1,800円以上の注文で送料無料

ミッドナイト・バス の商品レビュー

3.7

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/11/04

バラバラになった家族が再び集う時、それぞれの想いはさざめき揺れる。 16年前に子供2人を置いて出ていった妻が、利一の運転する深夜バスに乗車してきた。 子供たちも成人して、親も看取った利一は恋人と自分の人生を歩いて行く時期が来たと思っていた。 しかし、息子は突然帰ってくるし、娘も何...

バラバラになった家族が再び集う時、それぞれの想いはさざめき揺れる。 16年前に子供2人を置いて出ていった妻が、利一の運転する深夜バスに乗車してきた。 子供たちも成人して、親も看取った利一は恋人と自分の人生を歩いて行く時期が来たと思っていた。 しかし、息子は突然帰ってくるし、娘も何やら始めた様子。 そして、元妻が現れて… 恋人との仲も危うくなる。 話の中の過去の後悔と未来への不安が、似ていないのに自分のことと重なり、涙腺が緩む。 家族の難しさと有りがたさとが交差して、寂しさも伴う。 そして、深夜バスに乗って遠くに行ってみたくなる。 2024.11.4

Posted byブクログ

2024/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

深夜バス専門の運転手のお客さんのあたたかい話しと思ったら違った 優柔不断な深夜バスの運転手さんの話しだった。

Posted byブクログ

2024/06/04

人って、人生って、うまくいかないなぁ。 でも人なりに年齢なりにいくつからでも前に進んでいける。と解釈したが、主人公の選択には納得出来ず、最後には都合いいなと思ってしまった。 サイドストーリーのような7章のロックンローラーが最高に粋でかっこ良かった!

Posted byブクログ

2024/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本当の気持ちを話すのは親とも子とも難しいんだよね。実際。いろんな境遇に出会うからこそ考えることができるようになったり、ぶつかることができるからこそ理解点を見つけることができたり… そう考えるとわたしはまだまだ成長しなければいけないのかも…と思った。 このお話の中では利一さんが一番若いかな…なんて思ったけど、いや、苦労なさってる…

Posted byブクログ

2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

壊れかけた家族の再生というか新たな局面を迎える物語。巻末の解説を読めば内容はすぐ思い出せそうだ。利一という中年の男に何故か惹かれる。深夜バスの運転手という地味目の職につきながら男手で子供を育てたというのも苦労が想像できる。そんな利一だから別れた元妻の父親のことも見過ごせないで援助することになり自分のことは後まわしになる。ラスト詩穂と京都で会ってどうなったかは語られてないけれどどうにか利一さんにも幸せになって欲しいな。

Posted byブクログ

2024/04/26

家族や男女、社会がが抱える一筋縄ではいかない物語が深夜バスを舞台に進行されます。登場人物多め、かつ伏線回収されたっけ?と途中で戸惑ったので、長編ですが一気に読むのをおすすめします。

Posted byブクログ

2024/03/28

今まで読んだ作者の本の中で一番面白かった 物語にも入り込めた 繋がりもスムーズで、文章が上手いと思う 4冊だけど、今のとこハズレ本もない 今まで知らんかったけど、好みの作家さんだ

Posted byブクログ

2024/02/01

それぞれ年齢を重ねるに連れて感じる生きづらさをそれぞれの立場で表現してくれている。どの視点に感情移入できるかは自分の置かれている立場によって異なると思うが。

Posted byブクログ

2023/12/27

実は、自分の中で映画が先行しています。 でも、映画とは全く違った印象を持ちました。 リイチさん、新潟の人って感じがする。優しすぎる、待つことに慣れすぎている。でも、そこに人間味が溢れていて、たまらない。 「いこい」に行ってみたい。癒されたいなあ。 この本を読みながら、新潟市を訪...

実は、自分の中で映画が先行しています。 でも、映画とは全く違った印象を持ちました。 リイチさん、新潟の人って感じがする。優しすぎる、待つことに慣れすぎている。でも、そこに人間味が溢れていて、たまらない。 「いこい」に行ってみたい。癒されたいなあ。 この本を読みながら、新潟市を訪れました。高速バスで。萬代橋やバスセンターの描写が素敵でした。実際に目にして、白鳥さんが来るような、そんな気さえしました。 またいつか、読み返したいです。

Posted byブクログ

2023/05/15

すれ違い、生き違った家族が会いまみえた時に、どうやって向き合い、どうやって再出発していくのか。家族とはとても近いため、時には支えに、時には脅威になる、そんなデリケートな関係なのかもしれない。それでも家族を紡ぐ物語が心引かれるのは、それをみんな求めているのだろう

Posted byブクログ