赤目姫の潮解 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
視点がめちゃくちゃ飛ぶし観念的で哲学的で「何これわかりづらい、オエェ」って感じだったけど、飛ぶのはそういう能力(視点を他者に移せる、操れる)というネタバラシでお陰でなるほど、とは思えた。 「存在する」とはどういう事か?をずっと投げかけられ続ける凄く不思議で理系視点な小説。
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この世界の真理のようなものを哲学的かつ理論的な考察を用いて描いているSF作品です。 読み終わり一言で言うと、「意味がわからない、混乱する」という感想になりました。 でも、とても世界観の描写と表現が綺麗で情景が鮮明に思い描くことができます。色の描写がとても綺麗です。世界がコロコロ...
この世界の真理のようなものを哲学的かつ理論的な考察を用いて描いているSF作品です。 読み終わり一言で言うと、「意味がわからない、混乱する」という感想になりました。 でも、とても世界観の描写と表現が綺麗で情景が鮮明に思い描くことができます。色の描写がとても綺麗です。世界がコロコロと変わっていくはずなのに情景はすんなりと想像できました。 私にはまず意味がわからない、理解するのがとても難しい作品でしたが、もう一度初めから短時間で読みたいとおもいます。(千年シリーズ最終作と書いてあるくせにこれから読んでしまったから混乱しているのかな…?と思ったり(笑)) なぜ星4つかというと、 単純に「意味がわからない」ではなく「複雑なパラドックスで出来上がっていて理解に苦しむ。けれど、理解したい、もう一度読んでみよう」という意欲を掻き立てる作品だとおもったからです。 哲学や真理について考えることが好きな人にはオススメしたいですが、サラッと読める本が好きな方にはオススメできません、かなり理屈っぽいお話なので。。。
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百年シリーズ完結篇にして、もっとも難解な一冊。 前2冊の登場人物はでてこない。……本当か? カオスがいつのまにか収斂していく。観測するから世界は 成り立つ。なら、その観測者および外界は誰が作ったのか? 神なのか?迷子になりながら観測者の立場で読了。
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二年前に読んで以来の再読。 常に曖昧模糊とした認識の中で話が進行するため、ふんわりとした印象のみを持っていたところで、再読の結果もまだ同じ感想に。感性が進化/変化していないらしい自身が少し嘆かわしい… また、些事に目が行きがちのため、色味が気になって仕方がない。
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ミチルとロイディにまた会えるぞ!と意気揚々と読みだしたら、鮭川とか知らない名前がたくさん出てきて、なんだか時代もそこまで未来ではないようだし…あれ?間違えたのかな?としばし途方に暮れながら読み進めました。 そして、まあ、これはこれで面白いかも…とストーリーに入り込んだあたりで、...
ミチルとロイディにまた会えるぞ!と意気揚々と読みだしたら、鮭川とか知らない名前がたくさん出てきて、なんだか時代もそこまで未来ではないようだし…あれ?間違えたのかな?としばし途方に暮れながら読み進めました。 そして、まあ、これはこれで面白いかも…とストーリーに入り込んだあたりで、だんだんと「自分」が混在する内容になり、今度は違う意味で途方に暮れました。 この「私」は一体、今は誰のことを言っているんだろう。そもそも、これだけの人数は存在しているんだろうか?脳内での会話とかじゃなくて?? 小説って、連鎖的というか、ビビっときたシーンを取り出すことはできても、そこだけではその衝撃は伝えられなくて、そこまでに至るすべての言葉に意味があるような。そういう意味では、まるで音楽のようだと思います。 理由は説明できないけれど、とにかく背筋がぞくっとする、なぜかは自分でもわからないけれど、ふいに涙が出てくる。本を閉じたくなる。目を閉じて、今自分が感じている、名前をつけられない、手にすることもできない、目で見ることもかなわないなにかを、大事にしたい。一瞬で消えてしまうとわかっていても、その残り香を覚えていられるようにしたい。そういう気持ちになることが、もしかしたら「感動」というのかもしれません。 ネタバレになるようなことすら書けないくらい初読では難解な内容で、それっぽく理解したり解釈したりすることがもったいなく思えるほど。何度か読んで、ゆっくりと咀嚼して、じっくりと向き合いたくなる本です。 読んでいる間、何度も、そういえば数年前まで引退するって言ってたっけ。引退することをやめてくれて、私はなんて幸運なのだろう、と思っていました。たとえ理解できなくても、森博嗣という才能と同時期に生きていられて、とても幸福だと感じます。
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ミステリーともサスペンスとも違う、 ジャンルを何か選べというならSFですね。 まるで夢から夢に移るような、夢から覚めたと思ったらまだ夢の中だったみたいな話でした。 だからとても心地よくて、それでいてハッとすることが多かったです。
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「 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN 」 「 迷宮百年の睡魔」 に続く、百年シリーズの最終作。 なのだが、読み始めて「?」となり、本当にこれはシリーズ最終作なのか?三冊目なのか?実は1作目なのではないのか?・・・と不安になり、何度も調べてしまった(;...
