ヒポクラテスの誓い の商品レビュー
濃いキャラ好きとしてはたまらない光崎教授。個性派揃いのキャラクターが難しそうな法医学の世界の奥深さを伝えてくれる。
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七里ワールドはそれぞれスポットライトが当たるのが楽しみなんですが まさか、頑固じーさんがお付きのものを連れて主役張るとは思いませんでした。 定番の古手川くんとか、いい味出してるし、それだけでワクワク んでもって、またビシッと一筋通しつつ、夜の不条理的なところに ズバッと斬り込んで...
七里ワールドはそれぞれスポットライトが当たるのが楽しみなんですが まさか、頑固じーさんがお付きのものを連れて主役張るとは思いませんでした。 定番の古手川くんとか、いい味出してるし、それだけでワクワク んでもって、またビシッと一筋通しつつ、夜の不条理的なところに ズバッと斬り込んでくれるから、面白くて読む手が止まりませんでした またしても・・・ にしてもあとがきにもありましたけど、ホント実体験してないのに なんであんなにリアルな情景想起させられるんですかね? まさに神様、仏様、七里様ですな 次も楽しみです!!
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中山七里さんの本は本当に面白くて引き込まれる。法医学に関わる内容で、死因の解明までの描写が嫌な感じのない、でもリアリティは無くさない感じでちょうど良い加減で描かれていると思う。5つの短篇連作でそれぞれのエピソードが最終的に一つの真実に向かう構成は秀逸だと思った。ヒポクラテスシリー...
中山七里さんの本は本当に面白くて引き込まれる。法医学に関わる内容で、死因の解明までの描写が嫌な感じのない、でもリアリティは無くさない感じでちょうど良い加減で描かれていると思う。5つの短篇連作でそれぞれのエピソードが最終的に一つの真実に向かう構成は秀逸だと思った。ヒポクラテスシリーズはまだあるようなので、そちらも読みたい。
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中山七里さん『ヒポテクラスの誓いシリーズ』1作目 今度は法医学の世界に踏み入れた?! 幅広さに脱帽。。。 解剖シーンでは、強烈な解剖室や死者の匂いがしてくる様な錯覚さえ覚えた 主人公の研修医とお馴染みの法医学の権威・光崎教授、外国人准教授・キャシー、そしてもっとお馴染みの古手...
中山七里さん『ヒポテクラスの誓いシリーズ』1作目 今度は法医学の世界に踏み入れた?! 幅広さに脱帽。。。 解剖シーンでは、強烈な解剖室や死者の匂いがしてくる様な錯覚さえ覚えた 主人公の研修医とお馴染みの法医学の権威・光崎教授、外国人准教授・キャシー、そしてもっとお馴染みの古手川刑事が、亡くなった5人の解剖を経て、死因の真実を導き出していく話 5話短編ではあるが、繋がりがあるので全くそれを感じさせない 主人公の研修医はまともだが、それ以外はやっぱり濃厚キャラ(笑) 真実を探るためなら、遺体に隠されたものを暴くためなら内規も手続きも無視して突っ走る光崎教授に、いつの間にか魅了されていく研修医の姿が頼もしい 「あなたが言いたいことを教えて_」 と死体に語りかける主人公 続編もお決まりのセリフになるのだろうか?
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中山七里さんの作品は本作が初めて。これは面白い。すごくポップで読みやすいし、登場人物のテンポ良い掛け合いも小気味良く、そしてクスッ笑える。キャシー先生の言回しなんて、危うく吹き出してしまいそうになることも。そしてシリアスな場面では、人生の教訓になるような名台詞もしばしば。なかなか...
