都市と地方をかきまぜる の商品レビュー
関係人口という言葉の生みの親のおひとり高橋さん。本書はずっと読まなきゃなと思いながら積まれていた。なんとなくタイトルが好みではなくて。 実際中身は大量生産大量消費社会に対する批判と食を通じた生きる実感の回復をめぐる主張だった。テーマが一貫していて、やや胸焼けしそうなぐらいだった...
関係人口という言葉の生みの親のおひとり高橋さん。本書はずっと読まなきゃなと思いながら積まれていた。なんとなくタイトルが好みではなくて。 実際中身は大量生産大量消費社会に対する批判と食を通じた生きる実感の回復をめぐる主張だった。テーマが一貫していて、やや胸焼けしそうなぐらいだったが、読みやすかった。私もふるさと難民であり、農山漁村に希望を感じている者のひとりなので、大筋は共感できるものだった。 ただ、食べるに真面目にいられない人を非難しているようにも捉えられる表現があるので、どうだかなぁと感じる部分はあった。 2016年の本ということで、やや内容が少し前の時代を眺めているような感覚にもなり、ファンマーケティングも主流化しつつある今はまた別のやり方が求められるのだろうなと思った。
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一次産業への当事者意識を持つことの重要性を認識した。 人間は相手との関係性が見えて初めて共感力が生まれる。 死があるからこそ生がリアリティをもつ。 命の循環。リアリティを持って生きる。
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消費者目線ではいけないという主張はわかりました。しかしながら、著者さん含め、東京に来ておきながら「東京のひとは目が死んでる」とか、東京をひとくくりに批判する地方の方がいるのはいつも残念に感じます。 東京っこの私からみると余計なお世話的な東京批判も多いですが、そういう批判もあったか...
消費者目線ではいけないという主張はわかりました。しかしながら、著者さん含め、東京に来ておきながら「東京のひとは目が死んでる」とか、東京をひとくくりに批判する地方の方がいるのはいつも残念に感じます。 東京っこの私からみると余計なお世話的な東京批判も多いですが、そういう批判もあったかく受け入れちゃうのが東京の良さと再認識したりもしました。
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たしかに、私達は農家や漁師たちの苦労を知らずに安価なものばかり買ってその結果自分たちの首を自分で占めていることになっているのかもしれない。 ただ傍観して無責任なことをするのは良くないと思った。
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食べる通信の仕掛人がその裏側や思いをまとめた一冊。単に地域おこしにとどまらず、これからの個人のあり方、日本のあり方、都会と田舎のあり方、等についても指針となる一冊。とても興味深かった。これからはストーリー、価値観、リアリティが大切になるということは覚えておきたい。
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あつい筆者の想いを感じとる一冊。 ロジカルではないかもしれないけど、でもすごく共感できる言葉がたくさんあった。
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☆☆☆2019年10月☆☆☆ これからの日本の進むべき道を示す一冊だと思う。 都市と地方が支えあいながら生きていくカギが「食」にあり。普段 口にするものがどこから来ているのか?安ければいいという発想を捨て、一つ一つの「食」を大切にすることで、日本は生きていけるのだと思った。
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「食」に対して改めて考えさせられる本。 現代の食の問題の背景には、日頃安いものを求めて消費し続けている私たち自身がいるのに、問題解決に対しては他人事。そんな日常を少しでも変えようと思えた。 お互いにないものを補い合って支えあって都市と地方がつながってほしい。 地方出身者と都...
「食」に対して改めて考えさせられる本。 現代の食の問題の背景には、日頃安いものを求めて消費し続けている私たち自身がいるのに、問題解決に対しては他人事。そんな日常を少しでも変えようと思えた。 お互いにないものを補い合って支えあって都市と地方がつながってほしい。 地方出身者と都市出身者で感じることが違うと思う。 その感想の違いも面白いかも。
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文化放送 「村上信五くんと経済クン」 ゲスト 高橋博之さん (2019年3月23日放送) #経済クン
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都市が上で、田舎が下。消費者が上で、生産者が下。政治の誤りは上から目線で助けてやるという姿勢の「地方創生」。 冷静に眺めてみると「地方創生」という言葉自体が見下した表現のように思えてくる。 自然を排除した人工物の中で生活している都会人。自然やコミュニティから切り離された生活...
都市が上で、田舎が下。消費者が上で、生産者が下。政治の誤りは上から目線で助けてやるという姿勢の「地方創生」。 冷静に眺めてみると「地方創生」という言葉自体が見下した表現のように思えてくる。 自然を排除した人工物の中で生活している都会人。自然やコミュニティから切り離された生活。 都会のオフィスで一日中パソコンの前に座って誰のために働いているのかわからない。 一応仕事に誇りは持っているが、生きている実感ややりがいは感じられなくなってきている。 本当に自分に合った居場所や役割を見つけることができず、「食べていくためには仕方ない」という働き方。 大量生産、大量消費、大量廃棄の歪で一次産業従事者は疲弊しているが、都市の労働者も行き詰っている。 この両者が協調することで、互いに生きる実感の向上に繋がっている「食べる通信」という取り組み。素晴らしい。
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