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フィンテック の商品レビュー

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33件のお客様レビュー

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2016/09/26

これまでフィンテックについては金融にIT技術を応用したサービスなのだろうという程度しか知らなかったが、本書を通じてこれまでのフィンテック及び今後のフィンテックに関してかなり詳しく知ることができた。フィンテックはまだまだ発展途上な産業であるが、それでも現状で多様なフィンテックのサー...

これまでフィンテックについては金融にIT技術を応用したサービスなのだろうという程度しか知らなかったが、本書を通じてこれまでのフィンテック及び今後のフィンテックに関してかなり詳しく知ることができた。フィンテックはまだまだ発展途上な産業であるが、それでも現状で多様なフィンテックのサービスが展開されていることを知った。 本書を読みながら、フィンテックの発展によって社会はどのように変容するのだろう、ということを考えたりしていた。理想的には、本書でも言及されている通りUI・UXの改善などによってユーザーがよりハッピーになっていくことだと思うが、一方でサービスの多様化により金融に対するデジタル・ディバイドが拡大し、情報を持たない(持てない)人がより損をするような状況が生まれないとは限らない。そういった状況を回避するために、国としては法規制や政策において、フィンテックサービスを行う企業に対してナッジの性質を保有するものを展開していくべきである。そうすることによって、いかなる政治思想からも望ましい状態を実現することができるはずである。

Posted byブクログ

2016/09/08

わかりやすー。ビットコイン、ブロックチェーンはもう少しボリュームあっても面白そうかも。ロボアドバイザーはどう読んでも胡散臭いなぁw 海外事情を社名だしてピックアップしてくれてる、のちのち役立ちそう。

Posted byブクログ

2016/09/08

 フィンテックの未来は面白いな。  最近はやりの言葉、Finance(金融)+Technology(技術)を組み合わせた造語のこと。  基本的に、俺は金融業を疑っている。  お金を貸して借りてるだけなわかるが、サブプライムやらでお金を生み出す怪しい錬金術の果てにはリーマンシ...

 フィンテックの未来は面白いな。  最近はやりの言葉、Finance(金融)+Technology(技術)を組み合わせた造語のこと。  基本的に、俺は金融業を疑っている。  お金を貸して借りてるだけなわかるが、サブプライムやらでお金を生み出す怪しい錬金術の果てにはリーマンショックで世界に打撃を与えたくせに、大手金融業は救済されてCEOがバカ高い報酬を受け取る。  実態を伴わない金融業は胡散臭いし、なんかむかつく。  そんな古い金融業に風穴を空けようという、フィンテックを武器にしたベンチャー企業が次々に生まれている。  ATMの普及していないアフリカでは、携帯電話を使った送金サービス「エムペサ」が広まっている。  イノベーションはボトムオブピラミッドから突き上げてくる。  個人間送金は、たとえば飲み会の参加費の徴収に便利だし(酒飲んだ後に一人○○円!っていうの、面倒)、  銀行口座やクレジットカードを紐づけて登録しておけば、何にいくら使ったのかを完璧に把握した上に、貯金や資産の人工知能によるアドバイスを受けられたり(アセットアロケーションの管理が楽そう)、  自分が住んでる行政機関の給付金に、自分が適応されるものを提示してくれたり(基本、給付金は自分で調べなきゃわからないよね)  そういったサービスが実現している。  金貸しという胡散臭い金融業が、生活サービスインフラという身近なところまで降りてきて便利になる未来が見える。  俺的には将来、世界共通口座ができないかと思っている。  三菱UFJが仮想通貨を使って国際送金手数料を大幅に減らすというのを、こないだ新聞で読んだ。  例えば、こんなサービス。  円とか、ドルとか、ポンドとか、単位があいまいなお金が口座の中にあって、そこから現在いる国のATMで現金を預け卸しは現地通貨で決済できる。  電子マネーでピッとやれば共通口座から決済される。  そんな、世界で使える共通金融サービスを、いまベンチャーは急いで開発しているのでは。  GooglePay、AppelePayとか、その辺が決済の世界でも勝者総取りになろうとしているのでは。  スマホというインフラは整った。  これからは、ハードウェアと並行して、革新的サービスを提供する企業が果実を受け取る時代になる。  フィンテックからは、世界を変える気概を感じる。

Posted byブクログ