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壁を崩して橋を架ける の商品レビュー

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2016/11/11
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日本独自の文化を元にした成功、成長法則を伝える講演会やコンサルティングを行っている著者が、主に上司と部下のコミュニケーションについて書いた一冊。 サブタイトルでは、結果を出すリーダーがやっているたった1つのことと唄っているけど、途中までは、1つじゃないやん!って突っ込みたくなる感じだったけど、最後の章では、その1つのことがクロスコミュニケーションという、お互いが壁を崩して心を通じ合わせることだとまとめてあった。 この本の中でのクロスコミュニケーションは、個人間の関わり方についてだが、日産を立て直したカルロス・ゴーン氏が積極的に行った企業改革も、各セクションごとで分けるのではなく、垣根を無くしてコミュニケーションや報告、連絡をさせることだった。 結局、人間通しの関わりに壁を作ってしまったら、相手の気持ちをわかろうという気持ちにはならないし、相手のために何かやろうという気持ちにもならない。上司と部下という関係であれば、ちょっとしたことでも簡単にできてしまう壁を、 上司が一方的に崩そうとしても、なかなか崩れるものでもなく、ましてや橋を架けて心を通じ合わせることは簡単ではない。まずは、初めから壁を作らない、作らせない意識をもち、心の扉を解放することが大切だと感じた。

Posted byブクログ