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限りなく完璧に近い人々 の商品レビュー

3.5

25件のお客様レビュー

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2024/01/15

出版社(KADOKAWA)のページ https://www.kadokawa.co.jp/product/321504000122/ 試し読み(もくじ、「はじめに」)

Posted byブクログ

2023/04/29

デンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの各章で各国の(ある程度はステレオタイプな)国民性や社会問題を紹介して、「世界一幸せ」と言われる北欧社会の実態に迫る。日本から見ると、くらいで正確な場所も知らない人が多いであろうスカンジナビア諸国だが、(日本と同じよ...

デンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンの各章で各国の(ある程度はステレオタイプな)国民性や社会問題を紹介して、「世界一幸せ」と言われる北欧社会の実態に迫る。日本から見ると、くらいで正確な場所も知らない人が多いであろうスカンジナビア諸国だが、(日本と同じような)排他的同質性社会であったり、アルコールの問題を抱えていたり、経済破綻を経験したり、油田を掘り当てたりと話題にはことかかない。 マイケル・ブースは「英国一家、日本を食べる」などフードライターとして活躍したが、最近はこういう各国の世相や社会問題を紹介する著作が多いようだ。もう日中韓についても書いているので、読んでみるか。

Posted byブクログ

2022/07/23

となりの芝生は青く美しい。ところがその芝生の上に立つと、まだらで決して綺麗ではない。 北欧の国々が持つ課題の一部を知った。 ウクライナ戦争で注目されている今なので、グッドタイミングな読書だった。

Posted byブクログ

2022/07/18

The author is an Englishman living in Denmark, which ranks first in the Life Happiness Index. He suspects that it is a mistake to say that t...

The author is an Englishman living in Denmark, which ranks first in the Life Happiness Index. He suspects that it is a mistake to say that the country that is dark, rainy, boring, and has the highest taxes in the world is number one. He said at the beginning that "this is another good thing to hide." This book describes the appearance of Scandinavia written by traveling to five Scandinavian countries. I have searched for the areas of "Denmark Riviera" and "Rotten Banana" that appear in this book.

Posted byブクログ

2022/03/13

幸福度上位に位置する北欧ですが、決して楽園ではありません。 そこで暮らす人々は、楽をして、好きなことをし放題で生きているわけではもちろんないです。 それでも、”幸福”と国民が回答するのはなぜでしょうか。 地政学的にロシアとヨーロッパの間で戦乱に巻き込まれ、沈まない太陽で寝付け...

幸福度上位に位置する北欧ですが、決して楽園ではありません。 そこで暮らす人々は、楽をして、好きなことをし放題で生きているわけではもちろんないです。 それでも、”幸福”と国民が回答するのはなぜでしょうか。 地政学的にロシアとヨーロッパの間で戦乱に巻き込まれ、沈まない太陽で寝付けない夜を過ごし、 極寒の厳しい環境で耐えながらも、そこに生きる人たちは自分たちを「幸福」と考えています。 社会主義的な色も濃く、高福祉とトレードオフの高い税金を納めながらも、 周りの人を「信頼」し、「競争」という呪縛に囚われず、「生きたいように生きる選択ができる」という環境。 それが北欧の国に住む人々を「幸福」と感じさせているのだと思いました。 それらの考え方がフィットする人々にとっては移住すれば幸せですが、 贅沢な暮らしや、派手な消費によって、自分が満たされる、と感じる人にとっては、合わないと思いました。 無条件に「幸福」というのはなく、月並みな言い方ですが、それぞれの「幸福」が実現できる 環境に身を置くことが大切感じましたし、幸せは国が用意するものではなく、個人が主体的に勝ち取るものだと思います。

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2020/07/05

「英国一家、日本を食べる」の著者の奥さんはデンマーク人だったんですね。妻の願いもあってデンマークに暮らす著者が、北欧5国(デンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン)の社会を実際に見て、人々にインタビューして、英国人らしいちょっと皮肉なユーモアを織り交ぜなが...

