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世界「最終」戦争論 の商品レビュー

4.6

13件のお客様レビュー

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2020/12/13

リベラルの二人の話だから、理想論によってるつもりで、偽善に騙されないように読もうと思う。 一方で、時にリベラルの視点から省みないと残酷な世の中になってしまうこともあるだろう。

Posted byブクログ

2018/08/15

本書の時点で、”まさかないよね”的感覚で語られていることが、現実として起こっている今日。例えば安倍内閣の持続。例えばトランプ大統領就任。普通に考えたらあり得ん事態だけど、何がどうとち狂ったか、そんなまさかを目の当たりにしてしまっている。もっと最悪の事態として、もっとまさかの事件と...

本書の時点で、”まさかないよね”的感覚で語られていることが、現実として起こっている今日。例えば安倍内閣の持続。例えばトランプ大統領就任。普通に考えたらあり得ん事態だけど、何がどうとち狂ったか、そんなまさかを目の当たりにしてしまっている。もっと最悪の事態として、もっとまさかの事件として、第三次世界大戦にも触れられているんだけど、これ以上馬鹿げた世界にならないことを祈るばかり。自分に出来そうなことも積極的に探して、なるべく参加していくよう心掛けよう、と思いを新たにした次第。

Posted byブクログ

2017/03/11

難民はそもそも欧米が主導したグローバル化の帰結。 欧米に難民を拒絶することはできない。 戦争をテクノロジーからすると、ローテクもローテク、非常にプリミティブな武器がいわば核抑止力を上回る力を持ち得ている。そんな力にどう対抗したらいいのか。ジハードで自分が死ぬことを前提にしている...

難民はそもそも欧米が主導したグローバル化の帰結。 欧米に難民を拒絶することはできない。 戦争をテクノロジーからすると、ローテクもローテク、非常にプリミティブな武器がいわば核抑止力を上回る力を持ち得ている。そんな力にどう対抗したらいいのか。ジハードで自分が死ぬことを前提にしている人たとを、果たして殲滅するなんていうことができるのだろうか。 戦争は最後のビジネスチャンスだと思っている。もう自動車輸出では日本の経済を回すことはできそうもない。それに代わるものを探して兵器産業に飛びついた。、自動車産業と兵器産業はぶら下がっている国内産業がほとんど一緒だから。兵器というのは理想の商品。兵器産業が日本の基幹産業になれば、日本に存在する全ての製造業はこれからは兵器産業に寄生して生きていける。 兵器は市場が絶対に飽和しない夢の商品。兵器へのニーズが増大するためにはとにかく世界中で戦争が起きていることが必要になる。だからビジネスマンたちは戦争を希望する。戦争を歓迎するし、必要とあらば、自分で戦争を初めてもいいと思っている。そういう人たちが、戦争ができる国になりたいという安倍首相を支援している。

Posted byブクログ

2017/03/01

2017.3.1 あとがきにも書いてありますが、イギリスの帝国から島国へのシュリンクの話とか聞いたことない話が多くて面白い。この対談の時期だとアメリカ大統領がひょっとするとサンダースとか言っていて、実際にはトランプになったアメリカはどのように凋落していくのでしょうかね。

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2016/09/24

内田樹氏と姜尚中氏どちらも好きな作家であり思想家です。 その二人が初めての対談だそうで。。 そうだったのかと意外に思えます。二人とも同じ思いを 共有されているのに、そこに至る推論や論拠が異なる ところがあってとても面白く読めました。 本日国際ブックフェアに言ってきたのですが、 ...

内田樹氏と姜尚中氏どちらも好きな作家であり思想家です。 その二人が初めての対談だそうで。。 そうだったのかと意外に思えます。二人とも同じ思いを 共有されているのに、そこに至る推論や論拠が異なる ところがあってとても面白く読めました。 本日国際ブックフェアに言ってきたのですが、 内田先生の講演は満席で拝聴できずでした。 聞きたかったなあと。。。。 本日の講演は林真理子氏・内田樹氏・茂木健一郎氏の3人 どれも満席でした。

Posted byブクログ

2016/09/13

自動車で走っているより 自転車で走っているより 走っているより 歩いているときが 一番 よく 見える そして 何よりも いつでも 立ち止まって 気の赴くままに じっと 気のすむまで 見続けることができる 今、世の中に起きていること これまでの こと そして これからのこと 今...

自動車で走っているより 自転車で走っているより 走っているより 歩いているときが 一番 よく 見える そして 何よりも いつでも 立ち止まって 気の赴くままに じっと 気のすむまで 見続けることができる 今、世の中に起きていること これまでの こと そして これからのこと 今、どんな風に 見えているのだろう 今、どんな風に 考えていけばいいのたろう そんな 時間が持てる そんな 一冊です

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2016/08/16

読了。今の国内や世界の動きをどう見ているのか、非常にわかりやすく書かれていた。国民国家の液状化やグローバル資本主義からのリトリートについての論争が面白かった。

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2016/08/14

某グループの読書会の課題図書.内田さんの論はあちこちで読んでいるので,大まかな展開は予測できたが,姜さんもかなり波長があっていて,楽しく読めた.p121でイギリスが大帝国を持っていたが,短期間で島国へとシュリンクした点を評価していたが,大事な視点だと感じた.成長路線にこだわってい...

某グループの読書会の課題図書.内田さんの論はあちこちで読んでいるので,大まかな展開は予測できたが,姜さんもかなり波長があっていて,楽しく読めた.p121でイギリスが大帝国を持っていたが,短期間で島国へとシュリンクした点を評価していたが,大事な視点だと感じた.成長路線にこだわっている我が国の政府も大風呂敷的な視点で政治を進めて欲しいものだ.新たな戦争が身近な場所で勃発する可能性は益々高まっている感じだ.p218の嫌厭感の広がりは,議論を封鎖する感じのキーワードになっているという指摘も良い.

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2016/07/29

何はともあれこのタイトル、センスなさ過ぎないか。 中身とはほとんど関係のない煽りっぷり。 せっかくの2人の刺激的な対談が台無しになっている感。 こういうタイトルに惹かれる人にこそ読んでもらいたいというメッセージなのかもしれないけれど、それにしてもなあ。 個人的には末尾の方で指摘...

何はともあれこのタイトル、センスなさ過ぎないか。 中身とはほとんど関係のない煽りっぷり。 せっかくの2人の刺激的な対談が台無しになっている感。 こういうタイトルに惹かれる人にこそ読んでもらいたいというメッセージなのかもしれないけれど、それにしてもなあ。 個人的には末尾の方で指摘されている「飽きている」という指摘が腑に落ちた感じでした。戦後70年を経て、日本人は今の社会に、政治に、平和に「飽きている」という指摘。 たとえば戦争状態に巻き込まれずに半世紀以上の時間を過ごすということは文字通り「有り難い」ことなのだと思う。その奇跡的な出来事が70年続いてくれたおかげで僕たちはそれを「有り難い」と思うことがなくなり、その状態に慣れ、飽きてしまっているのではないか。 成熟社会を迎え、世の中に何か閉塞感を覚えるのはたぶん僕だけではないと思う。でもだからといって、今ある「有り難く」貴重なものまで壊してしまっていいという法はないだろう。 東京都知事選挙は小池氏が優勢だそうだが、これも自民党にも飽き、タレントが知事をするいうのにも飽きた国民感情の投影と読むこともできそうだ。 そんなことを考えながら読んだ本でした。

Posted byブクログ

2016/07/19

強烈な個性二人による対談でこれが初見と言うことが驚きです。後書きで内田さんがかいているように、全力でぶつかっていることがわかる面白い本でした。

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