小説 君の名は。 の商品レビュー
映画を見てから、本書を読みました。 この作品は、映画で見るべきでしょう。小説の内容も映画以上でも以下でもなく、文章にするからこそのより深い描写もなく、ちょっと残念でした。まあ、ノベライズ作品はこんなものでしょう。逆に言えば、映画はよく映像化されているということですね。 個人的には...
映画を見てから、本書を読みました。 この作品は、映画で見るべきでしょう。小説の内容も映画以上でも以下でもなく、文章にするからこそのより深い描写もなく、ちょっと残念でした。まあ、ノベライズ作品はこんなものでしょう。逆に言えば、映画はよく映像化されているということですね。 個人的には、三葉が父親をどのように説得できたのかが最大の疑問であり興味点でしたが、その描写も特に触れられておらずがっかりでした。
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体と心が入れ替わる二人が次第に歩み寄って行くストーリーにワクワクしたが彗星激突?によって死んだはずの三葉の住む村の人たちが救われたであろう瞬間から先が全く理解できぬまま読了、やはり映画かマンガで読む方が良かったか。
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人は大切なことを忘れていく けれども、そこに抗おうともがくことで生を獲得する。 劇場版アニメを最近見ましたが。。。 やっぱ原作に勝るものはないと感じた。
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同名映画のノベライズ版。監督自ら執筆ということで、内容は、良くも悪くも変わらない。 都会に住む高校生の男子と、同い年で飛騨の田舎に住む女子高生の意識が、たびたび入れ替わる。 二人はお互いを意識し始め、会いに行こうとするが… 入れ替わりの日常と、それを通してお互い少しずつ惹かれて...
同名映画のノベライズ版。監督自ら執筆ということで、内容は、良くも悪くも変わらない。 都会に住む高校生の男子と、同い年で飛騨の田舎に住む女子高生の意識が、たびたび入れ替わる。 二人はお互いを意識し始め、会いに行こうとするが… 入れ替わりの日常と、それを通してお互い少しずつ惹かれていく様を、もっと丁寧に描いてほしかった。そのあたりがあっさりしすぎていて、「なんでこんなに必死になるの?」と冷めた目で見てしまう。 字数が少なくさくっと読めるので、映画が刺さった人にはおすすめ。
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あれだけ流行っていたが、まだ映画は観たことがない。 たまたま小説があることを知り、流行っていたなぁと読んでみた。読み終わって、映画公開の前に刊行されていたことを知った。 作者が言うように、ファンタジー。SF味。若者向けの文体、テンポ、構成かと思うけれど、読み始めに想像していたより...
あれだけ流行っていたが、まだ映画は観たことがない。 たまたま小説があることを知り、流行っていたなぁと読んでみた。読み終わって、映画公開の前に刊行されていたことを知った。 作者が言うように、ファンタジー。SF味。若者向けの文体、テンポ、構成かと思うけれど、読み始めに想像していたよりも楽しめた。 忘れたくないのに忘れていく、こぼれていく。大事な人が記憶から記録から消えていく。これは恐怖以外のなにものでもない。
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★4.7(3.89)2016年6月発行。母の入院する病院の待合室に置いてあったので、借りてきましたが、あっという間に読み終わりました。ご存じ新海誠氏によるアニメ映画の小説版。なんと小説が映画化されたのではなく、映画の小説版なんですね。ただ、上映前に出版。映画はなんとなく非現実的で...
★4.7(3.89)2016年6月発行。母の入院する病院の待合室に置いてあったので、借りてきましたが、あっという間に読み終わりました。ご存じ新海誠氏によるアニメ映画の小説版。なんと小説が映画化されたのではなく、映画の小説版なんですね。ただ、上映前に出版。映画はなんとなく非現実的で、なんでここまで受けたのかなぁと思ってTVで見ましたが、このファンタジー小説はなかなか素晴らしいですね。これまでにない小説とでもいうか・・・。映画にほぼ忠実で、映像がダブって見える小説。この作者の他の小説も読んでみたくなりました。
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映画公開前に読み、映画の映像をテレビCMや告知などで見過ぎだため、映画は観ていないけれど観た気になっている。小説だけでも十分だと思うので、アニメ映画は敬遠しているけれど、話の内容に興味があるひとにはオススメしたい。
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約3時間の船旅の友に選んだのが、ずっと積んだままだったこの本。ブームもとうに過ぎておりますが。 現在・過去・未来・・タイムトラベルをして別の人の人生を生きる。それが、宮水神社を守る宮水家の女に備わった能力だったんだ…自分たちを守るために。 古典の授業での和歌、黄昏という言葉...
