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仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方 の商品レビュー

3.4

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2018/03/25

「メモリーミス」、「アテンションミス」、「コミュニケーションミス」、「ジャッジメントミス」の4つの観点で、脳みそのクセの観点も織り交ぜながら、なぜミスが起きるのか、どうやったら防げるのかを論じている。具体的な対策も挙げられていて、為になる本。

Posted byブクログ

2018/01/14

→は感想。他は引用。 メモは本来「記憶のフック」として機能すれば十分。脳のメカニズム上、ひとことでもなぐり書きをしていれば、よほど情報が多いか時間が経つかしなければ、芋づる式に情報を引き出せます。 よって多少集中力が犠牲になったとしても、研修などではメモをとったほうが結果的に...

→は感想。他は引用。 メモは本来「記憶のフック」として機能すれば十分。脳のメカニズム上、ひとことでもなぐり書きをしていれば、よほど情報が多いか時間が経つかしなければ、芋づる式に情報を引き出せます。 よって多少集中力が犠牲になったとしても、研修などではメモをとったほうが結果的に地震のためになると思うのです。 先ほどバーテンダーの例を挙げましたが、例えば日本のラーメン屋さんなどでは、どんぶり鉢をあらかじめ用意するなどの「外部記憶補助」のほかに、符号化も使っているそうです。注文をそのまま覚えるには情報量が多すぎるので、事前に決めた法則に従って情報を小さくしてしまうのです。味噌ラーメン、野菜増し、油増しといった情報をお店独自のルールで、「2.1.2」と変換するといった具合です。 入力した状態(見慣れたパソコンの画面)と違う状態を意図的に作り出し、注意の向け方を変えることで、入力のときには死角になっていた箇所に注意が向き、ミスに気付く可能性が高まります。 →出力するフォントを変えるというのも何かで読んだな よって校正ををするときはあえて内容を追わず、文脈を気にせず、ただ目の前の文字に注意を向けるようにしました。(略)たとえば、「漢字の誤植を探すモード」「数字の間違いを探すモード」「図版の間違いを探すモード」「文章の流れを正すモード」と毎回メガネを変えていく感覚です。 アテンションミスの主因となる外部刺激は、仕事をする場所を選ぶことで劇的に減らすことができるということです。 「意識の矢印」が自分の記憶だけに向いて、相手の記憶に向いていない状態は、前章で取り上げたアテンションミスの状態でもあります。アテンションミスを防ぐには注意の方向を自覚すること、そして広く見渡す俯瞰が大事だと述べました。

Posted byブクログ

2018/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 思い出していること自体が意識にのぼらない記憶のことを認知科学では「潜在記憶」と呼び、意図的に思い出そうとする記憶のことを「顕在記憶」と呼びます。「思い出しているけど思い出せない」というこの潜在記憶こそ、コミュニケーションミス・ジャッジメントミスを引き起こす犯人です。(p.133)  普通、お客様の悩みや全社的な課題、購入をためらっている原因などは、なかなか商談の場で言葉として出てきません。そういうときにお客様の記憶に意識を向けて、さりげない問いかけを通じて情報を引き出し、お客様が気になっている点を明確にしてから、その点について説明する。そのときも相手の反応を見ながら説明するので、より納得度の高い話ができます。(p.154)  経験が浅い人が感情に動かされないためにはどうすればいいのか?まずは感情的な反応は避けられないことを知ることです。いくら冷静を装っても怒りや焦りなどの感情は簡単に治るものではありませんし、逆に抑えようとすればするほど意識の矢印が自分の内側に向き続けることになり、負のスパイラルから抜けられなくなります。  よってこの状態から抜け出すには、感情的な反応が出たことを素直に受け止め、意識の矢印を相手に向けることです。(p.209) 「今、自分はこう考えている。確信めいたものもある。ただ、人の脳はミスを犯しやすいから、どこか間違っているかもしれない。もしそうだとしたら、それはどこだろう?」このような疑問を抱けるようになれば、強い思考のトラップから抜け出すだけではなく、判断の制度も飛躍的に上がるでしょう。(p.217)  意識の矢印を相手の記憶に向け続けることができると、新たな気づきが次々と生まれます。それはいままで経験したことのなかった、一種の感動体験にもなります。 「そういう解釈の仕方もあるんだ」 「そのように考えたことすらなかった」 「そういう着眼点もあるのか」 社会人として成長していくことは、自分とかかわる多くの人から刺激を受け、視野が広がっていくことをいうのではないでしょうか。(p.218)

