ハリネズミの願い の商品レビュー
相手の気持ちを妄想してしまう。まさに自分のことを言われているようで、なかなか読むのがつらかった。 妄想好きは、妄想しているのが趣味みたいなものかもなので、ハリネズミはなんだかんだと楽しんでいるようにも思えてしまう。 単純に読んでいると発想の豊かさがすごいと思うし、微笑ましい。 で...
相手の気持ちを妄想してしまう。まさに自分のことを言われているようで、なかなか読むのがつらかった。 妄想好きは、妄想しているのが趣味みたいなものかもなので、ハリネズミはなんだかんだと楽しんでいるようにも思えてしまう。 単純に読んでいると発想の豊かさがすごいと思うし、微笑ましい。 でも、時には、苛立ってしまう。
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オランダの医師であり作家の著者が、娘のためにかいたという本。 ぎゅっと目をつぶって顔を覆ったり、 手紙を手に家の中をウロウロしたり、 丸まって毛布をかぶったりするハリネズミの姿が想像できて、なんともかわいい… なんとなく共感できるのは、誰しも、そういう頃ってきっとあったから。
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一歩踏み出す勇気のない人に是非 読んで欲しい! ハリネズミはまさに自分の様だ。 何かする事に思い悩み、悪い方へと 常に考えまだ始まっても居ない未来 を悪い想像を巡らせ、まだ、いつか と先延ばしにしてしまう。 ハリネズミが想像で招待する動物達は 色々問題も起こすが、ユーモアに溢れて...
一歩踏み出す勇気のない人に是非 読んで欲しい! ハリネズミはまさに自分の様だ。 何かする事に思い悩み、悪い方へと 常に考えまだ始まっても居ない未来 を悪い想像を巡らせ、まだ、いつか と先延ばしにしてしまう。 ハリネズミが想像で招待する動物達は 色々問題も起こすが、ユーモアに溢れて いる。 最後はハリネズミが突然の訪問客のリス と楽しく過ごし、自分のハリこそが 自分のアイデンティティだと確信し 自信を持つ。
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一匹のハリネズミが、家に誰か来てほしいな、でも招待しても迷惑だろうな、だけど他の動物たちはお互いに招待したりされたりして楽しんでるんだろうな、いいな…って迷いながら、書いた招待状を戸棚から出したりしまったり、もごもご自分に言い訳しながら寝たり起きたりする物語。 ハリネズミのジレ...
一匹のハリネズミが、家に誰か来てほしいな、でも招待しても迷惑だろうな、だけど他の動物たちはお互いに招待したりされたりして楽しんでるんだろうな、いいな…って迷いながら、書いた招待状を戸棚から出したりしまったり、もごもご自分に言い訳しながら寝たり起きたりする物語。 ハリネズミのジレンマといえば、愛するものに近づくほど、その針で傷つけてしまうことを言うけれど、このハリネズミくんは、ずーっと、自分が傷つくことを恐れています。 だいたいこういう主人公だと、いつか踏ん切りつけて自ら勇気を奮って外界に飛び出していき「一歩を踏み出せば道は拓けるよ」的に終わるものですが、このハリネズミは結局自分からは何のアクションも起こしません。 ハリネズミいらつくわー!で終わるも良し。 助けてもらってよかったね、も良し。 私は、自分がしたいと思ったことはやっぱりやったほうがいいな、と思いました。延々と悩みループにハマりっぱなしは柄じゃないし、何気ない私の行動に、最後のハリネズミみたいに救われる人だっているかもしれないと思うから。
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「きげんのいいリス」に続いて どうぶつたちを招待したいけど 不安でいっぱいになってしまう ハリネズミ ほとんどがハリネズミの もしも話なのだが それぞれのどうぶつが そう振る舞うだろうと 思ってしまう 心配しすぎなハリネズミが まるで自分のことのようで 笑ってしまった
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誰かを家に招待したいけど招待したらどうなのかといえ妄想ばかりが膨らんでなかなか一歩踏み出せないハリネズミくんの妄想録
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1人がいいけど孤独は怖くて、自分のハリが嫌だけど、それこそが誇りで。。ハリネズミは莫大な妄想をして1人でずっとぐるぐると考えていたけど、リスの訪問によって大きく前を向いた気がした。他人の影響の大きさとか、人とのつながりの大切さとかを感じて、人の力ってすごいよなあって思った。 まあきっとリスという特別な存在ができたことが、ハリネズミの悩みの種になり得てしまうんだろうけどね(笑)
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ほとんどがハリネズミの頭の中での出来事というのがおもしろかった。 「こう思われたらどうしよう…」と妄想する癖が自分自身を見ているようで、 客観的に自分を見ることができた気がします。 最後にリスが訪ねてきてくれて、 ただその場に身をまかせているハリネズミの姿が 本来のハリネズミだと思いました。 癖は染み付くものだから たぶんすべて消えることはないけれど、 来年のハリネズミが前の年よりも 少しだけ楽な自分でいられますように。
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願いというより妄想。 ハリネズミが頭の中でぐるぐるクヨクヨ悩む気持ちよく分かる( ⌯᷄ ·̫ ⌯᷅ก ) 「大丈夫」と言ってあげたかった。 最後にリスが遊びに来てくれて良かったね。 たった1人でも分かり合える相手がいるだけで幸せだ。
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ずーっと積読だったこの本。 7年を経てやっと読めた^ - ^ 妄想力が豊かで自分の殻にこもってしまう ハリネズミくん。 出会いがもしあっても、自分が傷つく出会いに なってしまうのではないかと 長〜〜〜くうろたえる。 しかし、ハリネズミくんのことを思って 家を訪れてくれたリスさんによって ハリネズミくんは 「自分を大切にしてくれる相手を ぼくも大切にすればいいんだ!」と気づく。 ハリネズミくんは、 たまたま家にリスさんが来てくれたから 自分と気の合う相手に出会えたけど、 人間(特に学校生活のない大人)は 自分から踏み込む・出会う勇気を持って 行動しないと気の合う相手には出会えないなと 思った。 このお話は、ハリネズミくんのうろたえるパートが 冗長だが、自分自身も長くうろたえて新しい出会いにポジティブではないことに気付かされた。 客観的に相手を見ることによって自分の悪いところにも気付かされたから、読んでよかったと思えた!
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