みかづき の商品レビュー
#94奈良県立図書情報館ビブリオバトル「月」で紹介された本です。チャンプ本。 2018.9.15 https://m.facebook.com/events/262371234414777?view=permalink&id=265968107388423
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心に響くフレーズ ① お国のためではなく、子どものための教育 ② 教育は子どもをコントロールするためにあるんじゃない。不条理に抗う力、容易くコントロールされないための力を授けるためにある。
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著者、森絵都さん、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 森 絵都(もり えと、本名:雅美、1968年〈昭和43年〉4月2日 - )は、日本の東京都出身の小説家。日本ペンクラブ常務理事。 児童文学『リズム』(1991年)でデビュー。繊細な心理描写で幅広...
著者、森絵都さん、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 森 絵都(もり えと、本名:雅美、1968年〈昭和43年〉4月2日 - )は、日本の東京都出身の小説家。日本ペンクラブ常務理事。 児童文学『リズム』(1991年)でデビュー。繊細な心理描写で幅広い読者層を獲得し、『風に舞い上がるビニールシート』(2006年)で直木賞受賞。作品に『カラフル』(1998年)、『永遠の出口』(2003年)、『みかづき』(2016年)など。 ---引用終了 で、BOOKデータベースによると、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲いー。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編! ---引用終了 本作は、中央公論文芸賞の受賞作品になります。 参考までに、本作の前後の受賞作は、次のとおり。 第11回(2016年)『罪の終わり』 東山彰良 第12回(2017年)『みかづき』 森絵都 第13回(2018年)『雲上雲下』 朝井まかて 第14回(2019年)『国宝』 吉田修一 第15回(2020年)『家族じまい』 桜木紫乃 この中で、私がブクログに登録しているのは、『国宝』と『家族じまい』になります。
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自分のような教育に携わる人達には、ぜひ一読を薦めたい素晴らしい内容でした。自分は公教育に従事していますが、塾のような民間の教育機関にも苦労と歴史があることを知ることができました。吾郎や千明の言葉は随所で印象的なもので、「教師は生徒のやる気に火をつけるマッチのようなもの」、「教育は...
自分のような教育に携わる人達には、ぜひ一読を薦めたい素晴らしい内容でした。自分は公教育に従事していますが、塾のような民間の教育機関にも苦労と歴史があることを知ることができました。吾郎や千明の言葉は随所で印象的なもので、「教師は生徒のやる気に火をつけるマッチのようなもの」、「教育は常に満たされていない三日月のようなものだからこそ、満ちるために努力をする」といったようなフレーズは心から共感できました。子どもたちが分かった時の表情はホントに良いんですよね。社会は格差が広がりつつありますが、どんな子どもでも学びたい意欲を持っている、官民関係なくすべての子どもたちに学ぶ機会が保障されるような社会になるため、わたしも微力ながら頑張ろうと、思いを新たにしました。本当に素晴らしい本でした!
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ずっと読みたかった本、ようやく読めた! ひとりの物語かと思ったら、主人公を取り巻く人たちの話にどんどん受け継がれていって、それでも主人公が生きてきた道がまっすぐにそこにあった。世代を超えて受け継がれる宿命、みたいなものにはどうしても心が動かされるよなあ。そしてこの登場人物の目線が...
ずっと読みたかった本、ようやく読めた! ひとりの物語かと思ったら、主人公を取り巻く人たちの話にどんどん受け継がれていって、それでも主人公が生きてきた道がまっすぐにそこにあった。世代を超えて受け継がれる宿命、みたいなものにはどうしても心が動かされるよなあ。そしてこの登場人物の目線が移り変わっていく感じ、森絵都さんが描くこの感じは私の大好きな『DIVE!!』を思い出す〜! 教育の分野はまったく詳しくないけど、私も人に何かを教えるのは好きなほうなので、どうしてそれが好きなのかが少しわかった気がした。 【読んだ目的・理由】著書の作品が好きだから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.6 【一番好きな表現】弱気になるたび、逃げたくなるたびに、くりかえしくりかえしこの日この場所へ舞いもどってくることになる。(本文から引用)
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途中止まってしまったが、ドラマを見た後になんとか読み終えた。塾も学校も身近にある立場なのでそれぞれの立場から読めた。
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分厚さとタイトルだけに興味を持って取った本は読み進めるうちに歴史と人物に興味を持ち始じめ途中から一気読み。 吾郎のように 千明のような 直哉と同じように 時が経ったらまた読んでみたくなるかもな
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「カラフル」「DIVE!」も読んだので3つ目の森絵都さん作品でした。今までで1番良かったかも。飽きないし、内容も濃くて、読みごたえがありました。私も子供達もあまり塾へ行ってないのだけど塾の経営者さん達には色々なご苦労や考えがあるんだなーと思いました。
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感想 人を教える。未熟な自分が教える。失礼ではないか。そんなことはない。自分も共に成長し続ければ良い。それが相手へ示せる最大の敬意。
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3代に渡る物語。完読まで挫折しそうになりながら、千明と吾郎が再会した件辺りにはすっかり時間を忘れていました。ここまで教育に情熱を滾らせて塾は始まり今に至る。リモートで全国同じ授業が受けられるなんて、余談ですがストーリーの中にちらっと出てくる某スクールの高額な受講料にはバカバカしい...
3代に渡る物語。完読まで挫折しそうになりながら、千明と吾郎が再会した件辺りにはすっかり時間を忘れていました。ここまで教育に情熱を滾らせて塾は始まり今に至る。リモートで全国同じ授業が受けられるなんて、余談ですがストーリーの中にちらっと出てくる某スクールの高額な受講料にはバカバカしいと思いながら、今37歳の我が息子の夢のためと支払った事も、思い出させてくれた。一郎と阿里のこれからはどんな情熱で教育界を進んで行くのか、続編も期待したいです。
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