1,800円以上の注文で送料無料

プリズン・ブック・クラブ の商品レビュー

4.2

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/02/24

カナダの刑務所で行われていた読書会。本当にあったお話。一冊の本をめぐって受刑者がさまざまな意見をぶつけ合う読書会。本を読み、何かを感じることの楽しさを、本にのめりこむ楽しさを、本で現実逃避できる楽しさを知ることが出来る本です。

Posted byブクログ

2026/02/06

たくさんの本が出てきたが、読んだことのない本が多かった。 もっともっと本を読みたいと思わせてくれる本だった。ノンフィクションを読めたことも嬉しい。 「どれが好きっていうのではなくて、本を一冊読むたびに、自分のなかの窓が開く感じなんだな。どの物語にも、それぞれきびしい状況が画かれて...

たくさんの本が出てきたが、読んだことのない本が多かった。 もっともっと本を読みたいと思わせてくれる本だった。ノンフィクションを読めたことも嬉しい。 「どれが好きっていうのではなくて、本を一冊読むたびに、自分のなかの窓が開く感じなんだな。どの物語にも、それぞれきびしい状況が画かれているから、それを読むと自分の人生が細かいところまではっきり見えてくる。」

Posted byブクログ

2026/01/29

読書会に興味があるので、図書館で借りてみました。 殺人や薬物関連などで服役している人たちが参加し、課題の本を読んでみんなで感想を語り合います。 選書をするのはボランティアの人。参加者たちが何らかの学びを得られるような本を選ぶようにしているので、私が読んだことがない本ばかりでした...

読書会に興味があるので、図書館で借りてみました。 殺人や薬物関連などで服役している人たちが参加し、課題の本を読んでみんなで感想を語り合います。 選書をするのはボランティアの人。参加者たちが何らかの学びを得られるような本を選ぶようにしているので、私が読んだことがない本ばかりでした。 メンバーたちの意見は鋭く、しっかり読み込んでいます。 他者の目線になり、意見を語り合い、読書会を通して学びを得る。レベルがとても高いです。 その一方で、出所した後、思い通りの人生が歩めるかどうか…。 厳しいです。 日本でも刑務所で読書会がたくさん開かれたらいいな、と思います。 「またの名をグレイス」や、「ロード」など、私も読んでみます。

Posted byブクログ

2025/12/24

本の感想は、読み手の背景(年齢・経験・環境)によって異なる物なのだと改めて感じた。 本書の舞台は刑務所という特殊な場所だけれど、「読み手の背景によって感想が異なる」という原則は一般社会と変わらないという印象を受けた。 巻末に、本文中に登場した書籍一覧(たぶん著者の姓アイウエオ順)...

本の感想は、読み手の背景(年齢・経験・環境)によって異なる物なのだと改めて感じた。 本書の舞台は刑務所という特殊な場所だけれど、「読み手の背景によって感想が異なる」という原則は一般社会と変わらないという印象を受けた。 巻末に、本文中に登場した書籍一覧(たぶん著者の姓アイウエオ順)があり有難い。

Posted byブクログ

2025/10/25

著者の文章の形式、比喩的表現に隠された裏の意図、著者は作品を通じて何を訴えてかけているのか? かなり深い着目点をもって議論されていて、単純にすごいなと思ったし、自分も今度はそういう視点を持って読書をしてみようという学びも得た。 自分の中で読書を完結させるだけじゃなくて、人と共有...

著者の文章の形式、比喩的表現に隠された裏の意図、著者は作品を通じて何を訴えてかけているのか? かなり深い着目点をもって議論されていて、単純にすごいなと思ったし、自分も今度はそういう視点を持って読書をしてみようという学びも得た。 自分の中で読書を完結させるだけじゃなくて、人と共有するのもいいなと思った。 読書会ってなかなか日本人には高いハードルではありそうと思いつつ…。

Posted byブクログ

2025/10/03

なかなかのボリュームだったので、中盤は読みどばしてしまったが、受刑者にとって、読書会は、ふつうの人間に戻れる時間、というのが印象的だった。 自分は海外文学は、読むことが少ないので、世界の古典、歴史についても、もっと知りたいと興味が湧いた。 読書会で取り上げられた本を読んでから、こ...

