なぜ、あなたの仕事は終わらないのか の商品レビュー
米国のマイクロソフト社に勤め、Windows95の開発に携わったプログラマーが実践する時短のテクニックを紹介。人へ与えられている時間は皆、平等。ならば時間の使い方を効率化することは、人よりも多くの時間を獲得することと同じこと。 その結果、好きなことができ、豊かな人生を送ることが...
米国のマイクロソフト社に勤め、Windows95の開発に携わったプログラマーが実践する時短のテクニックを紹介。人へ与えられている時間は皆、平等。ならば時間の使い方を効率化することは、人よりも多くの時間を獲得することと同じこと。 その結果、好きなことができ、豊かな人生を送ることができる。それこそが著者が達成した人生の成功につながった。と、本書はエラく大げさな人生論と自慢話にまで展開されるのだが、著者の時短仕事術は非常に参考になる。締切の適切な設定と仕事に取り掛かってすぐのスタートダッシュについての考え方は見習うべきだ。 結局、「仕事」とは仕事を終わらせることだ。仕事を終わらせるための執念こそが、マイクロソフト社やベンチャー起業で成功を収めた著者の原動力だ。
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2018.09.06 読了 大体2時間くらいで読んだ。 前半に出てくる仕事が終わらない部下と自分に似てるところがあって笑った。 まずはさっさとプロトタイプを作ってしまうというのは本当に大切だと感じたし、 今後実践する。 【特に重要だと思ったこと】 ・10日かかる仕事は2日で...
2018.09.06 読了 大体2時間くらいで読んだ。 前半に出てくる仕事が終わらない部下と自分に似てるところがあって笑った。 まずはさっさとプロトタイプを作ってしまうというのは本当に大切だと感じたし、 今後実践する。 【特に重要だと思ったこと】 ・10日かかる仕事は2日で8割終わらせる。それで本当にその仕事が10日で終わりそうか判断する。 ★★★最初にさっとプロトタイプを作ることで、全体にかかりそうな時間が見えるし、形ができてる分人も納得、判断しやすいので、おすすめ →時間の見積もりは試してみないと絶対にわからないってとこが衝撃やった。まずは手を動かして見積もり、分析するってことが大切やと思った。 ・考えてから動くんじゃなくて、動きながら考える。勉強とかも、やりながら必要なところを拾っていくようなスタイルが良い ・寝る前にタスクリストを作る(1つのタスクは15分で終わるくらいの目安で考える) 【以下メモ】 ・期限を設けることで効率があがる。なる早で。とかのあいまいな線引きは絶対ダメ。 ・そのタスクがどのくらい時間かかるかも分からない状態で仕事を安請け合いしない ・仕事がまだどのくらいで終わるか分かっていないのに質を高める工夫をしない。(質とクオリティはトレードオフ) ・間に合わないことと質が低いことでは間に合わないことの方が圧倒的に問題 ★全ての仕事は必ずやり直しになる。だから、どうせやり直しになるくらいなら細かいとこは置いといて大枠を先に終わらせるべき(プロトタイプ的な) ・10時集合の場合、最終目的は10時に着く電車に乗るのではなく、10時に集合場所についていること。ここを勘違いしやすい。 9:30にスタバで待っとこ。みたいに締め切りの前の締め切りを設けることが大切 ・プロトタイプを作る作業はデザイナーの感覚に近い。(フレームを作って最低限の機能だけを入れるイメージ) ・スライドの説明はいらなくて、クオリティが低くてもプロトタイプがあれば説明できるしそっちの方が分かりやすい。 ★★まずプロトタイプをパパッと作ってイメージを作って、そこから本格的に着手するというスタイルにする ★★締め切りまでの2割の時間を使って8割を終わらせてみる。そこで初めてそのタスクにどのくらい時間がかかりそうか分かる。 もし、その2割の期間で8割まで到達しなかった場合、スケジュール調整を考える ★★考えてから手を動かすのではなく、動かしながら考える。そして、細部は気にせず一気に作り上げてしまう。 →もうごちゃごちゃしたことは考えずとにかく2割の期間で8割をつくる。それだけのこと ・マルチタスクは仕事の効率を下げる。自分の仕事はメールの返信ではなく、仕事を終わらせることということを意識する。(自分の持ってる仕事を最優先しろってこと) ・2割の期間で8割作るのを2:8の法則と呼ぶとして、これは1日の作業にも当てはまる。