オライオン飛行 の商品レビュー
アンドレジャピーは実在していて、墜落事故も起こしている。別名空の英雄 この話で、1945年に九州帝国大学での生体実験の事実を知った。恐ろしい戦争犯罪だ。神風とか2.26事件とかいろいろな時代背景を繋ぎ合わせた物語なのかわからないけど、もう少し繋ぎ合わせを工夫すればおもしろい話だっ...
アンドレジャピーは実在していて、墜落事故も起こしている。別名空の英雄 この話で、1945年に九州帝国大学での生体実験の事実を知った。恐ろしい戦争犯罪だ。神風とか2.26事件とかいろいろな時代背景を繋ぎ合わせた物語なのかわからないけど、もう少し繋ぎ合わせを工夫すればおもしろい話だったと思う。生意気な意見だけど...
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タイトルと表紙に惹かれて読んだけれど、期待しすぎたかも。 1936年、フランス航空省によるパリ-東京間100時間の懸賞飛行に単独挑戦した飛行士アンドレ・ジャピー。もうすぐ最終目的地羽田に着くという直前、佐賀県の脊振山に墜落し重傷を負った。 地元の診療所で応急処置を受けた...
タイトルと表紙に惹かれて読んだけれど、期待しすぎたかも。 1936年、フランス航空省によるパリ-東京間100時間の懸賞飛行に単独挑戦した飛行士アンドレ・ジャピー。もうすぐ最終目的地羽田に着くという直前、佐賀県の脊振山に墜落し重傷を負った。 地元の診療所で応急処置を受けた後、九州帝国大学で入院治療を受け、1937年3月退院。 この史実から作られたのがこの物語。 だから、ラストがあのようになるのはしかたのないことだけども、もやもやが残る結末。 ジャピーと、彼を看護した久美子の間に愛が芽生える。だけど、ジャピーの帰国で別れが訪れる。 そんな二人のことを久美子のめいの娘、あやめが知り、二人のことを辿る物語。 物語のキーになっているのが、懐中時計であり、関わった人達が残した手紙。 思い出、記憶は大切。同じように思い出の品や手紙も故人のことを想う時には大事な役目を負っている。 断捨離もいいけど、遺しておくべきものは遺しておこうと、ストーリーには直接には関係ないけれど、そんなことを想いました。
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永遠の0の雰囲気を感じた。 普通の、というか登場人物たちの心情を照らしていく的な話かと思いきや、いきなりすごい昔の話、それも秘められた恋の話が始まり、それを孫の代くらいの人が探っていく。 その話自体も素敵だし、それを取り巻く歴史の背景にまで踏み込んでいる、作者の技量や思考の深さ...
永遠の0の雰囲気を感じた。 普通の、というか登場人物たちの心情を照らしていく的な話かと思いきや、いきなりすごい昔の話、それも秘められた恋の話が始まり、それを孫の代くらいの人が探っていく。 その話自体も素敵だし、それを取り巻く歴史の背景にまで踏み込んでいる、作者の技量や思考の深さに驚き。 うーん。でもどことなく物語全体に流れる孤独感、寂寥感が少しだけ馴染めなかった、個人的に。 でも一つの出来事に対する多角的な視点はすごく勉強になったし、最後のオチも素敵だったからとても良かったかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たまたま見つけた懐中時計をもとに、その持ち主である祖父の姉、久美子とアンドレ・ジャピー二人の恋愛を、あやめと時計屋の初老の主人一良が辿る物語。 久美子とジャピー二人の恋愛を辿ることで明らかになっていく様はドキドキしながら読み進めていくことができた。 ただ、あやめと一良自身についてあまり掘り下げられていない印象で感情移入しづらかった。 あやめと一良は久美子とジャピーの忘れ形見であるフローレンスとフランスで会う。両親への愛を感じられず、むしろ少し憎しみを持つフローレンスに対してあやめは久美子の気持ちを語るシーン。 久美子が乗り移ったように話すあやめではあるが、本当に久美子はそう思っていたのだろうか。母からの愛を感じられず苦しんでいたフローレンスに、懐中時計から辿って感情移入しただけのあやめが伝えてよい重さの言葉だったのか、正直疑問だった。 一良がいることで、感情移入しすぎるあやめのストッパーーとなっていただと思う。 彼がいることで、ジャピーが日本を航空機で訪れていたのは戦時中の偵察だった可能性が示唆されるなど、久美子とジャピーの恋愛がただの美しいものにならなかっのだと思う。 あまり文体が私と合わず、個人的には少し読みづらさを感じる文章だった。
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時代背景は著者の聡明さを感じる1冊だった。 愛する人の喪失は、生き方までをも変える。 人とのつながりはいつの時代も尊いもの。
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私にはこの物語を読むのは少し早かったのかな。 なかなか世界に入り込めず。 久美子とアンドレの切ない想いは伝わりました。
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実際にあった戦前の飛行機事故を題材に、一つ一つの言葉に対しての伝えかた伝えられ方を丁寧に綴った物語。 登場人物それぞれの言葉の受け取り方、思いがせつないな〜。文中に描かれた『せつない』という言葉の表出方法に胸がいたくなった。
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謎解きミステリーであったり 胸を焦がすようなラブロマンスであったりするのだけど、 本作の本質はやっぱりあやめの成長! これは成長物語 久美子を追いかけて歴史の淵に入りゆき フランスの地に降り立つ、その過程で いろんな出会いと発見があって その果てに 自己課題を克服する哲学に...
