女子的生活 の商品レビュー
さて。明日は何を着ようかな。 ラストの一文まで、素敵。 あとがきの生きることは困難で、でもそのなかで下らない冗談を言える人が好きです。 には共感しかない。 100%ポジティブに、なんて無理だし、生きたくもない。 ちょっと捻じ曲がっている人にこそおすすめしたい一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
和菓子のアンシリーズで坂木司さんの本をもっと読みたくなって手に取った。 なにこれ、めちゃくちゃおもしろい。 こんなにおもしろくて読みやすいお話を書く作家さんを知らなかったなんて!と思うくらいおもしろい。 パラパラと見た時にちょうどみきが男だとネタバレしてたシーンを見て、うわ、おもしろそうって借りた。 まずみきがものすごく女子だし、でもって賢いし、最後はもうなんか笑える。 後藤と付き合うとか、そんな展開に一切ならない辺りも安心して読める。後藤、良きパートナーじゃない?(恋愛要素じゃなく、人生においての) 私よりはるかに女を楽しんでる姿が眩しい。それも、ヒラヒラのスカートとかメイクとか、そういう表のものだけじゃなくて、人間関係のドロドロしたところをがっつり楽しんでるところが、もう凄い。流石っすセンパイ。 あと坂木司さんの描くお話が読みやすいのは、心の声をはっきり書いてくれるからだわ。 情景の描写が多くて、そこから心情を読み取る系のお話はなかなか頭に入らなくて、その世界観に入り込めないから苦手なのよね。 そういう想像に委ねられる部分が少ないから読みやすいのかも。 もう一発でみきが好きになった。生きる姿勢というか、考え方というか、やってることも視点も大人で好き。憧れる。賢い。かっこいい。素敵。 ホラ、もう、凄すぎて、語彙力低下しちゃった。 あ、そんで トランスジェンダーのことを堂々と題材にしたものが2016年には既に出ていたのにビックリ。 そんなに早かったんだっけ。
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女装男子でもおかまでもない。 珍しさから興味本位で近く人も多いだろうが、それでも自分らしさを忘れず好きなものを好きに出来るのはすごいことだよな。
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女子の抑えつけられ感。 男子の無意味な肯定感。 どちらも不幸でどちら も幸せ。 トランスジェンダーは そのどちらもない。 世間の理解はまだまだ。 マジョリティとは違う 彼ら彼女らの視点から 私の日常を眺めたとき、 そこに何が見えるのか。 主人公のみきちゃんに 学ぶこ...
女子の抑えつけられ感。 男子の無意味な肯定感。 どちらも不幸でどちら も幸せ。 トランスジェンダーは そのどちらもない。 世間の理解はまだまだ。 マジョリティとは違う 彼ら彼女らの視点から 私の日常を眺めたとき、 そこに何が見えるのか。 主人公のみきちゃんに 学ぶこと結構あります。
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ドラマを先に観てました。続編つくってほしいくらい、すごく好きなドラマでした。 本も面白かった! 「男の自殺率、高いわけだ。だって絶対女の方が面白いもん。」 みきと後藤、2人とも爽快感があってかっこいいよ。
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痛快でした。読んでたいぶ経っているので、詳細は忘れましたが。 主人公のキレキレっぷりが小気味よくて、グイグイ読めます。 イヤなことも多々あるけれど、女子ってやっぱ楽しいよね。 醜いマウントの取り合いや、足の引っ張り合いも含めて。 そう思わせてくれる1冊です。 オススメ。
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読み始めてすぐに、かつてTVドラマで放映された作品だと気がついた。 明るい調子のドラマだったような記憶があって、だから原作もそれなりに明るくてポップな作品だろうと思いながら、流して読んでも良いかなと思っていました。 申し訳ありませんでした。 心と身体の不一致に悩む人々の思い、辛さ...
読み始めてすぐに、かつてTVドラマで放映された作品だと気がついた。 明るい調子のドラマだったような記憶があって、だから原作もそれなりに明るくてポップな作品だろうと思いながら、流して読んでも良いかなと思っていました。 申し訳ありませんでした。 心と身体の不一致に悩む人々の思い、辛さ、不自由さ。けれどそんな圧にもめげずに自分らしく生きていく力。世の中と真正面に闘うだけではなく時には風に柳と受け流し、時には頭を使って立ち向かうその強さに圧倒され敬意を感じます。 かつてのクラスメイト後藤が意外にも理解者でありミニーさんこと高山田が主人公小川によって自分自身を探り出し心を開いていくのがなんとも暖かい。 自分は偏見を持たずに彼等、彼女達の理解者になりたい。 けれど中途半端な知識だけで応援した気持ちになることが彼等彼女等を傷つけることにもなりかねない。 「彼等、彼女等」という認識からしてもしかしたら間違っているかもしれないですね。
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主人公のみきちゃん目線で話が進んでいく。 みきちゃんは、身体的には男性。 でも、性自認は女性。 でもって、性的指向は女性。 いわゆるトランスジェンダーってやつ。 そんなみきちゃんの周りで起こる、仕事やプライベートを 覗き込んだお話たちでしたー。 みきちゃんは、周りにも恵まれて...
主人公のみきちゃん目線で話が進んでいく。 みきちゃんは、身体的には男性。 でも、性自認は女性。 でもって、性的指向は女性。 いわゆるトランスジェンダーってやつ。 そんなみきちゃんの周りで起こる、仕事やプライベートを 覗き込んだお話たちでしたー。 みきちゃんは、周りにも恵まれてて、 家族ともほどよい距離感でいるし、 会社もブラック企業だけど、みきちゃんのこと理解してる。 みきちゃんから元気をもらえるけど、 本当の本当の実際の話、なかなか現代社会、 マイノリティーの人たちには暮らしにくい世の中だよなー って考えちゃったよー。 いくら、LGBTQって言葉が浸透しつつあっても、 まだ足りないよね。 ってか、LGBTQとかマイノリティーとかって言葉が ある時点で、「違う」感を受けてしまう。 どんな人も、その人でいいのにね!! 私も、みきちゃんとお友達になりたいなー(*´ω`*)
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最初は「…なわけね」等の女子っぽい文章に あ、失敗したかも、と思ったけれど。 みんな日々葛藤し戦い、妥協して生きている。当たり前の事だけれど、マイノリティな主人公だけでなく、その他のマジョリティな人々にも視点を当て話が進んでいくところが良かった。
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ドラマ化された時に、断片的に見ていた作品。 同じ作者の別の作品(和菓子シリーズ)が面白かったので、こちらも読んでみました。 トランスジェンダーの主人公が言う「男って◯◯よね」や「こういう女、いるいる」は、ちょっと強調されすぎな気もするけど、どちらの性別も経験しているからこその意見...
ドラマ化された時に、断片的に見ていた作品。 同じ作者の別の作品(和菓子シリーズ)が面白かったので、こちらも読んでみました。 トランスジェンダーの主人公が言う「男って◯◯よね」や「こういう女、いるいる」は、ちょっと強調されすぎな気もするけど、どちらの性別も経験しているからこその意見かも。 主人公の家族、同僚、友人が、ジェンダー問題に戸惑うこともありつつも、受け入れている関係がいいと思いました。「人」として理解、尊敬し合える関係であれば、性別は関係ないのかもしれない。
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