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ねこのおうち の商品レビュー

3.5

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2017/12/03

わたしにはラテがついています。 あなたにはゲンゴロウがついています。 アメトーークの読書芸人より。

Posted byブクログ

2017/07/09

柳美里さん「ねこのおうち」、2016.6発行です。「ねこ」がタイトルに入ってると、条件反射で手にとります(^-^) ニーコのおうち、スワンのおうち、アルミとサンタのおうち、ゲンゴロウとラテとニーコのおうち の4話です。最初の「ニーコのおうち」を読み、あまりにさびしい、あまりに切な...

柳美里さん「ねこのおうち」、2016.6発行です。「ねこ」がタイトルに入ってると、条件反射で手にとります(^-^) ニーコのおうち、スワンのおうち、アルミとサンタのおうち、ゲンゴロウとラテとニーコのおうち の4話です。最初の「ニーコのおうち」を読み、あまりにさびしい、あまりに切ない物語、ネコ好きには耐えられないです。それで、あとは読むのを止めようと思いましたが、4番目に「ニーコ」の名前があり、読んでみました。やはり切なさが消えることはありませんでした。猫好きさんは読まないでください! お薦めできないです。

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2017/06/02

短編のようになっていて、スラスラと読めた。 猫とそれを取り巻く人々の物語。 猫も人間も 老いていくもの。

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2017/11/09

こたろうさんがレポを描かれている本です。 猫好きの私、気になっていたところ 図書館で見つけてさっそく借りました。 あらすじはこたろうさんが詳細に書かれています。 由緒正しい母猫が一夜のアバンチュール(?)で3匹の子猫を身ごもり 産まれてきた3匹のうち、 一番母猫に似ていなかった...

こたろうさんがレポを描かれている本です。 猫好きの私、気になっていたところ 図書館で見つけてさっそく借りました。 あらすじはこたろうさんが詳細に書かれています。 由緒正しい母猫が一夜のアバンチュール(?)で3匹の子猫を身ごもり 産まれてきた3匹のうち、 一番母猫に似ていなかった雌猫のニーコは へその緒がついたまま、公園のベンチに捨てられます。 近くに住むおばあさんがニーコをみつけ 可愛がって育てます。 でもそのおばあさんもやがて認知症になり、病院へ。 残されたニーコはノラとなり、やがて6匹の子猫を生みますが、 公園に仕掛けられた毒団子を食べて死んで今います。 残されたチビ猫6匹は、保護されたり拾われたりして、 それぞれの運命を生きていました。 最後に残った一匹は母猫のニーコにそっくりでしたが、 保護された老人ホームで ニーコの飼い主のおばあさんと巡り合います。 以前から知っていたような猫とおばあさんの仲のよさ。 幸せになりきれなかったニーコのことを思うと 胸がいっぱいになるラストでした。 猫は気まぐれだともいわれますが、 大好きなご主人さまのことは忘れたりしないのです。 何も言わないけれどそばにいるだけで癒される存在、 それが猫であろうと犬であろうと ペットのいいところなのでしょう。 この作品、猫を主人公に書いていますが、 登場する人間たちの中にはやはり自分勝手な人物もいて 猫は飼い主を選べない、というのは本当ですね。 せめて、猫の存在で心が癒され、 優しい気持ちになれる人に育てられて欲しいと思います。 癒される本ですが・・・ どこか心の奥が痛む作品でした。

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2017/04/22

ねこが好きな人、嫌いな人、好きでも嫌いでもない人…。 人類はこんな風にも分けられる。 野良ネコにとってはこの分類を嗅ぎ分けることで生死が決まる。 登場人物のオムニバスになってるストーリーはよくあるけれど、この本は登場人物とネコの人生&猫生が絡み合ってる珍しい構図。 「ねこ...