謎解きミステリーであったり 胸を焦がすようなラブロマンスであったりするのだけど、 本作の本質はやっぱりあやめの成長! これは成長物語 久美子を追いかけて歴史の淵に入りゆき フランスの地に降り立つ、その過程で いろんな出会いと発見があって その果てに 自己課題を克服する哲学に触れるっていう ロードムービー的要素がとても強い 元気になれる作品、 最終頁を繰った後には爽やか気分になれてとてもよかった それにしても、構成や文体がとてもユニーク! 三人称の語りが独特で、その語り手って誰?!って時々思案してしまった 書き手が語り手である、って捉えて読み進めたのだけど、 まるで ウッディ・アレンが第4の壁を越えて観客に語りかけるようで ちょっと奇妙な感じがした アンドレと久美子の戦前と あやめと一良の現代が 交互して物語が進むので、パラレルワールド作品に近しい深みがあり、 この2つの世界が収斂して着地するとどうなる?!と ひき込まれるような構成もお見事! あやめと一良のデコボコ・コンビも漫才のようでとても面白く、全体として大満足な佳作だった
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絶望とまではいかないけれど 人生をどこかでひっそりと諦めてしまった 20代の主人公の女性と初老の時計屋。 二人は、会ったこともない過去の婦人に思いを馳せ その生涯をかけて人を愛した真っすぐな姿を掘り起こしていきます。 事実の隙間を想像で埋めていくうちに 亡くなった人達の過去からの...
絶望とまではいかないけれど 人生をどこかでひっそりと諦めてしまった 20代の主人公の女性と初老の時計屋。 二人は、会ったこともない過去の婦人に思いを馳せ その生涯をかけて人を愛した真っすぐな姿を掘り起こしていきます。 事実の隙間を想像で埋めていくうちに 亡くなった人達の過去からの手紙や日記が、 今を生きる主人公たちを変えていくのです。 事実は大切だけれど、もっと大切なのはそこにどんな物語をみつけるか、何を見るかなのだと思う。 私が日々ダラダラとPCやスマホの中に打ち込むつぶやきやどうでもいい報告は 決して未来の人たちの心を揺さぶったり 役に立つことはないだろう。 時間を大切に、ちゃんと生きよう。
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フランスの飛行家アンドレ・ジャピーと、彼を看護した久美子の燃え上がるようなロマンスに酔っているあやめと、二人の関係に疑問を持っているような時計屋のおじさん一良のやりとりがおもしろい。 やがて彼らは、ニワトリの懐中時計に導かれるようにパリへ。 そこで、あやめがフローレンスに語った妄...
フランスの飛行家アンドレ・ジャピーと、彼を看護した久美子の燃え上がるようなロマンスに酔っているあやめと、二人の関係に疑問を持っているような時計屋のおじさん一良のやりとりがおもしろい。 やがて彼らは、ニワトリの懐中時計に導かれるようにパリへ。 そこで、あやめがフローレンスに語った妄想話は "作り物こそ真実をみせる"ものだった。 これはあやめと一良の再生の物語でもあるのかな。 本来、空に溶け込む青色であるシムーン機を赤く塗りかえたアンドレは、ジャピー家の中でも浮いた存在だったのかも…
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