つまり1日の午前中の時点でその日の仕事のほとんどを終わらせておくということ ・期間が1年とか長いやつはタスクを切り出して10日単位のタスクに分割する。そして2日間で8割終わらす。というのを繰り返す。 ・2種類の仕事をしないといけない場合もそれぞれ10日単位のタスクに分割し、最初の2日間の午前でAの仕事をやり、午後でBの仕事をやるという感じでやる ・人は基本的に仕事でも期限を少し遅れるということを想定しておく。 ・いいアイデアを作る思考のヒントとして、何か使い勝手の悪い部分はないか?という視点でみること。それが見つかったらあとはそれを改善する方法を考えればいいだけ。 →起業の科学で言ってた課題ドリブン思考と同じ ★無理だという人のほとんどがそのことに対して調べたことも考えたこともない。 →だからやりたいことはヒアリングや読書で徹底的に情報を集める。 →不安とリスクは違うというメンタルの話と同じ ★1番大切なのはやりたいことをやること。なにかのチームを組んで、そいつらとずっと頑張るためには全員がそれをやりたいと思ってる必要がある。儲かりそうやからとかで集まった人らは儲からないと分かるとすぐ離れる。 →起業の科学の 創業メンバーは課題に対して全員が自分ごと化でき、他人にはない強烈な関心があること。 と同じこと。 ★夜寝る前に次の日にやるタスクリストをつくること。タスクは15分で終わるレベルに分割すること。 そして、できれば紙に書いてチェックリスト式にすること。(編集までのハードルを下げるため)
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当然とも思えるが、締め切りを守ることがいかに大事かが説かれている。どうしても出来ない時にはどうしたら良いかも解説されていて、著者の経験の深さが垣間見れる。プログラマーの習い性かとも思えるが、提出間際に新機能を追加するようなことは、上司に嫌われると説かれている。ビル・ゲイツ氏との仕...
当然とも思えるが、締め切りを守ることがいかに大事かが説かれている。どうしても出来ない時にはどうしたら良いかも解説されていて、著者の経験の深さが垣間見れる。プログラマーの習い性かとも思えるが、提出間際に新機能を追加するようなことは、上司に嫌われると説かれている。ビル・ゲイツ氏との仕事から得た、与えられた仕事というものの意味についての考察は勉強になった。
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まあ、普通のことが書かれている。 ビルゲイツのエピソードが、ところどころ、 興味深い。 説明係雇っているとか。
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2016/6/7第一刷発行なのに、BOOK OFFの~200円コーナーで見かけるようになってしまった『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』。Windows 95、98のアーキテクトを務めたプログラマーは「集中力を無理に弾き出さなければいけない仕事をそもそもするな」言い放ち、若干...
2016/6/7第一刷発行なのに、BOOK OFFの~200円コーナーで見かけるようになってしまった『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』。Windows 95、98のアーキテクトを務めたプログラマーは「集中力を無理に弾き出さなければいけない仕事をそもそもするな」言い放ち、若干強引な方法を使いながらも、自分が本当に好きなこと・やりたいこと・夢中になれることを見つけ出し、勝ち取って来た軌跡を振り返る。その秘訣の中核は「すべての仕事をスタートダッシュでこなして、最初の2割の期間で仕事量の8割を終える。」こと… 中島聡さんは「やりたいことはもちろん、やりたくないことこそ、とにかく取り掛かって効率よく終わらせることで、やりたいことに割ける時間が増える」と書かれています。また「とにかく取り掛かることで、難易度もボリュームも見積もることができる。プロトタイプを作ることで、周囲の理解も得られ、承認される。最初の2割で8割がた完成させることで、時間の余裕が生まれる」と書いていますが、それが出来ないから、苦しいんですよね。でも出来れば楽になれる(・・?