ねこが好きな人、嫌いな人、好きでも嫌いでもない人…。 人類はこんな風にも分けられる。 野良ネコにとってはこの分類を嗅ぎ分けることで生死が決まる。 登場人物のオムニバスになってるストーリーはよくあるけれど、この本は登場人物とネコの人生&猫生が絡み合ってる珍しい構図。 「ねこが好きな人」に分類される私には、野良ネコたちを取り巻く厳しい環境への悔しさと、儚いいのちへの切なさと、人間の傲慢さに対する憤りと、ネコそのものそしてネコを慈しむ人たちへの愛おしさで、何の涙がわからない涙が滲む本デシタ。

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2017/03/27

2017.3.27 読了 近所の 捨て猫、野良猫の宝庫となっている 公園の ある猫の家族と その猫たちを拾った 人間たちの話。 短編集です。 たまに 最初に出てきた人が 違う話に出てきたりして、 その後がわかったり。 どの話も なんとなく切ない。 老いは、避けて通れな...

2017.3.27 読了 近所の 捨て猫、野良猫の宝庫となっている 公園の ある猫の家族と その猫たちを拾った 人間たちの話。 短編集です。 たまに 最初に出てきた人が 違う話に出てきたりして、 その後がわかったり。 どの話も なんとなく切ない。 老いは、避けて通れない。

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2017/03/06

公園に捨てられた猫をめぐる人々の物語。 どこか童話的な語り口です。 柳美里さんがこんな本を書くとは思わなかった‥ 雑種だからと、あっさり捨てられてしまった子猫。 近所の猫を気にかけ、時々えさをやっていた渡辺さんのおばあさんが、飼うことにします。 ニーコと名づけた猫と、とても仲良...

公園に捨てられた猫をめぐる人々の物語。 どこか童話的な語り口です。 柳美里さんがこんな本を書くとは思わなかった‥ 雑種だからと、あっさり捨てられてしまった子猫。 近所の猫を気にかけ、時々えさをやっていた渡辺さんのおばあさんが、飼うことにします。 ニーコと名づけた猫と、とても仲良く暮らしていたのですが‥ おばあさんが病気になって入院させられ、ニーコは再び公園へ。 6匹の子猫を生みます。 生き延びた子猫たちを拾う人も、飼えない人も、それぞれに事情がありました。 子供の間のいじめや、猫嫌いの人‥ 容赦のない現実も、太い筆で描くようにばっさり書かれていますが。 動物病院の先生や、すべてを見守っている人も。 そして、かって捨てた経験を悔やむ人もいました。 老人ホームで猫を飼うことにして、暮らす人の心を癒すとは。 記憶もあまりなくなっているおばあさんに駆け寄った猫、おばあさんがニーコと呼んで撫でている猫。 涙せずにいられません。 こんな老人ホームに住みたいものです☆

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2017/03/05

目次を見て全く違う話かと思い読み進めたら、4つの環境で飼われることになった猫と飼い主達の運命が絶妙に絡み合っていて、率直な感想として面白かった。 他の方のレビューでは子供たちのいじめの描写が酷く後味が悪い作品、などと評されていたこともあり覚悟していた。 だが「留香」の心情の描写が...

目次を見て全く違う話かと思い読み進めたら、4つの環境で飼われることになった猫と飼い主達の運命が絶妙に絡み合っていて、率直な感想として面白かった。 他の方のレビューでは子供たちのいじめの描写が酷く後味が悪い作品、などと評されていたこともあり覚悟していた。 だが「留香」の心情の描写が小学3年生とは思えないほど大人びていて、大人同士でもこんな気まづいシーンはあるなと感情移入してしまう場面が多々あった。 読んでいて辛い場面もあったが、最後には人の動物を思う気持ちの温かさが残って、読み応えのある作品でした。

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2016/11/16

柳美里、前は好みだったけど、今は読んで後悔。 きっとこの人は変わってない。自分が変わったのだな。 ねこを好きな気持ちはわかる。けど、好きなのにいじめるというか、好きだからこそありのままのキツイ部分も書ききるというか、この人の粘着質なところがやっぱり私には無理だ。

Posted byブクログ

2016/11/10

ニーコが死に際に飼い主のおばあさんの声を聞いておうちに帰ったシーンで泣けてきて、最後にニーコの娘がおばあさんのもとに駆けつけたシーンで読んで良かった本だと思った

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