トヨトミの野望 の商品レビュー
自動車業界に関わる自分にとってとても面白かった。 リアル感が堪らない。果敢に挑戦し、社会に貢献するという姿勢や気概が自ずと人を惹きつけるのだと感じさせてくれた。
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どこまでがフィクションで、とこからが事実なのか区別がつかないくらいであり、ほぼ当時の状況を克明に記しているのでしょう。 トントンと展開していき、小説としても、まあ読みやすく、引き込まれてしまいますね。大体の筋は想像つきますが、あの巨大企業の内幕暴露という観点でも、必読ですね。
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▪武田剛平→奥田碩氏(現トヨタ相談役、元経団連会長) ▪御子柴宏→張富士夫氏(現トヨタ名誉会長) ▪豊臣統一→豊田章男氏(現トヨタ社長) ▪豊臣新太郎→豊田章一郎氏(現トヨタ名誉会長、元経団連会長) ▪豊臣芳夫→豊田達郎氏(現トヨタ相談役)。章一郎氏の弟。 ▪豊臣勝一郎→豊田喜一郎氏。章一郎氏の父、章男氏の祖父。 ▪豊臣史郎→豊田英二氏(元トヨタ最高顧問) ▪豊臣太助→豊田佐吉氏 章一郎氏の祖父、章男氏の曾祖父 ▪九鬼辰三→古川晶章氏(元豊田通商会長)? ▪九鬼辰彦→西川幸男氏(元トヨタ常務役員、現トヨタ部品愛知共販社長、実父が元豊田通商副社長)? ▪吉田拓也→元トヨタ副社長・元デンソー会長の齋藤明彦氏と、現トヨタ会長の内山田竹志の合成人物? ▪斎藤貢→元トヨタ専務の野口紘一郎氏と元トヨタ常務の宮原彰氏の合成人物? ▪ドーン・シモンズ→「グリーンメーラー」と呼ばれたブーン・ピケンズ氏(かつてトヨタを抜いて小糸製作所の筆頭株主になる。系列取引など日本の商慣行を批判しながらトヨタに高値で株を引き取らせようとするが失敗) ▪八田高雄→服部悦雄氏(元トヨタ自動車中国総代表) ▪ホセ・エミリオ→マルコス政権時代の政商、デルタモーター社長のリカルド・C・シルベリオ氏(奥田氏のフィリピン勤務時代のミッションのひとつは、このシルベリオからの債権取り立てにあった) ▪フェルナンド・マルノス→フィリピンのマルコス元大統領 ▪エメラルダ・マルノス→マルコス元大統領の夫人、イメルダ。 ▪岡村泰弘→不明 ▪速水徹→元トヨタのテストドライバーの成瀬弘氏。章男氏が弟子入り。 ▪山崎幸二→自民党の山本幸三氏。現地方創生担当大臣。 ▪メアリー・ブランド・フレッチャー→鉄の女、英国元首相のサッチャー氏 ▪トニー・ブレッド→トニー・ブレア元英国首相 ▪堤雅也→ 元北米トヨタ社長の大高英昭氏と元トヨタ取締役の岩月伸郎氏の合成人物? ▪中西徳蔵→トヨタ元副社長の浦西徳一氏。 ▪ジョージ・ボッシュ→ブッシュ元米大統領 ▪佐橋龍之介→小泉純一郎元首相。 ▪タカコ・レイモンド→小林明香氏。北米トヨタ社長だった大高氏の秘書。 ▪丹波進→トヨタ元社長の渡辺捷昭氏(現相談役) ▪明智隆二→トヨタ元副社長の木下光男氏
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全編、ファシリテーションの極意。育休で話題の「無能」ジュニアとはまた異なるJr.を支えずしては国家が傾く。これをいかんとぞせん。 リアル?フィクション?どちらの観点でも心に刺さる一冊。 「#トヨトミの野望」講談社、梶山三郎著 Day60 https://amzn.to/38...
全編、ファシリテーションの極意。育休で話題の「無能」ジュニアとはまた異なるJr.を支えずしては国家が傾く。これをいかんとぞせん。 リアル?フィクション?どちらの観点でも心に刺さる一冊。 「#トヨトミの野望」講談社、梶山三郎著 Day60 https://amzn.to/38ngWIy
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トヨトミ自動車っていう架空の自動車会社を、概ね現実に即して描いた小説。 トヨタの奥田社長っぽい人が主人公的な感じで、1990年代から2000年代にかけて、奥田社長がどのようにトヨタを危機から脱却させ、急成長させたかがスリリングに描かれて大変面白い。 後半は豊田章男っぽい人にフォ...
