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へうげもの(文庫版)(十二服) の商品レビュー

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2020/10/08

完結まで文庫化されていないことを知り愕然とした。なんて中途半端なことをしてくれたんだ講談社。許せないぜ。 というわけで次巻からは電子にて読むことにする。とても腹立たしいぜ。 関ヶ原後、「数寄」文化を徳川政権から守るため古田織部は暗躍するが、どうにも彼が守りたい「数寄」は抽象的な気...

完結まで文庫化されていないことを知り愕然とした。なんて中途半端なことをしてくれたんだ講談社。許せないぜ。 というわけで次巻からは電子にて読むことにする。とても腹立たしいぜ。 関ヶ原後、「数寄」文化を徳川政権から守るため古田織部は暗躍するが、どうにも彼が守りたい「数寄」は抽象的な気がする。利休は「わび」という新たな価値を敷衍させたいという野望があった。織部は「へうげ」つまり「笑い」を基礎とした数寄を目指しているのはわかるが、しかし「笑い」はどこまで芸術と関われるものなのか。 その難しさは、いつも古田織部は一人で笑っていることに表れている。コミュニケーションから切り離された「笑い」はとても抽象的で、そんなものは存在するのかも疑わしい。 端的に、「笑い=へうげ」は「わび」のような様式美ではなく、消費の一形態に過ぎないのではないか、という疑いがある。

Posted byブクログ