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私の消滅 の商品レビュー

3.5

122件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    5

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2018/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今まで読んできた本の中で最も胸に突き刺さる本でした。 自らにECTをかけ記憶をなくした後に、目の前の紙に書かれた「ゆかり」の文字を見た小塚は何を思うだろうと考えると、涙が出そうになりました。 人を選ぶ小説だとは思うけれど、読んでよかったと思える作品でした。

Posted byブクログ

2018/07/10

ずっと使ってなかったブクログを突然思い出したので 久々にレビュー書いてみる 中村文則は割りと好きだ これもよかった この前に読んだ中村文則の本が 「去年の冬、きみと別れ」だったんだが どっちも誰が誰でしょう?って書き方されてて 去年の~のときは衝撃を受けたけど こっちでは、あー...

ずっと使ってなかったブクログを突然思い出したので 久々にレビュー書いてみる 中村文則は割りと好きだ これもよかった この前に読んだ中村文則の本が 「去年の冬、きみと別れ」だったんだが どっちも誰が誰でしょう?って書き方されてて 去年の~のときは衝撃を受けたけど こっちでは、あーまたそれやるのかーと感じた そんなことしなくてもすごいの書けるのに 結構、こわいお話だけど ラストでちょっと悲しくなって涙でた でもほんとにちょっとだけ

Posted byブクログ

2018/06/25

図書館で借りた本。幼少時代の序盤から引き込まれる心の闇。大人になってそれは具現化してしまうが、きっかけは…という話。そして最後は復讐劇になっていく。精神病んでしまった美女の恋人を助けたかっただけなのに。宮崎勤の事例も登場する。幼少時の家庭環境による精神状態の偏移と洗脳による感情の...

図書館で借りた本。幼少時代の序盤から引き込まれる心の闇。大人になってそれは具現化してしまうが、きっかけは…という話。そして最後は復讐劇になっていく。精神病んでしまった美女の恋人を助けたかっただけなのに。宮崎勤の事例も登場する。幼少時の家庭環境による精神状態の偏移と洗脳による感情の消滅の対比。精神疾患の患者、精神科医の話でもあるがミステリーにも近い。 薄い本なので、すぐ読了できる。

Posted byブクログ

2018/06/18

最初は支離滅裂とまではいかないけど、なんだか読みにくい文章だと感じた。中盤でその理由に納得。思考や言動の主体がすごく分かりにくかったのは、しっかり理由があった。それを意図してやっているのだからこれはすごい洞察力と表現力だと思う。現代版ドグラ・マグラのような本。思考実験を小説にした...

最初は支離滅裂とまではいかないけど、なんだか読みにくい文章だと感じた。中盤でその理由に納得。思考や言動の主体がすごく分かりにくかったのは、しっかり理由があった。それを意図してやっているのだからこれはすごい洞察力と表現力だと思う。現代版ドグラ・マグラのような本。思考実験を小説にしたような印象で、久しぶりに一晩で読破してしまうほど、ページを捲る手が止まらなかった。

Posted byブクログ

2018/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいて怖くなる。 帯を見て感じる不気味や狂気と言った恐怖をわずかに残しながら、最後に感じる恐怖は生きることの恐怖と人間が生きるということの儚さ。あとがきまで読んで、やっと今生きる平和な日常に安堵できた。

Posted byブクログ

2018/10/18

コンビニ人間が載っている雑誌に載っていたので読んでみた。 複雑だけど意外性があってなかなかよかった。 催眠によって自分を他人の中に入れることって本当に可能なのかどうか。

Posted byブクログ

2018/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常に面白かったし、非常に怖かった。読んでいる時に受ける心のダメージがハンパじゃないので万人にはオススメしません。タイトルの通り「私が消滅」する。読んだ後に、自分が自分であることを私の内省のみでは証明できない事実を突きつけられ、フィクションと思いながらも心底ゾッとする。サイコホラーや哲学的省察が大好きな人にはオススメです。

Posted byブクログ

2018/03/10

あっとゆうまに読了。語り手の「私」は誰なのか…徐々に明らかになる過程に引き込まれ一気に。こういうお話はスリルでドキドキさせられることが多いように思うが、この物語に流れる空気は、出来事は劇的であるにもかかわらず、どこまでも静か。不思議な読後感。 以前から気になっていた作家さんだった...

あっとゆうまに読了。語り手の「私」は誰なのか…徐々に明らかになる過程に引き込まれ一気に。こういうお話はスリルでドキドキさせられることが多いように思うが、この物語に流れる空気は、出来事は劇的であるにもかかわらず、どこまでも静か。不思議な読後感。 以前から気になっていた作家さんだったけど、装丁が怖くてなんとなく手に取ってこなかったので、読み進めてみよう。

Posted byブクログ

2018/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「自分がどれだけ、彼女を愛していたかを思い知らされた。いつの間にか彼女は僕の全てになっていた。これほどまで、人を好きになったことがなかった」 、、、その感情に至る過程なりエピソードなりをもっとくれよ…!! 別に中村文則の小説にラブストーリーを求めてないけど、でもその二人の繋がりなり恋愛要素なりが深くあることで喪失感がより読者の胸に刺さるんだろ…!? 根本的な喪失感の欠如が著しい。すらすら読めちゃう。そのくせ性への暴力には饒舌だな。 中村文則の小説を全て読んだわけではないけどいったいいつになったらこの人が恋愛モノを書ける日がくるのだろうか。悪口しかでない。すんません。

Posted byブクログ

2017/12/16

私が私でないとしたら 今までしてきた仕事の数々 それを綺麗に一本化して ひとつの所でコツコツ働いた そんな感じの職歴にしてほしい うーん 大したことない

Posted byブクログ