中山七里さんの作品は本作が初めて。これは面白い。すごくポップで読みやすいし、登場人物のテンポ良い掛け合いも小気味良く、そしてクスッ笑える。キャシー先生の言回しなんて、危うく吹き出してしまいそうになることも。そしてシリアスな場面では、人生の教訓になるような名台詞もしばしば。なかなかのセンスだ。 法医学のお話なので読み始めて前半は、ちょっと食事の前は…って気もしていたが、真琴先生よろしく中盤くらいから慣れてきて、食前食後でも読めるようになった(笑) 解説を読んでみると、本作の登場人物は中山七里さんの他の作品ともリンクしているようなので、ぜひ順々に読んでみようと思う。
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法医学の医療ミステリー。 医療に携わる者にとって、生体と死体に区別があるのか否か。 光崎教授が率いるキャシー、真琴の3トリオと古手川刑事の物語。 正式な手順を踏まずに強引に解剖をする場面は賛同できない部分があるが、論理的な説明を読むと唸る部分もあるのは確か。 真琴が医者として人と...
法医学の医療ミステリー。 医療に携わる者にとって、生体と死体に区別があるのか否か。 光崎教授が率いるキャシー、真琴の3トリオと古手川刑事の物語。 正式な手順を踏まずに強引に解剖をする場面は賛同できない部分があるが、論理的な説明を読むと唸る部分もあるのは確か。 真琴が医者として人として成長していく様子も良かったと思います。 ただ、解剖のお話なのでグロテスクなのが苦手な方はご注意を。
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再読でした… すっかり忘れていて、読み進めても思い出せず 終盤に既視感を覚えて、最後に謎が解けたところで、 「あれ?この結末、何となく知っている」と思う…。 それでも既読は気付かず、ドラマでも見たのかな~と考えていました。 こんなに消えてしまうような読書をしてきたのかと思うと ...
再読でした… すっかり忘れていて、読み進めても思い出せず 終盤に既視感を覚えて、最後に謎が解けたところで、 「あれ?この結末、何となく知っている」と思う…。 それでも既読は気付かず、ドラマでも見たのかな~と考えていました。 こんなに消えてしまうような読書をしてきたのかと思うと 情けないような、後ろめたいような…。 でも、もう一度楽しめたし、今回はレビューも残せるし、良しとします! 内容としては面白かったけれど、 テンポなのか何なのか理由は分かりませんが、 作品の世界へどんどん入り込む感覚は味わえなかったので惜しい。 シリーズは読み進めたいと思います。 (再読2023/03/02) (初読み2019/03/04)
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法医物は初めて読んだ。 後書きに書いてあるが、テレビドラマなどでは、一つのジャンルになっているのですね。見たことないけど。 一つ一つが短編としても読めるし、なおかつ、しっかりと全体で長編ものとしても、楽しめた。 解剖手術の専門的描写もあり、作者は元医師だったのかと思ったが、全...
法医物は初めて読んだ。 後書きに書いてあるが、テレビドラマなどでは、一つのジャンルになっているのですね。見たことないけど。 一つ一つが短編としても読めるし、なおかつ、しっかりと全体で長編ものとしても、楽しめた。 解剖手術の専門的描写もあり、作者は元医師だったのかと思ったが、全く違うので驚いた。 ぐいぐい、話に引き込まれる。 途中、涙もあり、意外な結末にも驚かされる。 登場人物も、皆とても魅力的であり、他の本も引き続き読んでいきたいと思った。
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五つの短編。法医学教室の光崎教授の死者に対する圧倒的な解剖術と、研修医の真琴の成長の物語かと思ったら、全ての話が繋がっていた。普通の事故や病死と思われた死体を強引に解剖するという荒業を使って行うのは何故か、後半になって来ると何となく分かってくる。 仕事ができなくて法医学教室ヘ送り...
五つの短編。法医学教室の光崎教授の死者に対する圧倒的な解剖術と、研修医の真琴の成長の物語かと思ったら、全ての話が繋がっていた。普通の事故や病死と思われた死体を強引に解剖するという荒業を使って行うのは何故か、後半になって来ると何となく分かってくる。 仕事ができなくて法医学教室ヘ送り込まれたと思った真琴にしても違った思惑が。 真琴を送り込んだ上司に関してどんどん違和感が起きてくる。 医学的な知識が無くとも、内容が面白いのであっという間に読み終えた。
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サプライズは無いが、サクサク読めて面白い。 キャシーが真琴に言った台詞が、印象的。 感情を無視しろと教授は言っているわけじゃない。論理に優先させるなと言っているのです。
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