「英国一家、日本を食べる」の著者の奥さんはデンマーク人だったんですね。妻の願いもあってデンマークに暮らす著者が、北欧5国(デンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン)の社会を実際に見て、人々にインタビューして、英国人らしいちょっと皮肉なユーモアを織り交ぜながら描き出す。タイトルからすると意外だが、著者は北欧の社会を手放しで絶賛しているわけではない。「限りなく」という方に重点が置かれているのだ。北欧の暮らしは完璧に見えるが、実際にはその中身は多様だし、問題もないわけではない。税金が高いのはわかっているにしても、社会福祉は本当にそれに見合っているのか。デンマークの公共セクターは大きすぎ、それに依存しすぎているのではないか。デンマーク人のメンタリティは「ヤンテの掟」に現れているように、凡庸を尊ぶ島国社会なのではないか。アイスランドの社会はあまりに狭すぎ、腐敗を招いているのではないか。石油の富に潤うノルウェーの社会は継続的か。あまりに内気なフィンランド人はアルコールの問題を抱えているのではないか。そして北欧の兄貴分スウェーデンは全体主義的ではないのか。 確かに楽園のようなともいえる北欧の暮らしも、完ぺきではない。日本と共通する問題点も多い。北欧が身近に感じられる本だった。

Posted byブクログ

2020/02/10

北欧でのリアルな暮らしに興味があり、購入。 北欧5か国。 デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドでの暮らしのリアルについてひねくれもののイギリス人が紹介する。 このひねくれ者というのが大事で、北欧国家と言えば手放しに称賛される昨今だが、そういう過度な...

北欧でのリアルな暮らしに興味があり、購入。 北欧5か国。 デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドでの暮らしのリアルについてひねくれもののイギリス人が紹介する。 このひねくれ者というのが大事で、北欧国家と言えば手放しに称賛される昨今だが、そういう過度な称賛は現実を歪めるかも。。 というわけで、本書は時に多様なデータを論拠にし、時には歴史的な(英国人は歴史が大好きらしい)いいこと、悪いことをざっくばらんに語ってくれる。 決して夢の国ではないが理想的とされる国家の生活を知りたいなら読んでみていいと思う。

Posted byブクログ

2020/01/29

最近北欧が気になったので飛ばし読み。特にフィンランド。やっぱりうつ病多く酒飲み。その中でもラテン系はいると。なーるほど。いつか行くかもな…寒くない時期に。

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2019/06/08

内容はともかく、論文のような、自己分析力による文章力と観察力に圧倒される。 全て読むのは辛かったので、飛ばし飛ばし読む。 となりの芝生は青い、の通り、住むことと旅することは違う。皆が憧れる北欧といえど、住んで見れば嫌なことがたくさん見えてくるのだな。

Posted byブクログ

2019/06/02

このタイトルは「に近い」の部分が重要 全体を通して筆者(デンマーク在住イギリス人)が言いたいことは 世界一幸せだと言われがちな北欧だけど、夢の国とは言えず社会的な問題もたくさんある!ってこと! 幸せの理由としては、 ・幸せの期待値がそもそも大きくないこと(上昇志向でない、現状が...

このタイトルは「に近い」の部分が重要 全体を通して筆者(デンマーク在住イギリス人)が言いたいことは 世界一幸せだと言われがちな北欧だけど、夢の国とは言えず社会的な問題もたくさんある!ってこと! 幸せの理由としては、 ・幸せの期待値がそもそも大きくないこと(上昇志向でない、現状が幸せという意識) ・他人を不愉快にさせないための不文律を社会の皆が守っている。議論なく内輪で楽しく過ごし、外部との接触は可能な限り避ける、という日常を幸せと思っていること ・生きるために必要な補償など豊富に揃っていること。 ・子の働き方が親の影響を受けない比率が高い。(可能か不可能かの意味も含む「職業選択の自由度」が高い)

Posted byブクログ