なかなかのボリュームだったので、中盤は読みどばしてしまったが、受刑者にとって、読書会は、ふつうの人間に戻れる時間、というのが印象的だった。 自分は海外文学は、読むことが少ないので、世界の古典、歴史についても、もっと知りたいと興味が湧いた。 読書会で取り上げられた本を読んでから、この本を読み終えたほうが、読書会を追体験できて面白いと思った。 読んでみたい本 怒りの葡萄 またの名をグレイス 作者あとがき 「だれよりも本を必要としているのは、人生のぎりぎりのところにきる人たちではないだろうか」

Posted byブクログ

2025/09/03

「彼らが夢中になっているのは、もはや麻薬ではなく書物なのだ」 コリンズ・ベイ刑務所で行われた読書会を追ったノンフィクション。 囚人というとちょっと身構えてしまうけれど、読書に向ける熱量や、関心の持ち方を知ると、その垣根は自然となくなって、自分も読書会に参加するひとりのような気持...

「彼らが夢中になっているのは、もはや麻薬ではなく書物なのだ」 コリンズ・ベイ刑務所で行われた読書会を追ったノンフィクション。 囚人というとちょっと身構えてしまうけれど、読書に向ける熱量や、関心の持ち方を知ると、その垣根は自然となくなって、自分も読書会に参加するひとりのような気持ちになって楽しめた。 本が人と人をつなぐツールになって、いろんな価値観に触れる機会になってるのが素敵だ。独りで楽しむ読書もいいけど、読書会で皆とあれこれ話してみるのも、楽しそう。本の可能性をより感じられる読書体験だった。

Posted byブクログ

2025/08/22

「酒やタバコ・ギャンブルに興じている暇があったら、本を読め。次々に読みたい本が出てきて、人生退屈しないから」 これは、酒もタバコもギャンブルも嗜まない私の戯言である。どれかが好きで、尚且つ読書も嗜む方も沢山いらっしゃるだろうが、私はできれば全ての空き時間を読書に費やしたいと思って...

「酒やタバコ・ギャンブルに興じている暇があったら、本を読め。次々に読みたい本が出てきて、人生退屈しないから」 これは、酒もタバコもギャンブルも嗜まない私の戯言である。どれかが好きで、尚且つ読書も嗜む方も沢山いらっしゃるだろうが、私はできれば全ての空き時間を読書に費やしたいと思っている。 何を読めば良いのかわからないと悩んでいる時間がもったいない。とにかく興味の向くままに手を伸ばしていく…。 そうした現象…いわゆる読書欲は、本書の受刑者たちにも強く及んでいた。 前回読んだ詩集『空が青いから白をえらんだのです』に続き、刑務所関連本をチョイス。同じくノンフィクションで、今度はカナダの刑務所で開かれている読書会が舞台である。 著者は知人のキャロルから、彼女が企画・主催するコリンズ・ベイ刑務所の読書会の参加に勧誘される。毎月すぐれた小説やノンフィクションの課題本を読み、意見を交わすという、内容としては普通の読書会と変わらない。場所が刑務所で、キャロルや司会進行役の他は受刑者で構成されている以外は。 強盗に襲われた過去を持つ著者は当初参加を渋るが、キャロルの行動力や勇気に触発され、彼らの読書会へと踏み出す決心をする。 そもそも私は読書会に参加したことはないが、著者の1年を追っていると、俄然興味が湧いてくる。 レビューを書くたび「独りよがりになっているのでは」と心配になっていたが、複数人集まれば、より豊かで多様な意見が伺える。 気の置けない仲間同士であれば、尚更盛り上がりそうだ。 それが様々な前科を持ち合わせた受刑者なら、尚更だ。 ストーリーを気に入る者(ロマンス系が人気の傾向にあるのは意外だった)や、登場人物の行動に疑問を抱く者、自らの生い立ちや逮捕歴と照らし合わせる者など、シャバの読書会とは明らかに濃密度が違いそう。 スペシャルゲストで呼ばれた作家も、「こんなに打ちとけて、緻密にしかも熱心に本のことを話し合っていたグループはない」と証言している。 確かにどの回も、あらゆる角度からツッコミがあり(どれも的を得ていた!)、中身を自分たちなりに深く突き詰めているんだな…と、同じ読者として感服していた。 積極的に課題本以外も読んだり、図書室の蔵書改良計画を提案したり、異動先でも読書会を開きたいと言う者まで現れるほど、みんな本を読むよろこびを骨身に感じているようだった。 「こちらはふつうの握手をするつもりだったが、相手は満面の笑みを浮かべながら、手を斜めに組み合う念の入った『兄弟の握手』をしてきた。なんだか、仲間の輪に入れてもらえたようで嬉しくなる」(P 116) 著者の父親はかつて、「人の善を信じれば、必ず応えてくれる」とわが子に教えていたという。「充実した読書会」にするのはもちろん、受刑者にとって安息の場になるよう著者たちは心血を注いできた。 それは同時に、著者が過去のトラウマを乗り越え、受刑者たちを信じて心を開いたことでもある。同じ本を読んで、お互いを救済する…。 独りよがりの選書をお休みして、たまには彼らの課題本を辿ってみるのもアリだな。