「 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN 」 「 迷宮百年の睡魔」 に続く、百年シリーズの最終作。 なのだが、読み始めて「?」となり、本当にこれはシリーズ最終作なのか?三冊目なのか?実は1作目なのではないのか?・・・と不安になり、何度も調べてしまった(;'∀') ミチルもロイディも登場しないのだ。この二人の関係が好きでその後が気になっていたのに。 確かに二人の行く先なのかもしれないけれど、飛びすぎ。間にあと3冊くらいは必要だよー または二人の原点。なのかもしれない? そして人類の行く先なのかもしれない・・・?。 更に世界が広くなりすぎて、ついていけず、2度読みしました(笑) やっぱり、この世界観、好きだわ~!(^^)! 次は「Wシリーズ」かな♪
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百年シリーズの3作目で完結 らしい・・・ 確かに百年シリーズと言われればそうなんだけど、これで完結? ミチルもロイディも出てないとかそんなレベルじゃなく、百年シリーズに入れてよいのかどうか むしろWシリーズじゃないのか? とりあえず、これまでのを読んでるから現象の理由もわかる...
百年シリーズの3作目で完結 らしい・・・ 確かに百年シリーズと言われればそうなんだけど、これで完結? ミチルもロイディも出てないとかそんなレベルじゃなく、百年シリーズに入れてよいのかどうか むしろWシリーズじゃないのか? とりあえず、これまでのを読んでるから現象の理由もわかるけど その前提条件があってもよくわからん(笑) 自称引退後の森博嗣はわかりやすさという優しさ成分がなくなったからなぁ
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森博嗣百年シリーズ第3作 ぼくの感想も一言で、解説の冬木さんが最初に書かれている「何がなんだかわからないが、すげえ」、これに尽きる。 百年シリーズの最終作ということで、またミチルとロイディのコンビが女王様に会いに行くようなものを想像していたのだが、この話は全然関係ないようだ。...
森博嗣百年シリーズ第3作 ぼくの感想も一言で、解説の冬木さんが最初に書かれている「何がなんだかわからないが、すげえ」、これに尽きる。 百年シリーズの最終作ということで、またミチルとロイディのコンビが女王様に会いに行くようなものを想像していたのだが、この話は全然関係ないようだ。冬木さんも解説されているが、世界観が同じというところから、なんとなくその百年シリーズの雰囲気になっているのだろう。 百年シリーズは、舞台の設定が現代ではないことを感じさせるためか、他のミステリー小説と異なり、SFの雰囲気を醸し出している。この小説もSF小説と言ったほうが良い、というかミステリーの要素というのがどこにあるのだろうかと思ってしまった。 篠柴くんと鮭川が赤目姫を伴って魔多井という人物のところへ、早朝からボートを漕いで行くという話から始まるのだが、その後の展開は、テレビ番組にある「世にも奇妙な物語」のような感想を持った。うーむ、探偵小説にあるような殺人事件がおこるなどとはまた違った雰囲気を持つ、これもやはりミステリーなのか。 物語自体はなんというか、読んだ直後は「へっ?」という感じなのだが、後からじわじわと面白さが蘇ってくる(?)作品だった。この辺がなんだかよくわからん面白さなのかもしれない。ミステリーという観点からなら、この作品が百年シリーズの最終作になっていること自体がミステリーなのではなかろうかと思ってしまった。
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なんだか最後の感じ、私こと篠柴=ハギリ博士(Wシリーズ)みたいに思えてきた。 飛んでて途中わからなくなったけど、イメージは不思議とわいてくる。
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