Posted byブクログ

2017/09/11

心理学や記憶術に精通した著者が仕事のミスをなくす方法を脳科学の見地から書いた一冊。 読んで人間の脳のメカニズムと仕事でのミスの関係性やその対処法について詳しく書かれており、非常に勉強になりました。 メモリーミス、アテンションミス、コミュニケーションミス、ジャッジメントミスの4つ...

心理学や記憶術に精通した著者が仕事のミスをなくす方法を脳科学の見地から書いた一冊。 読んで人間の脳のメカニズムと仕事でのミスの関係性やその対処法について詳しく書かれており、非常に勉強になりました。 メモリーミス、アテンションミス、コミュニケーションミス、ジャッジメントミスの4つについてそれぞれのミスの要因とその対処、そして日常起きるパターンを用いて解説もされており、非常に勉強をなりました。 ワーキングメモリや意識の矢印や速い思考と遅い思考などの用語を使って理解しやすく解説されてる点も好感が持てました。 ミスを無くそうとするのではなく、減らすように自分のことをよく知って行動することが理想であると感じた一冊でした。

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2017/09/09

理屈、理論、方法論など知りたい内容が一通り書いてあってなんか満足しました。読みながらチェックリストを作りまくったら、生活全体が楽になりました。

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2017/08/30

安くなっていたので電子書籍で購入。 読みやすいがタイトルほどちゃらくなく、科学的な知見をベースに、ミスのメカニズムを紹介している。分かってたという内容もあるが、整理のされ方が分かりやすく、明日以降の行動に生かしやすいと感じた。

Posted byブクログ

2017/08/16

P33-34 メモこそもっとも原始的で、もっともわかりやすい記憶補助ツールであり、仕事効率化ツールでしょう。 (中略)しかし、メモに書かかずに頭で『おぼえなきゃ』と思うこと自体がワーキングメモリの無駄遣いであり、仕事の非効率化の要因になっていることに気づいていません。 ワーキング...

