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お金の流れで見る戦国時代 の商品レビュー

4.3

10件のお客様レビュー

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2024/07/13

日本の戦国時代は世界の大航海時代とほぼ重なる。 南蛮貿易はキリスト教の布教とセット。 九州の戦国大名たちが次々にキリスト教を許可したのは、日本には鉄砲に必要な鉛も火薬もなく外国から買うしかなかったから。 信長がやった土地改革は土地こそすべての武士にとっては受け入れ難いほど革新的...

日本の戦国時代は世界の大航海時代とほぼ重なる。 南蛮貿易はキリスト教の布教とセット。 九州の戦国大名たちが次々にキリスト教を許可したのは、日本には鉄砲に必要な鉛も火薬もなく外国から買うしかなかったから。 信長がやった土地改革は土地こそすべての武士にとっては受け入れ難いほど革新的なものだった。 つまり、土地はあくまで天下のもので武将たちは土地を与えられるのではなく、単に管理者だった。本能寺の変の理由もここにあるのかもしれないとは面白い仮説。

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2021/09/26

オンライン読書会に参加してパパ友のプレゼンがイマイチだったが気持ちがこもっており、「お金」と「戦国時代」の組み合わせが面白かったのでにて手にした本です 信長、家康、秀吉、信玄、光秀などが行ってきた「領土の治世」と「他国との戦い」について金銭面から、人物像、歴史的定説とは異なる著...

オンライン読書会に参加してパパ友のプレゼンがイマイチだったが気持ちがこもっており、「お金」と「戦国時代」の組み合わせが面白かったのでにて手にした本です 信長、家康、秀吉、信玄、光秀などが行ってきた「領土の治世」と「他国との戦い」について金銭面から、人物像、歴史的定説とは異なる著者独自の見解が語られていました。金銭面なので、因果が明確でロジックがきれいなものなのでとても説得力があります。 いつの時代でも、何かを為そうととすると、大なり小なり必要となるお金。 戦国時代でも同様で、租税、貿易、場所代、関所税などでの収入、 そして、部下への給料、普請(工事)、寺社への寄進、武器・弾薬、食費などの支出。 その隅々について効率的に制覇したものが、勝つべくして勝っています。 著者は、その制覇の仕方、勝ち方にもそれぞれの武将が知略をめぐらしながら、目指すべく姿と現状に合わせて進めている有様を描き出しています。 一般的に言われている、武将の面影、性格が著者の金銭面からの切り口によると全く異なる人物像が映し出されています。 戦国時代とはいいながらも、領土の経営、戦のための戦略、人心の掌握術など、現代にも全く同じようなことが描かれています。 戦国時代なので、その選択ミスが命取りになってしまうところが大きく違いますが、 その考え方、そのものは何ら変わらないことがよくわかり今でも十分に得るものがありました。 「失敗の本質」(中央公論新社)は、第二次世界大戦の組織論、金銭面、戦略論が 描かれていましたが、本書はその戦国時代版といったところでしょうか。 しかし、決して固い本ではなく、著者が元「国税調査官(マルサ)」なので、 歴史好きも相まって面白くそして、鋭い視点で描き出されています。 本書は、何かを為すには、大小関わらず気持ちも大事ですが、戦略的な金銭感覚と お金の使い方が大事であることを思い知らされます。 お金の「もらう」のも、お金を「払う」のも、そこに気持ちを乗せることがいかに大事かと思わせてくれるる本でした。 戦国武将の新しい切り口を得たい人、戦略論好きな経営者、信長好き人にお勧めの本です。

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2021/05/09

歴史を経済的側面からみる。 沢山ありそうだが、現代価値を随所に散りばめた解説は稀ではないか。 戦国時代の功績が今に繋がっていること、 そしてその改革の凄まじさが、それ以後の日本にないことの切なさを感じてあまりある。 どうして、日本発のイノベーション企業が今に少ないのか、もっと戦国...

歴史を経済的側面からみる。 沢山ありそうだが、現代価値を随所に散りばめた解説は稀ではないか。 戦国時代の功績が今に繋がっていること、 そしてその改革の凄まじさが、それ以後の日本にないことの切なさを感じてあまりある。 どうして、日本発のイノベーション企業が今に少ないのか、もっと戦国時代を研究してみるべきかもしれない。

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2019/06/13

経済的な観点から戦国時代を眺める、しかも分かりやすく軽やかな文体で。 室町幕府衰退は直轄領の切り売り、知多半島が経済的な価値を有しており、今川義元はそこを抑えに行った、信長の関所撤廃と楽市楽座やインフラ整備、破綻寸前の武田家、堺や南蛮貿易、高利貸しの比叡山、レジャー施設としての安...

