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夜に啼く鳥は の商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

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2024/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死を経験しない一族の悲しき話。 その一族の祖先は、海からやってきた。 付近で暮らす人々に崇められ、そして軽蔑され、その人はいろんな場所を放浪した。 それぞれの場所で大切な人を見つけ、そして彼らの最期を見届けた。小さな光る蟲のような細かい集まりによって、怪我も病気も治すことができた。 現代になり、一族は人々の怪我や病気を蟲の力で治すことを密かに行うようになる。 普通の人とはかけはなれた生活。 そこで出会った一族と一般人のハーフの人間よんと、女子高生。 ライトノベルみたいな感じ。

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2024/03/03

不思議な力を持った一族。その長と異端者と従者のお話。どの登場人物も魅力的で読みやすかった。 遺伝子は生命の記憶と情報を繋いでいると言われている。緑の虫に私はそんなイメージと重なった。 無だったミサキと見守るマサチカ、一族とは離れた価値観のヨン。この出会いがミサキの今を作り出す。...

不思議な力を持った一族。その長と異端者と従者のお話。どの登場人物も魅力的で読みやすかった。 遺伝子は生命の記憶と情報を繋いでいると言われている。緑の虫に私はそんなイメージと重なった。 無だったミサキと見守るマサチカ、一族とは離れた価値観のヨン。この出会いがミサキの今を作り出す。人形が動き出すように自分から選ぶ様になるところが好きだった。 生き永らえる術や永遠の命が欲しいかと聞かれたら、要らないかな。有限だから良いの、多分。

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2024/02/03

死ねぬも地獄か⁡ ⁡⁡ ⁡ってな事で、千早茜の『夜に鳴く鳥は』⁡ ⁡⁡ ⁡シラ⁡ ⁡はばたき⁡ ⁡梟⁡ ⁡ひとだま⁡ ⁡かみさま⁡ ⁡躑躅⁡ ⁡⁡ ⁡の続編短編集⁡ ⁡⁡ ⁡不思議な力を手にしてみたい、誰もが1度は思ったことがあるじゃろう。⁡ ⁡⁡ ⁡何の力が欲しいか…⁡ ⁡⁡ ...

死ねぬも地獄か⁡ ⁡⁡ ⁡ってな事で、千早茜の『夜に鳴く鳥は』⁡ ⁡⁡ ⁡シラ⁡ ⁡はばたき⁡ ⁡梟⁡ ⁡ひとだま⁡ ⁡かみさま⁡ ⁡躑躅⁡ ⁡⁡ ⁡の続編短編集⁡ ⁡⁡ ⁡不思議な力を手にしてみたい、誰もが1度は思ったことがあるじゃろう。⁡ ⁡⁡ ⁡何の力が欲しいか…⁡ ⁡⁡ ⁡透視能力 ⁡見つめるだけ好きにさせちゃう能力 ⁡触れるだけ気持ち良くする能力⁡⁡⁡ ⁡⁡ ⁡困ったもんだ (;//́Д/̀/)ハァハァ ⁡⁡ ⁡⁡ 人のどんな傷や病を治せる不思議な力を持っては居るが、身体は男でもなく女でもなく。⁡ ⁡⁡ ⁡自分自身の傷を治し、病気の一つも無く、空腹感もなく食事を摂らなくても生きていける。⁡ ⁡⁡ そして見た目は20歳そこらのままで150年… ⁡⁡ ⁡これはこれで辛い。⁡ ⁡⁡ ⁡死ねない苦しみ。⁡ ⁡⁡ ⁡人はいつかは死ぬから生を尊く思い、欲を頬張りながら死に向かって行くんじゃろね。⁡ ⁡⁡ ⁡しかし、一つは不思議な力が欲しい ⁡⁡ ⁡2022年40冊目

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2022/11/11

不老不死ってしんどいな。大切な人達がどんどん歳を重ねいなくなっていく。 無いとは言い切れない不思議な話。

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2021/09/26

すごくよかった。 ファンタジーな感じもあり読みやすい。 御先と四のあたりから映像化してほしいなぁ。 不老不死は哀しい。出来ることなら大切な人と一緒に死なせて欲しいよね。

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2019/07/29

不死の不思議な力を持った一族のはなし。 過去から現在までのはなし。 すごく惹きつけられる物語だった。 不死とは果てしなく辛いものだ。それを克服することはできないけれど、達観している主人公がいい。 よかったので、書くことが見つからない。 読後はふわふわとした気持ちになる。 物語も...

