ねこのおうち の商品レビュー
人間にいい距離を保って寄り添う猫達ばかり登場するが 人間は嫌な所がここそこに現れる。 動物病院の先生が良かった やはり猫を飼いたくなった
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猫が好きなので口コミで手に取りました。 ごくありふれた日常の中で野良猫に焦点を当てていて、 読んでいてとても身近に感じました。 子猫を公園でこっそり飼育する小学生の姿には既視感を覚え、猫除けをする近隣住民や餌を与え野良飼いをする人、 血統や見た目に拘る飼い主、 どれもが正しくてど...
猫が好きなので口コミで手に取りました。 ごくありふれた日常の中で野良猫に焦点を当てていて、 読んでいてとても身近に感じました。 子猫を公園でこっそり飼育する小学生の姿には既視感を覚え、猫除けをする近隣住民や餌を与え野良飼いをする人、 血統や見た目に拘る飼い主、 どれもが正しくてどれもが正しくない。 身近によく見る風景の中で、人の手の中での野良猫の生き方が上手く描写されていました。 最初は悲しい出来事ばかりで物語が進みますが、 最後には温かい気持ちになれる作品でした。
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公園で生まれた猫達とその猫達と関わる人々の物語。 ねこはしらんぷりしているようで、自ら人間との距離をとっているようにみえるけど、人間をよくみていて適切な距離感にいてくれるものだと思う。 登場するねこ達もただそこにいるだけのようでそうではなかった。 ねこと暮らしているとよくわかる...
公園で生まれた猫達とその猫達と関わる人々の物語。 ねこはしらんぷりしているようで、自ら人間との距離をとっているようにみえるけど、人間をよくみていて適切な距離感にいてくれるものだと思う。 登場するねこ達もただそこにいるだけのようでそうではなかった。 ねこと暮らしているとよくわかること。 家族の中で1番自分を必要としている弱っている人に必ず寄り添う。本当に愛しいです。
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亡くなってしまう猫が何匹もいるし、つらい思いをする人も出てくるので、途中で読み進めるのがしんどくなったりもするけれど、ちゃんと救われる話。最後の二行で号泣します。
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ほんわかと綺麗事ばかりではない。人が生きていくということは。目を背けたくなるような現実も。そしてそこに猫が、共に在るのなら、その一生もまた然り。 ニーコとおばあさんは、会えただろうか。 ニーコの子供たちは、それぞれに幸せだろうか。
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人間のエゴに振り回されてるネコ達 人間のわがままってこんなにひどいのかなと目をつぶりたくなるようなことが多かったけど、結構日常でも起きてそうなことばかりだった ネコからみると恐ろしいんだろんな ネコも人間と同じように心を持って、子供を産んで生きていく。 たかがネコ1匹と思って捨て...
人間のエゴに振り回されてるネコ達 人間のわがままってこんなにひどいのかなと目をつぶりたくなるようなことが多かったけど、結構日常でも起きてそうなことばかりだった ネコからみると恐ろしいんだろんな ネコも人間と同じように心を持って、子供を産んで生きていく。 たかがネコ1匹と思って捨てた行為がたくさんの不幸をもたらすんだなと思った 一つの命からうまれた6つの子猫とその人間模様がもう一回読み返したくなる物語だった ネコの視点が見えるぶん、子供にも読ませてあげたい
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アメトークにて、泣ける本としておすすめされていた本。著者の作品は初めて読むが、読みやすく、猫と人々の関係、獣医師と飼い主の会話と、猫を思う気持ち、真摯に命に向き合う姿に優しくふんわりと包み込む読書だと感じる。実際に泣かなかったが、一つ一つの物語が優しく温かな気持ちにさせてくれる。...
アメトークにて、泣ける本としておすすめされていた本。著者の作品は初めて読むが、読みやすく、猫と人々の関係、獣医師と飼い主の会話と、猫を思う気持ち、真摯に命に向き合う姿に優しくふんわりと包み込む読書だと感じる。実際に泣かなかったが、一つ一つの物語が優しく温かな気持ちにさせてくれる。これからのペットと飼い主にも高齢化社会の波が押し寄せるだろう問題の観点からも老人ホームと老犬、老猫ホームが一体となった施設は今後広がって欲しいと感じる。獣医師が猫を救い、飼い主も救うという、心優しく、命の恩人だと感じる。
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アメトーーク!で光浦靖子が泣ける本として紹介してたのがこの本。 柳美里と猫の組み合わせが意外で、しかも泣けるとはどんなもんかなと思って手にとってみた。 4編からなる本書だが最初のお話「ニーコのおうち」。これ泣いちゃったなぁ。 何しろ切なくって。おばあさんもニーコも。 デスマス調...
アメトーーク!で光浦靖子が泣ける本として紹介してたのがこの本。 柳美里と猫の組み合わせが意外で、しかも泣けるとはどんなもんかなと思って手にとってみた。 4編からなる本書だが最初のお話「ニーコのおうち」。これ泣いちゃったなぁ。 何しろ切なくって。おばあさんもニーコも。 デスマス調で童話っぽい雰囲気で語りかけて来るのが追い打ちをかける。 柳美里ってこんな小説書く人だったの? 自己顕示欲が強くて、私小説を描く典型的な作家だと勝手に思っていたけれど、この小説は全く違う。 自己を捨てた他者に寄り添った小説だ。 インタビューを読んでもわかるように、東日本大震災が彼女に与えた影響ってずいぶん大きなものだったようだ。 苦しんでる人たちの救いとなる小説を書いたというこの作品。その意義は十二分に感じられた。 とはいえ、猫を愛する人間として単純に、涙なしには読めない猫小説の傑作として読んだ方がいいのかもしれない。 嫌なこと辛いことみーんな忘れちゃって、ただ膝の上に乗る猫を撫でる幸せ。 それに代わるものなんてこの世にあるだろうか。
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柳さんの本、久しぶりに手に取りました。 感想を書き留めるのが難しい本。 初編のニーコ、幸せなラストと言えなくもないけど、残された子猫達のことを思うと、そんな感想も違うと思うし。 身の回りのみんなを幸せにできるよう、生きていこうと思いました。
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わたしにはラテがついています。 あなたにはゲンゴロウがついています。 アメトーークの読書芸人より。
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