますが、主演てな感じではないのでシリーズ感は薄め。今回は、殺人の容疑をかけられた大学生脇坂と相棒波川が彼らの代わりに主演です。あらすじは、以下。 ある老人が自宅で殺された。そこは、脇坂のバイト先(犬の散歩)であり、犯行前に彼の姿が老人宅で見かけられていた。彼は老人宅の鍵のありかも知っており、凶器も持ち帰ってしまった。犯人臭がプンプンする。脇坂は、一気に殺人事件の容疑者に。 しかし、犯行時刻、彼にはあるスキー場にいたと言うアリバイがあった。これで大丈夫と思いきや、なんと証明方法がない!?というか証明してくれる唯一の人物が誰か分からないのだ。そんな彼を追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる。 というもの。予測不能やどんでん返しとありますが、どうですかね。それはないかと。犯人がいきなり登場してくるのは予測不能でしたが、これはミステリーとしてはイマイチ。前作よりも更にミステリー感は薄まった印象ですね。もともと犯人ではない人間が証人を探す為に逃げる訳ですからミステリー要素は不要かあまり重要ではないので、気にするポイントがずれてるかも知れないですが。 気になったのは、登場人物のキャラクター。所轄の小杉と本部の中条が、粗暴なんですよね。東野圭吾の刑事達って割ときちんとしてる、若しくは粗暴過ぎない設定が多い気がしてたんですが、何方もちょっとイラっとしました。小杉は、まあ最初だけですが、中条は役職も大したもんじゃないのにあの態度。今迄の東野圭吾の刑事達の中でも随一じゃないですかね。 ミステリー感が薄いとはいえ、追いかけっこな訳ですからスリルはどうかとなると、そこもイマイチ。小杉滑れないんで、全く追いつけない。完全に脇役でした。むしろ女将に感化される具合でちょっといい奴で終わりました。 というわけで、刑事も根津も千晶も存在感小。残った脇坂と波川が、女神を探して頑張るのみ。刑事も凄い迫ってくる訳でもないので、緊迫感は然程です。決してゴールデンスランバーと比べてはダメです。 どうもこのシリーズは、さらっと読めるんですが、しっくりこないんですよね。雪山に行きたくなるのは間違いなしくらいです、推せるのは。

Posted byブクログ

2016/12/07

東野圭吾のウィンタースポーツモノ! 警察の冤罪から逃れる為に自分のアリバイを証明してくれるパウダースノーの女神を捜す大学生『脇坂竜実』が、お馴染みの『里沢温泉スキー場』を舞台にスノーボードで駆け巡る! 根津さんも登場します! サクサクと読み進められる作品です。 年末年始に炬...

東野圭吾のウィンタースポーツモノ! 警察の冤罪から逃れる為に自分のアリバイを証明してくれるパウダースノーの女神を捜す大学生『脇坂竜実』が、お馴染みの『里沢温泉スキー場』を舞台にスノーボードで駆け巡る! 根津さんも登場します! サクサクと読み進められる作品です。 年末年始に炬燵で読むのにお薦めです! 同作者の『恋のゴンドラ』を読んでると少しニヤッと出来ます。 実は『疾風ロンド』をまだ読んで無いので年内に読もうと思います。

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