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※このレビューにはネタバレを含みます
これまで自分は、締め切り直前にラストスパートする、いわゆる「泥縄式」でやることが多かった。2日間で8割をやってしまう、という方法を実践したい。 p147しかしそんな中でも、私が仕事をするうえで最も大切だと考えている「あること」をきちんとこなせる人は100人に1人もいませんでした。そこ「あること」とは、「常に締め切りを守ること」です。正確に言い換えれば、「常に締め切りを守れるような仕事の仕方をすること」です。 p151この仕事の根底には「締め切り=努力目標」という考え方があり、「努力目標に向かって精一杯努力することが大切」という体育会的な姿勢があります。そして最もよくないのが「ラストスパート志向」です。多くの人が、「最初はのんびりしていても、最後に頑張ればなんとかなる」という根本的な誤りを改めるところから始めなければなりません。 p152ではたとえば上司から「これ10日でやっといて」という仕事が降ってきたとき、どうすればいいでしょうか。大切なことは、スケジューリングの段階から「締め切りは絶対に守るもの」という前提でのぞむことです。すると予定を立てる段階から、次のような真剣なやり方をとらざるを得なくなるはずです。①「まずはどのくらいかかるかやってみるので、スケジュールの割り出しのために2日ください」とこたえて仕事に取り掛かる(見積もりをするための調査期間をもらう) ②その2日間をロケットスタート期間として使い、2日間で「ほぼ完成」まで持っていく ③万が一、その2日間で「ほぼ完成」まで持っていけなかった場合、これを「危機的な状況」と認識してスケジュールの見直しを交渉する p158具体的な見積もりの仕方は、「最初の2日間で仕事の8割を終わらせる」でした。 p166私は仕事をものすごく頑張っている2日間のことを「界王拳」を使うと呼んでいます。界王拳とは、有名マンガ「ドラゴンボール」の主任高・孫悟空の技の名前です。 p274あなたがきょうから実践すべきこと、それは寝る前に、明日やることのタスクリストを作ることです。これをやらなければいけないのは「絶対」です。・・・私はタスクリストは普通にノートに書いています。・・・具体的にどうするか、というと、左端にチェックボックスを書き、その右に仕事の内容を書きます。ここで重要なのは、仕事は15分程度で終わる単位の仕事に分けることです。15分で終わらない仕事もいくつかの小さな仕事に分割します。慣れないうちはは難しいでしょうから、まず5章の「長期の仕事は立てに切る」でお話ししたような要領で、大きな仕事をズバズバと中くらいの規模に分割していってください。その後更に小さな仕事に切り分け、15分くらいの微細なタスクにまで落とし込んでいきます。作業自体はたったこれだけのことです。私は毎日寝る前の5分程度で書いています。しかしこれは大変重要なことです。なぜならタスクリストがあると仕事にリズムが生まれるからです。 p275ここで書き出したタスクが明日の作業ということになるのですが、思い出してみてください。本書の方法では、1日の仕事の大半(8割)をいつまでに終わらせるのでしたか?そうです。あなたは明日の仕事の大半を、明日の午前中までに終わらせるのです。
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マイクロソフトのアメリカ本社でプログラマーを務めた著者の、仕事で結果を作るための時間の使い方を語った作品です。 著者は、世界で初めて「右クリック」を作った人です。 Windows95を開発するにまつわるエピソードも紹介されています。 この本を読むと、仕事において時間を使い方がと...