P33-34 メモこそもっとも原始的で、もっともわかりやすい記憶補助ツールであり、仕事効率化ツールでしょう。 (中略)しかし、メモに書かかずに頭で『おぼえなきゃ』と思うこと自体がワーキングメモリの無駄遣いであり、仕事の非効率化の要因になっていることに気づいていません。 ワーキングメモリは短期的に記憶を保存するだけではなく作業台でもあるので、覚えておかないといけない量が増えるほど作業台が狭くなり(=注意力を消費し)、複雑な情報の処理ができません。 P50 「本の内容を効果的に記憶・理解するためのコツが一つあります。それは大雑把で曖昧な記憶を使うことです。 本の最初から一字一句覚えることは難しくても、『あの本で言いたかったことはAとBとCの3つだ』『本の前半ではこんな話をしていた』といった『大雑把で曖昧な記憶』であれば残るものです。」 P59 「これから紹介する記憶術は『場所法』などと呼ばれる方法で、(中略)場所とイメージの両方を使い、次のようなステップを踏んで行います。 ① 記憶したい項目を『置く場所』を決める ② 記憶したい項目をイメージに変換する ③ ①で決めた場所に②で変換したイメージを置く これだけです。①で使用する場所としてはあなたが歩き慣れた道がいいでしょう。(中略) とりあえず自宅の玄関から始めて、10個の場所を思い出してみてください。」 P66 「実際の会話で言われると別に違和感はないはずですし、名前を呼ばれて嫌な気分になる人はいません。 はじめて出会ったときに、いかに繰り返し名前を呼べるかが覚えるポイントです。」 P80 「物事を無視(専門用語で『注意抑制』)するためにも、実は注意が必要なのです。 職場であれば、たとえばスマホ。仕事中、無性にスマホを開きたくなったことは(中略)ワーキングメモリの注意の『腕』はスマホやそのアプリなどに向かっています。 『気になる』『集中できない』という状態は、貴重な『腕』を使っているのです。」 P89 「数年前にベストセラーになった『ゼロ秒思考』という本があります。(中略) その方法というのが非常にシンプルなものでした。白紙のA4の紙(何かの裏表紙がおすすめだそうです)を用意して、とにかく気になることを書き出す。基本はこれだけです。 (中略)ワーキングメモリを支配している心配事や関心事を書き出すことで、注意という腕からそれらを手放すことができるからです。結果、ワーキングメモリに余裕を生み出し、情報の処理や思考が効率的にできるようになります。」 P136 「人の記憶は箱型でも番地型でもない、ニューロン(神経細胞)が結びついたネットワークで成り立っていることがわかりました。 (中略)たとえば自分のおばあちゃんの顔写真を見ると、脳内ではおばあちゃんの情報が保存されている『エリア』のニューロンの電流が一斉に強くなり、ニューロン同士が結びついて、おばあちゃんに関するさまざまな情報が活性化されるのです。」 P142 「話し手が伝えようとしていることと聞き手が受け取ったこととのズレを減らす基本対策は、情報をできるだけ詳細に言葉にすることです。」 P156 「『意識の矢印』を相手に向けるコツをお伝えしましょう。 それは『相手のことを知らない』と思うことです。これは『無知の姿勢(Not knowing)』と呼ばれるものです。」 P175 「沈黙に『答え』はありません。しかし、言葉を発しないという状態そのものが明確な『応え』なのです。 人の脳は熟慮しながら言葉を発することはできません。沈黙しているとき、相手の『意識の矢印』は多くの場合、自分自身の深いところに向いています。」 P183 「実際に人はそれほど単純ではなく、その奥にはさらに『能力』『信念』『アイデンティティ』『スピリチュアル』といった階層があり、上辺の階層だけでコミュニケーションを図ろうとすると大きなミスを犯すという、コミュニケーションの本質を説いたのがこのモデルです。 特に『能力』以下の階層は、相手をよく観察するだけでなく、深い対話を通して相手のことを本当に理解しないとなかなか見えてきません。 もちろん『環境』や『行動』の階層も大事ですが、できるだけ深層部に近い階層で相手を理解することが大事です。」 P208 「まず感情的な反応はさけられないことを知ることです。(中略)逆に抑え込もうとすればするほど意識の矢印が自分の内側に向き続けることになり、負のスパイラルから抜けられなくなります。 よってこの状態から抜け出すには、感情的な反応が出たことを素直に受け止め、意識の矢印を相手に向けることです。」

Posted byブクログ

2017/06/28

ミスを回避するための脳の使い方を教えてくれる本。 装丁や題名から想像していた内容よりも濃かったです。 ワーキングメモリをいかに解放してあげるかが重要というのが,説得的で,一番印象に残りました。

Posted byブクログ

2017/06/05

「ワーキングメモリー(短期記憶)」 記憶って短期記憶と長期記憶に分かれます。 パソコンに例えると 短期記憶がRAM 長期記憶がHDD となり短期記憶は長期記憶に変えることができなかったら忘却していきます。 長期記憶にする必要もない日程調整を忘れないためにどうするか。 僕は単純に...

「ワーキングメモリー(短期記憶)」 記憶って短期記憶と長期記憶に分かれます。 パソコンに例えると 短期記憶がRAM 長期記憶がHDD となり短期記憶は長期記憶に変えることができなかったら忘却していきます。 長期記憶にする必要もない日程調整を忘れないためにどうするか。 僕は単純にメモしてます。 いわゆるワーキングメモリーから手放すことが大切です。 ただ手法をシステマチックにしないと「メモしたが確認しない」とか「メモを失くす」といった単純ミスが重なりかねません。 本書はいかにミスを失くすかという方法論が「メモリーミス」 「アテンションミス」 「コミュニケーションミス」 「ジャッジメントミス」 に分けて解説されてます。 初心者でも実践できる内容も多いので是非活用していただきたい本でした。

Posted byブクログ

2017/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マルチタスクよりシングルタスク! ゾーンに入る6の方法 ①ルーチン ②集中しやすい環境を整える ③やる意義を明確にする ④やることを明確にする ⑤タスクの難易度を調整する ⑥似たタスクをまとめる

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