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星々たち の商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

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2019/06/30

「星々たち」というタイトルがぴったり。登場人物それぞれが、きらきら美しく輝く、というのではなく、自分の命を少しずつ燃やして、ちかちかと光っているようなイメージ。桜木紫乃さんの静かな文章が大好きです。言葉にしづらい感情や、もやもやして言い表せない気持ちをさらっと表現していて、それが...

「星々たち」というタイトルがぴったり。登場人物それぞれが、きらきら美しく輝く、というのではなく、自分の命を少しずつ燃やして、ちかちかと光っているようなイメージ。桜木紫乃さんの静かな文章が大好きです。言葉にしづらい感情や、もやもやして言い表せない気持ちをさらっと表現していて、それが心に沁みたり刺さったり。作家さんて本当にすごいなあと思います。

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2018/11/11

咲子、千春、やや子という母娘三代に渡る大河物語です。 登場人物の設定、ストリートの展開が素晴らしいの一言です。

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2018/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 奔放な母親とも、実の娘とも生き別れ、昭和から平成へと移りゆく時代に北の大地を彷徨った、塚本千春という女。その数奇な生と性、彼女とかかわった人々の哀歓を、研ぎ澄まされた筆致で浮き彫りにする九つの物語。 とっても良い話ばかりだった。皆皆身勝手なんだけど人間らしい。短編集で主人公は都度変わるのだが結局全てがつながっており1つの物語を読み終えた感がある。

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2017/12/11

星3.5くらい! 読み終わった後なんとも言えないどんよりな気持ちになってしまった。。なんと不運な星の下に生まれてしまったんだ…特に千春さんよぅ。。不憫で不憫でもう。 各章の巧みな繋がり具合はさすが桜木さんだなと思いました。

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2020/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北の女。三世代の人生を綴った短編連作もの。 ひとりワルツ  スナック『るる』の咲子とヤクザのヤマさん。 渚のひと  咲子の高校生の娘千春、育子の息子圭一の子を身ごもる。 隠れ家  ストリップ『ろまん座』麗香と千春。 月見坂  木村晴彦と塚本千春、結婚。 トリコロール  田上和雄と千春、義母桐子。やや子出産、子を置いて消える。 逃げてきました  巴五郎と千春。『女体』塚本千春。 冬向日葵  能登忠治と塚本咲子。そして千春。 案山子  河野保徳と千春。千春の半生『星々たち』 やや子  千春の娘やや子と金平昭慶。最後に案山子の伏線拾う。

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2017/11/21

母、娘、孫の女三代を軸にした短編集。親子の絆なしに、北国で過剰な期待をせずに淡々と生きる。いびつだけれど輝く星。こういったのは桜木さんならではだなあ。

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2017/08/19

桜木紫乃作品の中では あまり好きな作品ではないかな。こういう母娘とか姉妹とかの話は好きだし 他にあるこういうジャンルの話はいいと思ったんだけど これはあまり。 咲子はわかる。やや子もまだわかる。でも千春がねぇ。なんていうか 感情がないっていうか 何考えてるのかわかんないのが 怖す...

桜木紫乃作品の中では あまり好きな作品ではないかな。こういう母娘とか姉妹とかの話は好きだし 他にあるこういうジャンルの話はいいと思ったんだけど これはあまり。 咲子はわかる。やや子もまだわかる。でも千春がねぇ。なんていうか 感情がないっていうか 何考えてるのかわかんないのが 怖すぎて 全く感情移入はもちろんキライとも思えず ひたすら怖かった。これってある意味ホラーの怖さ。 新境地?

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2017/08/08

咲子、千春、やや子三世代のそれぞれのお話。それぞれ独立はしているんだけれど底辺で繋がっている。決して幸福な親子関係ではないけれど、親を恨むでもなく三人三様、それを受け入れ生きているのが似ている点なのか。咲子も千春も何を夢に生きていたんだろう。その時々で精一杯だったのかな。咲かない...

咲子、千春、やや子三世代のそれぞれのお話。それぞれ独立はしているんだけれど底辺で繋がっている。決して幸福な親子関係ではないけれど、親を恨むでもなく三人三様、それを受け入れ生きているのが似ている点なのか。咲子も千春も何を夢に生きていたんだろう。その時々で精一杯だったのかな。咲かない咲子はそれでも最期、信頼できる相手に看取られた分少し幸せだったかな。北海道の漁村という荒寥とした寂しい土地だからこそ、この女性たちの行き方に共感できる点も生まれてくる。土地の勝利な気がする。東京が舞台だったら埋もれてしまうだろう。

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2017/05/10

塚本千春という、男女の愛も家族の絆も求めず求められない女性が歩んだ数奇な人生を、彼女と関わる人々の視点から描く連作小説。 人物設定が秀逸すぎる。何を考えているのか分からない千春の存在を、人生を投げたような人々が語ることで不思議な輝きを与えている。一方で、冴えない生活を送る人々も千...

塚本千春という、男女の愛も家族の絆も求めず求められない女性が歩んだ数奇な人生を、彼女と関わる人々の視点から描く連作小説。 人物設定が秀逸すぎる。何を考えているのか分からない千春の存在を、人生を投げたような人々が語ることで不思議な輝きを与えている。一方で、冴えない生活を送る人々も千春が側にいる時は輝きを見せる。一瞬の相乗作用の後の虚無感が何とも言えない。

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2017/04/23

記録 3世代に渡る女の話。 『新しい恋はいつだって初恋だ。』 あたしもそう思う。 だから人を好きになる。 母の最期は幸せだけど痛い。 娘は事故に遭ってガラスと放浪する。 孫は彼の温かさをもっと感じて欲しい。 螺旋とかなんとか そんな事はよく分からないけど 母や娘である前に...

記録 3世代に渡る女の話。 『新しい恋はいつだって初恋だ。』 あたしもそう思う。 だから人を好きになる。 母の最期は幸せだけど痛い。 娘は事故に遭ってガラスと放浪する。 孫は彼の温かさをもっと感じて欲しい。 螺旋とかなんとか そんな事はよく分からないけど 母や娘である前に1人の女だから 色んな人生があって仕方ないのかな。

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