トヨトミ自動車っていう架空の自動車会社を、概ね現実に即して描いた小説。 トヨタの奥田社長っぽい人が主人公的な感じで、1990年代から2000年代にかけて、奥田社長がどのようにトヨタを危機から脱却させ、急成長させたかがスリリングに描かれて大変面白い。 後半は豊田章男っぽい人にフォーカスされる。凡百のサラリーマンの豊田章男が、なぜトヨタの社長なのか、という多くの人の疑問を、アメリカであったリコール事件っぽい事件を通じて、豊田家とはトヨタにとって一体なんなのかといった側面で描かれて、それも興味深い。 日本的企業の現実を知る、自動車業界とはどういった業界かというようなことを知るという点でも大変おもしろい。
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トヨトミは札束を作っている会社ではない。自動車を作る会社だ。素晴らしい車を作って人々を感動させる誇り高い自動車メーカーです。 某大手自動車メーカーをモデルにした小説。生え抜きの苦労人の社員が社長に昇格して、改革を断行し、業績を回復させる、次のステップに向かうには、創業者の血統を無くさないといけないところからの、創業家との対立から、社長をおろされる内容。。。 自分も大手のメーカーに勤務していた。仕事ができるようになると、いろんな人から足を引っ張られた。応援してくれる人もたくさんいた。でも自分は負けてしまった。 主人公の社長は、どんな苦境も乗り越えて社長になった。ここがわたしと違うところ。 人に感動させられる仕事をしたい。人を感動させるにはどうすれば良いか、今一度、考えてみたい。
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某巨大日本自動車メーカーの内幕。 フィクションだが、かなり事実に近いらしい。 創業一族信仰、派閥争い、世界的なロビー活動… 難しい経済書かと思いきや、ドラマチックでかなり読みやすい。 技術は勿論だけど、最終的には体力と人間性…かな。 排ガスゼロへの挑戦は続く。今後のトヨ◯社に期...
某巨大日本自動車メーカーの内幕。 フィクションだが、かなり事実に近いらしい。 創業一族信仰、派閥争い、世界的なロビー活動… 難しい経済書かと思いきや、ドラマチックでかなり読みやすい。 技術は勿論だけど、最終的には体力と人間性…かな。 排ガスゼロへの挑戦は続く。今後のトヨ◯社に期待。 しかし、社長には絶対なりたくないな…(なれないけど)
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ビジネスは戦争 リーダーシップの違いの対比が面白かった (武田の賢く豪快で人・金をうまく使うやり方,豊臣の泥臭く真面目なやり方) = 真面目なやり方も大事な場合がある
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読了しました。 フィクションながらも殆ど”トヨタ自動車”の奥田氏、豊田氏の人柄、判断力が容易に想像出来ました。一見華やかに見える大企業の問題を次々に解決する主人公武田氏の豪快且つ緻密な戦略には感銘を覚えますね。 #トヨトミの野望 #武田剛平 #難読な言葉も多く勉強になる #こんな...
読了しました。 フィクションながらも殆ど”トヨタ自動車”の奥田氏、豊田氏の人柄、判断力が容易に想像出来ました。一見華やかに見える大企業の問題を次々に解決する主人公武田氏の豪快且つ緻密な戦略には感銘を覚えますね。 #トヨトミの野望 #武田剛平 #難読な言葉も多く勉強になる #こんな人なかなかいない
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オーディオブックで読了。 なんというか、トヨトミ自動車はあの27兆円企業なわけですが、 恐らくは色々ぼかしつつもほぼノンフィクションな感じなのかなと。 小説としても大変面白いですし、海賊とよばれた男みたいな感じで 限りなくノンフィクションなフィクションなので、そういうことが あ...
オーディオブックで読了。 なんというか、トヨトミ自動車はあの27兆円企業なわけですが、 恐らくは色々ぼかしつつもほぼノンフィクションな感じなのかなと。 小説としても大変面白いですし、海賊とよばれた男みたいな感じで 限りなくノンフィクションなフィクションなので、そういうことが あの会社であったのかー、と思って読むと中々味わい深い。
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