不死の不思議な力を持った一族のはなし。 過去から現在までのはなし。 すごく惹きつけられる物語だった。 不死とは果てしなく辛いものだ。それを克服することはできないけれど、達観している主人公がいい。 よかったので、書くことが見つからない。 読後はふわふわとした気持ちになる。 物語もまた不思議な力を持っている。 図書室

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2019/06/28

不老不死のお話し。 初代の方のお話が切なくて悲しかった。 先が気になって面白くて一気に読めたけど、最後はあんまりよく解らず…。私の解読力のなさなのかな…。

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2019/05/25

大好物の「不老不死」もの。 不老不死の不思議な血を引く一族。 ひとり強大な力を身に付けたミサキ。 この手の話にありがちな、死にたいけど死ねない自分の宿命。 丁度良い具合いに物語に軽さというか、面白味を出してくれるのが「ヨン」の存在。 どんどんミサキが可愛く思えた♪ 長く長く...

大好物の「不老不死」もの。 不老不死の不思議な血を引く一族。 ひとり強大な力を身に付けたミサキ。 この手の話にありがちな、死にたいけど死ねない自分の宿命。 丁度良い具合いに物語に軽さというか、面白味を出してくれるのが「ヨン」の存在。 どんどんミサキが可愛く思えた♪ 長く長く続く残さなくてはならない一族の血。 身体に宿る蟲の力。 重くもなく軽すぎる訳でもなく 好きな話だったので面白かったです。

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2018/07/19

生物の傷みや成長を喰らう青緑に光る蟲。 この蟲を宿す者は、老いることなく永き時を生き続ける。 一族の長・ミサキは「自分は何者なのか」その答えを探し続けている。 6篇からなる連作短編集なのだが、どの作品も、もの悲しさが残る。 愛しいものを見送り続ける人生は、辛く悲しいものだろう。...

生物の傷みや成長を喰らう青緑に光る蟲。 この蟲を宿す者は、老いることなく永き時を生き続ける。 一族の長・ミサキは「自分は何者なのか」その答えを探し続けている。 6篇からなる連作短編集なのだが、どの作品も、もの悲しさが残る。 愛しいものを見送り続ける人生は、辛く悲しいものだろう。 せめてもの救いは、同じ蟲宿しである『ヨン』と出会えたこと。 死の心配をしなくていいからなのか、はたまたヨンという人物が放つ雰囲気からなのか、ヨンと一緒にいる時のミサキはリラックスしているように思う。 クールなミサキと直情型のヨン、この二人の物語を叶う事ならもう少し読みたいと思った。

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2017/08/26

2017.8.25 読了 よくこんな話 考えつくなぁ。 太古の昔から ある里。 けど、地図には載っていない。 そこに 不老不死の一族がいる。 そこの長は カラダに蟲がいて、 その蟲は 傷を癒すチカラがある。 自分の傷も 癒すが、人の傷も 癒せる。 そのチカラを「奇跡」と...

2017.8.25 読了 よくこんな話 考えつくなぁ。 太古の昔から ある里。 けど、地図には載っていない。 そこに 不老不死の一族がいる。 そこの長は カラダに蟲がいて、 その蟲は 傷を癒すチカラがある。 自分の傷も 癒すが、人の傷も 癒せる。 そのチカラを「奇跡」と呼び、 政治家や権力者が秘密裏に 大金を使って 恩恵を受けに来る。 そのチカラを利用することによって、 里も生きながらえてきた。 その長の 死にたくても死ねない孤独。 死なないのは 幸せなのか? ものすごく 引き込まれた。 短編集ですが、切ない話もあり。 これは 面白かったです!

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