手のひらの京 の商品レビュー
三姉妹がそれぞれ個性的でおもしろかった。 本人に聴こえるように悪口を言っていじめる人はどこにでもいるけどそれに対して羽依ちゃんが反撃するところがスカッとして良かった。
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京都で生まれ数十年間京都で暮らし続けた三姉妹。 結婚していない自分に焦りを感じる長女、もう一人は恋に生きるOLの次女、東京に就職したがる末女。 美しい京都を舞台に、その街に住む京都人の中に潜む毎日。 綿矢りさ自身京都出身だから、読んでる時に出来るだけイメージを明確にしかったか...
京都で生まれ数十年間京都で暮らし続けた三姉妹。 結婚していない自分に焦りを感じる長女、もう一人は恋に生きるOLの次女、東京に就職したがる末女。 美しい京都を舞台に、その街に住む京都人の中に潜む毎日。 綿矢りさ自身京都出身だから、読んでる時に出来るだけイメージを明確にしかったから、登場する祭りや土地名を調べながら読んだから時間がかかってしまった。
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現実感がある。人の心が、くっきりと描かれている。大きな事件も、激しいやりとりも、さほどはかい。けれども、それゆえにこの旧い都を、他とは違った場として暮らす人達の姿が、けざやかである。
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京都が特殊な地だと自覚して暮らす。長女の結婚願望と交際相手、次女の社内恋愛とマウンティング、そしてその家族と京都を見つめて一人外へ目を向ける三女。 それまでは微笑ましく京都の言葉や情景に生き生きとしていた日常描写が、最後、三女が受け取る家族の知らせは不穏。 書籍紹介では"...
京都が特殊な地だと自覚して暮らす。長女の結婚願望と交際相手、次女の社内恋愛とマウンティング、そしてその家族と京都を見つめて一人外へ目を向ける三女。 それまでは微笑ましく京都の言葉や情景に生き生きとしていた日常描写が、最後、三女が受け取る家族の知らせは不穏。 書籍紹介では"綿矢版『細雪』"とのこと。
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三姉妹、三者三様。 共通点は一生懸命生きているということ。 京女なんて一括りにしたらいけないね。 一人一人、個性的。 私は長女の生き方が一番羨ましいけど、 振り返れば三女が一番近いかも。 次女ほど強くはあれないな、今後も絶対。
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生まれてからずっと京都で暮らし続ける三姉妹のお話。「やっぱり猫が好き」や「海街diary」もそうだけれど、やっぱり姉妹ものはいいな。 長女の綾香お姉ちゃんとは、職業や性格が自分にリンクしていたので、自然と投影して読んでいた。三十路を超えて彼氏もおらず独身であることに焦りを感じ始...
生まれてからずっと京都で暮らし続ける三姉妹のお話。「やっぱり猫が好き」や「海街diary」もそうだけれど、やっぱり姉妹ものはいいな。 長女の綾香お姉ちゃんとは、職業や性格が自分にリンクしていたので、自然と投影して読んでいた。三十路を超えて彼氏もおらず独身であることに焦りを感じ始めている彼女。自分ものんびりしてたらあっという間に30になっちゃうし頑張らなきゃ、、!と読んでて焦りが出た。まったく他人事とは思えなかった。 姉妹たちの京都での暮らしぶりが実にリアルだったので、作者は京都に住んでたことがあるのか?と思ったら、出身が京都府なんですね。 京都の人って単にプライドが高いイメージだったけど、この本を読んで、京都人には京都人なりの地元への感じ方があるのかも、と思った。京都から出たくても出られなかった凛のように。
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京都人の祇園祭りに対する思いや京都「いけず」vs.大阪「いきり」の感覚の違いなど京都あるあるも散りばめられた古都を舞台とした三姉妹の物語。
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おっとりした長女・綾香、恋愛に生きる次女・羽依、自ら人生を切り拓く三女・凛。京都を舞台に、人生に恋に悩みながらもまっすぐ生きる三姉妹が描かれています。京都で生まれ育った作者なので、京都の春夏秋冬、京都弁など、馴染み深く読みやすいです。
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京都を舞台にそれぞれの姉妹が悩みを抱えながら生きる様。 京都の日常とうまくあっていて心地よかった。
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綿矢りささんやっぱすき。 三姉妹いいなあ。 羽衣ちゃん、私はめちゃくちゃ すきだけどなあ。 ハラハラもしたけど、 楽しかったしずっと応援しながら読んでた。
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