経済的な観点から戦国時代を眺める、しかも分かりやすく軽やかな文体で。 室町幕府衰退は直轄領の切り売り、知多半島が経済的な価値を有しており、今川義元はそこを抑えに行った、信長の関所撤廃と楽市楽座やインフラ整備、破綻寸前の武田家、堺や南蛮貿易、高利貸しの比叡山、レジャー施設としての安土城、本能寺の変の理由は土地と武家を切り離す改革が原因?、秀吉の朝鮮出兵や家康の経済効率のいい天下取りなど。常備兵が強い説はどうかと思うけど、それ以外はかなり面白く読める。

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2018/03/27

切り口が面白くわかりやすかった。ただし、私も作者も歴史学者でないのできちんと史料批判ができてるかは自信がない。

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2017/12/25

経済の観点から見ると、歴史もぐっと読みやすくなる。昔も今も経済力がものをいう。 歴史上起こった事柄をツラツラと書くのではなく、「こういった経済状況だったからこうしたのだ」と理論立てて説明してくれるので、歴史アレルギーの私には非常に分かりやすく読むことができた。 徳川家康がケチで豊...

経済の観点から見ると、歴史もぐっと読みやすくなる。昔も今も経済力がものをいう。 歴史上起こった事柄をツラツラと書くのではなく、「こういった経済状況だったからこうしたのだ」と理論立てて説明してくれるので、歴史アレルギーの私には非常に分かりやすく読むことができた。 徳川家康がケチで豊臣秀吉は織田信長の真似っこ。 イメージだけしか掴めていないが、歴史に興味を持つにはこういった視点から始めることも一つの手である。

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2017/02/19

元国税調査官が戦国時代のお金の流れを研究。 室町幕府は直轄領が少なく経済的にも常に困窮していたと言う話は応仁の乱関連の書籍でも触れまた、明との勘合貿易で儲けることが出来ず、有力守護大名に、安く売ったりみたいな話があったり。 織田信長の桶狭間の戦いを石高で見た時にそこまでの圧倒...

元国税調査官が戦国時代のお金の流れを研究。 室町幕府は直轄領が少なく経済的にも常に困窮していたと言う話は応仁の乱関連の書籍でも触れまた、明との勘合貿易で儲けることが出来ず、有力守護大名に、安く売ったりみたいな話があったり。 織田信長の桶狭間の戦いを石高で見た時にそこまでの圧倒的な兵力差でもないこと。むしろ、経済的には信長の方が潤っていたという話は興味深かった。 武田信玄の国政の苦労話。上杉謙信や毛利元就が信長に匹敵するほどの経済基盤がありながら、後塵を拝した理由なども面白い。 戦国の世も現代も、この世の沙汰は金次第と言ったところでしょうか。

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2016/11/20

今まであまり持っていなかった歴史の視点。 経済で見る戦国史はこんなにおもしろいとは思わなかったです。  経済的な考えからすると織田信長の先見性や独創性の凄さが あらためて分かり、ただ周りがその発想になかなかついていけない。 本能寺の変もそのことが原因で起こったと考...

今まであまり持っていなかった歴史の視点。 経済で見る戦国史はこんなにおもしろいとは思わなかったです。  経済的な考えからすると織田信長の先見性や独創性の凄さが あらためて分かり、ただ周りがその発想になかなかついていけない。 本能寺の変もそのことが原因で起こったと考えれば すごく腹に落ちます。 織田と武田の力の差も単純に合戦だけを眺めていても気が付かないことばかり。 織田は勝つべくして勝ち、武田には1滴も勝つ見込みがなかったことが はっきりと分かりました。 元国税調査官の視点で見るとまた違う戦国史があり それは今にも引き続いていることだということがよく分かりました。

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2016/11/06

経済の視点で見た戦国時代と織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、徳川家康など有力戦国武将の話が面白い! 2016年読んだ本の中で最高の一冊。 もちろん著者による諸説のひとつに過ぎないのも考慮しなければいけないが、織田信長と武田信玄の経済格差による領民の心境などはリアルで両者の人物像の...

経済の視点で見た戦国時代と織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、徳川家康など有力戦国武将の話が面白い! 2016年読んだ本の中で最高の一冊。 もちろん著者による諸説のひとつに過ぎないのも考慮しなければいけないが、織田信長と武田信玄の経済格差による領民の心境などはリアルで両者の人物像のイメージが覆るほど。 戦国時代を歴史では「お金」をテーマに語られることは皆無ですが、そもそも戦争は経済的な事情で起こることも多いので「お金」抜きにした歴史の本質はないんだと実感します。

Posted byブクログ

2016/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016/09/27満足する立ち読み。 本は一気に読む方がいい。 戦国武将が好きな人なら読んでみると納得する本。あの状況はそうだったのかとスッキリする。 織田信長は経済的に裕福。 武田信玄はかなり不利。 経済の要所を押さえて勝つ。知多半島の瀬戸物工房、各地の津、貿易。 本能寺は武士の土地を守る価値観に反したから起こった。 とくに武田信玄はディスられているので見方が変わる。 流通が大事である事を実感した。 金を確保しないといけない、直轄領が大事。 結局金なんだ。

Posted byブクログ