約3時間の船旅の友に選んだのが、ずっと積んだままだったこの本。ブームもとうに過ぎておりますが。 現在・過去・未来・・タイムトラベルをして別の人の人生を生きる。それが、宮水神社を守る宮水家の女に備わった能力だったんだ…自分たちを守るために。 古典の授業での和歌、黄昏という言葉の意味、巫女としての日々。すべてに意味があり伏線になっている。いや~恐れ入りました。 平成が終わろうとしている今、私達は「覚えていないといけないはずなのに、忘れてしまっている」ことがたくさんあるのだと思う。繭五郎さんのように火事を起こせば何もかも失ってしまうから。神楽しかり、お祭りしかり…『記憶に留めようとする。なんとか後の世に伝えようとする。文字よりも長く残る方法で』なのだ。 10年、20年という短いスパンではなく、何百年何千年という時を経て伝えたい、という先人の思いを受取ることを、古臭いなんていう一言で放棄してしまったのかもしれない。 そんなことを考えていたら船窓に見えたのが原子力発電所。広島、長崎、福島・・教訓のはずなのに、まだこの災害大国日本で稼働している。「完全にコントロールしている」なんて世界にアピールまでして。 その危険性はもちろん、たとえば原発から出たゴミの処分だって出来ないというのに。地下深くに埋めたところで、どう安全が保障されるのだろう。私達はすでに、たかだか100年程前の文章だって読めるかどうか怪しい。ウランの半減期は7億年、45億年。その危険性をどう伝えていけるのか。 そんな「君の名は」テンションに浸りながら帰宅して読んだ新聞には、地元出身の経営者のこんな言葉が。 『しょせん、人間がやっていることの全てを人間自身が理解している、制御しているなどとの奢りは捨てるべきであろう。全てが制御されているなら、これだけ毎年災害による想定外など起こるはずがないからだ。 いつから人間は、自然を制御できるものと勘違いするようになったのだろう。もともと農耕民族であった日本人は、自然に対する畏怖の念を強く持っていたはずだ。産業革命から始まる生産性と効率を競う欧米資本主義的な経済発展を共に目指す中で、日本人は確実に何か大切なものを失ってきたのだろう』とあった。 まだ映画は観ていない。アナザーサイドもあるらしい。もう少し「君の名は」に浸ろう。
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青春小説(映画)はもはや感情移入が難しくて本書も途中まではわりと辛抱してたけど、第4章が終わるころには投げ出さなくて良かったと思ったりもした。映画をそのままノベライズしたという通り間延び感はないし、分かりやすい終幕に向かっていくという分かりやすさ。読後に深く心に刻まれるものがある...
青春小説(映画)はもはや感情移入が難しくて本書も途中まではわりと辛抱してたけど、第4章が終わるころには投げ出さなくて良かったと思ったりもした。映画をそのままノベライズしたという通り間延び感はないし、分かりやすい終幕に向かっていくという分かりやすさ。読後に深く心に刻まれるものがあるとはいえないけど、その瞬間その瞬間では揺さぶられるものがあるかも。映画は観てません。
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映像作品を小説化した、という点では『君の名は。』よりも『言の葉の庭』の方が出来は良かった様に感じた。 映画を忠実にトレースしてるので小説版の方がよかった、とか映画版の方が良かった、というのも特になく、印象は同じ。 いいのか悪いのかはわからないけど個人的には少し物足りなかったかな...
映像作品を小説化した、という点では『君の名は。』よりも『言の葉の庭』の方が出来は良かった様に感じた。 映画を忠実にトレースしてるので小説版の方がよかった、とか映画版の方が良かった、というのも特になく、印象は同じ。 いいのか悪いのかはわからないけど個人的には少し物足りなかったかな。
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