マイクロソフトのアメリカ本社でプログラマーを務めた著者の、仕事で結果を作るための時間の使い方を語った作品です。 著者は、世界で初めて「右クリック」を作った人です。 Windows95を開発するにまつわるエピソードも紹介されています。 この本を読むと、仕事において時間を使い方がとても大切だということがよく分かります。 頑張っているのに仕事で結果が出ない、といったお悩みをお抱えの方に是非読んでいただきたい作品です。
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タイトル通り、「どうすれば仕事が予定通り終わるようになるのか」を書いた本。 本で紹介されていた方法は下記参照。(自分に響いたもののみ抜粋) ・仕事を与えられたら、すぐに猛烈に取り組む。(与えられた期間の2割の期間で、仕事の8割が終わるように) ・マルチタスクは効率が落ちるため、...
タイトル通り、「どうすれば仕事が予定通り終わるようになるのか」を書いた本。 本で紹介されていた方法は下記参照。(自分に響いたもののみ抜粋) ・仕事を与えられたら、すぐに猛烈に取り組む。(与えられた期間の2割の期間で、仕事の8割が終わるように) ・マルチタスクは効率が落ちるため、絶対に行わない。(Aの仕事をやると割り振った時間にBの仕事を行わない) ・1日の終わりに必ず次の日のタスクをリストに洗い出す。 ・午前中に前日に制作したタスクリストは終わらせ、午後はスラックの時間とする。 言われてみれば当たり前な内容かもしれないが、自分の仕事を振り返ってみて、上記の内容が完遂できていなかったので、耳が痛かった。 この本の中でも僕が気に入っているのは、最後の章。 仕事術の話からは少し離れてしまうのだが、人生をどう生きていくかについてビルゲイツと長きをともにしてきた筆者の考え方が書かれている。 中でも心に残っているのは、「集中力は好きだからこそ出てくるもの」、「知識はやりながら覚えていくもの」。
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【没頭感】 ロケットスタート 好きなことをする わたし自身も、今している仕事があるので、新しく入った仕事は後にまわし、結局、ラストスパート型になっています。 早速、昨日新しい仕事が入ったので、今ある仕事を一旦置いて、新しい仕事を行い、ロケットスタートを試しました。7〜8割は終...
【没頭感】 ロケットスタート 好きなことをする わたし自身も、今している仕事があるので、新しく入った仕事は後にまわし、結局、ラストスパート型になっています。 早速、昨日新しい仕事が入ったので、今ある仕事を一旦置いて、新しい仕事を行い、ロケットスタートを試しました。7〜8割は終え、全体像もつかめました。 やってみてわかったのですが、気持ちの余裕が全然違います。7〜8割は終わっているし、なんといっても全体像を把握していることが心に余裕を与えます。 すばらしい! 残業の考え方もいいですね。 今、気持ちが乗って来ているからそのまま続けさせて欲しい。すばらしいです。 締め切りに間に合わないから残業させてくださいでは、時間に追わる典型になってしまいます。
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windows95を作った日本人プログラマ中島聡さんの仕事術に関する本。豊富な実例や繰り返しで丁寧に読者に語りかけてくる。 要旨としては、ロケットスタートで仕事に取り組む、ということである。 細分化すると、①締切の2割の期間で8割の仕事を界王拳を使って終わらせる、②残りの期間をス...
windows95を作った日本人プログラマ中島聡さんの仕事術に関する本。豊富な実例や繰り返しで丁寧に読者に語りかけてくる。 要旨としては、ロケットスタートで仕事に取り組む、ということである。 細分化すると、①締切の2割の期間で8割の仕事を界王拳を使って終わらせる、②残りの期間をスラック(余裕の期間)として完成度を高めていく。 その他のエッセンス 仕事に締切は絶対に必要。 締切前に仕事を終わらせる必要はない、仕事をふられる。 締切直前での「間に合いそうにない」は最悪、難しそうなら早めに締切の延長を申し出る 評価されることを恐れない。仕事に100%は絶対にない、必ずやり直しになる。 同意できなかったのは認知資源で取り上げた話題について。偉人は同じ服を着てるかもしれないが、お気に入りの服を着ることで朝から活き活きする、ということもあると思う。
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