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オーリエラントの魔道師たち の商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    4

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2022/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーリエランドの魔道師シリーズの第四作。 いろいろな魔法と魔道師が描かれていて良かった。 ひとりひとりが1冊の本になるほど、 綿密な人物背景があって、 それを次々と読めるとはなんて贅沢。 ホールケーキと同じぐらい、 いや小さい分だけそれ以上に手間がかかっている美味しいプチフールを ひと口で食べてしまうようなもの。 しかも細長いお皿に並べて、次々ぱくぱくと。 人生を自分の手に取り戻した三人の魔女の話も面白かったし、 復讐のために漂うように生きる魔道師の生き方も、 本を与えて性根を直すチャンスを与える夜の写本師の話も面白かった。

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2020/11/17

短編なのにどれもしっかりとした世界観があって読んでて飽きない作品でした。 終わり方が突然だったりするので、ここで終わり〜!先が気になる。。。とも思ったけど、でもだんだんと、いい意味で気にならなくなる良作だと思います。 でも、いつかどこかのシリーズでチラッとでもオーリエラントの魔道...

短編なのにどれもしっかりとした世界観があって読んでて飽きない作品でした。 終わり方が突然だったりするので、ここで終わり〜!先が気になる。。。とも思ったけど、でもだんだんと、いい意味で気にならなくなる良作だと思います。 でも、いつかどこかのシリーズでチラッとでもオーリエラントの魔道師が出てくるに期待!

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2020/05/12

魔導士というよりは魔法職人といったほうがいいような職人技としての魔法の描き方は相変わらず興味深い。 魔力の源泉は心の闇だとしても、それを制御する技術としての職人的熟練が語られることで、ただ暗いだけでなく人間的な要素が加わってより魅力的に思える 短編ということもあってか前作より表現...

魔導士というよりは魔法職人といったほうがいいような職人技としての魔法の描き方は相変わらず興味深い。 魔力の源泉は心の闇だとしても、それを制御する技術としての職人的熟練が語られることで、ただ暗いだけでなく人間的な要素が加わってより魅力的に思える 短編ということもあってか前作より表現もすっきりしてより読みやすくなっているのもよかった

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2019/11/01

不能换中文。。。リトン運命神、アイトラン気まぐれ神、イルモア大地母神、イルモネス美と芸術の女神、キサネシア健康神。生命は奪われなかったが生命より大事な何かを奪われた。。。

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2018/01/09

2017.2/12 夜の写本師シリーズ4作目は短編集なのですね♪前の3巻からしばらくぶりに読んだけど違和感なしの濃密な世界観。市井の生活の中に沈む者たちと、手を貸す魔術師の抱える闇を丁寧に描いていて素晴らしい。前に感じた重厚さの語りの中に浮く現代口語的な文章も減ったようで良し。次...

2017.2/12 夜の写本師シリーズ4作目は短編集なのですね♪前の3巻からしばらくぶりに読んだけど違和感なしの濃密な世界観。市井の生活の中に沈む者たちと、手を貸す魔術師の抱える闇を丁寧に描いていて素晴らしい。前に感じた重厚さの語りの中に浮く現代口語的な文章も減ったようで良し。次つぎっ!

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2017/04/09

様々な種類の魔道師たちの短編集 これまでの作品では見ることのなかった魔道師や、 馴染みの魔法 あそこと繋がりのあるものが!と バラエティに富んで面白かった 個人的にどれも読後が爽快で 救いのある話だったなぁという印象 魔法を使うのは全て業、というのが いいなと思う 人間らし...

様々な種類の魔道師たちの短編集 これまでの作品では見ることのなかった魔道師や、 馴染みの魔法 あそこと繋がりのあるものが!と バラエティに富んで面白かった 個人的にどれも読後が爽快で 救いのある話だったなぁという印象 魔法を使うのは全て業、というのが いいなと思う 人間らしい

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2017/03/06

魔導師シリーズの短編集。ファンタジーという言葉を冠したくないと思う重い闇の物語。乾石さんの物語は読むたびに 言葉の美しさ 文章の味わい深さに感動する。今回も 一気に読み進めたい気持ちを 抑えながら 少しずつ 少しずつ味わいながら読んだ。 満足。

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2016/11/24

短編集の1冊。 私は「闇を抱く」がいちばん心に残る。女性たちの密かな、しかし確固とした意思のもと、魔法を使う姿勢に、佇まいを正されるように感じた。 私も闇を抱えている。誰しも年を重ねていけば大なり小なり闇を抱えていくのだ。それを認めて、向き合うこと。それなくして深みは増さない。

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2016/10/29

短編集。 少し説明的な部分は目立ったけど、面白かった。 相変わらずダークではあるけれど、長編に比べるとダークさは薄まって戦闘場面も少なめ。 短編の方がひとつひとつの主題がはっきり出ていて読みやすいかも知れない。やはり真面目な作家さんという印象でした。

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2016/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれ努力して力を持った魔導師や写本師が、思いを抱き日々を黙々と過ごす姿が描かれていて、ファンタジーな雰囲気も凄く惹かれるものがあるのと、自分にはここまで熱中できない部分に嫉妬すら覚えます。こういう世界だったらもっと学んで魔道師になりたいとか思えるのになとちょっと思ったり。現実より険しそうですが。そんなに分厚いものではないですが、ずっしりと話は読み応えがあると感じました。

Posted byブクログ