Posted byブクログ

2025/08/21

刑務所で読書会…? 聞き慣れない言葉の組み合わせに、本書を思わず手に取りました。 読書が如何に人に素晴らしい効用を与えてくれるかを信じる女性、キャロル。そして自身のトラウマを抱えつつも、徐々に刑務所での読書会に献身的な手伝いをするようになるジャーナリスト、アン。囚人である筈のグレ...

刑務所で読書会…? 聞き慣れない言葉の組み合わせに、本書を思わず手に取りました。 読書が如何に人に素晴らしい効用を与えてくれるかを信じる女性、キャロル。そして自身のトラウマを抱えつつも、徐々に刑務所での読書会に献身的な手伝いをするようになるジャーナリスト、アン。囚人である筈のグレッグやフランクなど、重犯罪を犯した彼らの本の感想は深い洞察と登場人物達への共感に満ちており、アンと同様に読んでいる自分たちに大きな気づきを与えてくれます。 いずれも読みたくなるような本の紹介に、読書会により変化し成長した彼らのその後を描く"エピローグ"など、作者の高い筆力に一気に最後まで読むことが出来ました。 本は追いかけなければその姿、本質を見せてくれない。作中で囚人である男性が放った言葉は改めて自分がなぜ読書を好むのかを気づかせてくれました。 読書会、行ってみたいな…。新しい世界を見せてくれた本書にただただ感謝です。 本当に読んでよかった…。読書が好きな方全てにお勧めです。

Posted byブクログ

2025/08/13

カナダのコリンズ・ベイ刑務所(とビーバークリーク刑務所)における読書会の1年間記録。 ノンフィクションではあるのだけれど、小説のような語り口で書かれている。 著者はイギリスで住んでいたころ、強盗に襲われたトラウマがあり、そこから回復しつつあるころに刑務所読書会を主催する友人に誘...

カナダのコリンズ・ベイ刑務所(とビーバークリーク刑務所)における読書会の1年間記録。 ノンフィクションではあるのだけれど、小説のような語り口で書かれている。 著者はイギリスで住んでいたころ、強盗に襲われたトラウマがあり、そこから回復しつつあるころに刑務所読書会を主催する友人に誘われ、迷いつつもボランティアとして参加することになる。 最初は恐れつつも、読書を通して変わっていく囚人たちに接するうちに著者自身も変わっていく。 内容としては、そんな感じにいい話である。 しかし、一貫して「読書には人を良い方向に変える力がある」とうったえかけてくるので、もちろん、自分としても読書好きだし、そうだとは思うのだけれど、そのように強調されるほど、はたして読書の意味は何だろうか?と考えてしまった。 そんなことを抜きにしても、一緒に読書会に参加しているような気分になれるいい本である。 紹介されている本を一緒に読みたいと思う方に一つ注意しておくなら、和訳のない本も多いので、すべてを一緒に読むのは難しいかもしれない。

Posted byブクログ