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ヒポクラテスの誓い の商品レビュー

3.9

224件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2024/05/13

法医学の権威と呼ばれる教授と、死体好きの外国人助教授の下に送り出された研修医。1話完結の短編集が全5話。事故死や病死と思われる遺体を前にして、長年の感や検案調書から不審点を見出し司法解剖に回す。盲点 誤認 隠蔽 放っておけば闇に葬られた真実を死者からの声を聞いて明るみに晒していく...

法医学の権威と呼ばれる教授と、死体好きの外国人助教授の下に送り出された研修医。1話完結の短編集が全5話。事故死や病死と思われる遺体を前にして、長年の感や検案調書から不審点を見出し司法解剖に回す。盲点 誤認 隠蔽 放っておけば闇に葬られた真実を死者からの声を聞いて明るみに晒していく。 横暴かと思われる言動も最終章で明らかになり、手を握りしめた。主人公の研修医が教授の下で成長していくさまも自分の感情がのり高揚する。 専門的知識のいる作品が多い著者だが、今回の法医学シリーズも感心というか、作家ってスゴイの一言。続編が楽しみである。

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2024/05/11

軽くすいすいと読める キャラもたっていて、映像化できそうな感じ 古典的な仕事はできるが無愛想で破天荒な上司って感じだけど、ストーリーは面白い

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2024/04/23

中山七里先生の凄さを毎回思い知らされる。 知識もさることながら、各作品の登場人物が連動しているのに矛盾がなく毎回スポットのあたる人物が変わっているのが面白いです! 今回は光崎先生率いる法医学のお話。医学系と聞いて難しくて読みにくいのかな?と想像しましたが、素人にも面白く読めるよ...

中山七里先生の凄さを毎回思い知らされる。 知識もさることながら、各作品の登場人物が連動しているのに矛盾がなく毎回スポットのあたる人物が変わっているのが面白いです! 今回は光崎先生率いる法医学のお話。医学系と聞いて難しくて読みにくいのかな?と想像しましたが、素人にも面白く読めるように落とし込んでいるのがやっぱり天才的。各分野の知識が本当に広すぎる。 主人公が研修医で成長していく立場なのが読者に共感を得やすい部分なのかなぁとも思いました。

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2024/04/21

法医学もの好きなので、とても面白く読みました。古手川刑事の登場で、七里ワールドが広がります。 岬洋介、犬養隼人、御子柴礼司、に継いで、栂野真琴先生、大好きになりました。 ここまで、七里ワールドの繋がりを楽しみたく、ほぼ創刊順に読んでいますが…、シリーズ別に読み進めた方がいいのか迷...

法医学もの好きなので、とても面白く読みました。古手川刑事の登場で、七里ワールドが広がります。 岬洋介、犬養隼人、御子柴礼司、に継いで、栂野真琴先生、大好きになりました。 ここまで、七里ワールドの繋がりを楽しみたく、ほぼ創刊順に読んでいますが…、シリーズ別に読み進めた方がいいのか迷います。

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2024/04/17

5話からなる連作短編集。 研修医の真琴を主人公に、法医学者で荒唐無稽な光崎教授。そして死体好きな准教授のキャシーを中心に話は進んで行く。 生者は嘘を吐くが、死者は嘘を吐かない。遺体を解剖することで明らかになる真実。解剖に至るまでのやり取りが、凄まじく印象的。それに絡む古手川刑...

5話からなる連作短編集。 研修医の真琴を主人公に、法医学者で荒唐無稽な光崎教授。そして死体好きな准教授のキャシーを中心に話は進んで行く。 生者は嘘を吐くが、死者は嘘を吐かない。遺体を解剖することで明らかになる真実。解剖に至るまでのやり取りが、凄まじく印象的。それに絡む古手川刑事もいい味を出している。 中山七里先生は何の下調べも無しに、描いてしまうことには恐れいきました。一体どんな頭の中をしているのだろう。 そして、どの作品から読み始めればいいのか、頭の悩むところです。

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2024/04/17

正義はひとつでは無い。 もしかして正義なんてないかもしれません。 あるとすれば個人個人の中にあるだけ。 だから人はぶつかる。 光崎教授にあるのは覚悟と信念かなと思っています。 一緒に仕事はできない気がしますが、覚悟と信念を持っている人は尊敬してしまいます。

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2024/04/13

先に憂鬱を読んでしまった。 でも、やはり人物の魅力も、それぞれの短編の面白さも、解剖の描写も好みだった。

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2024/04/04

長編ではあるけれど、連作短編のようでもあり、とても読みやすい作品。中山七里の小説はいくつか読んだけれど どれも読みやすいし 深みもあるような気がする。

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2024/11/19

医学物の小説やドラマを好んで読むことが多いが、医療の現場はただ治せばいいというものではなく、病院内での人間関係や警察も関わってくる大変さがあるのだなと思う。 法医学者は内科、外科、小児科などとは違い、全ての可能性を視なくてはならないオールマイティーなポジションではないだろうかと...

医学物の小説やドラマを好んで読むことが多いが、医療の現場はただ治せばいいというものではなく、病院内での人間関係や警察も関わってくる大変さがあるのだなと思う。 法医学者は内科、外科、小児科などとは違い、全ての可能性を視なくてはならないオールマイティーなポジションではないだろうかと感じた。 話を通して真琴の法医学に対する考え方が変わると同時に、身近な人の死を解剖するという辛い体験もする中で徐々に人としての成長も感じられたのが良かった。

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2024/03/19

出だしからキャッチーで あっという間に引き込まれた! そんな物語の舞台は法医学… つまり扱うのは死体 グロいはずなのにスラスラ読める不思議 ミステリーだけれど 小難しいトリックが展開されることは全くなし 本当の死因、真実を解剖によって突き止めていく テンポも抜群で 中弛みせ...

出だしからキャッチーで あっという間に引き込まれた! そんな物語の舞台は法医学… つまり扱うのは死体 グロいはずなのにスラスラ読める不思議 ミステリーだけれど 小難しいトリックが展開されることは全くなし 本当の死因、真実を解剖によって突き止めていく テンポも抜群で 中弛みせずに一気に読み進められる 何よりキャラクターがキレッキレ! いまどきの小説で?と驚くくらい 天上天下唯我独尊な光崎教授と カタコトの毒舌を撒き散らす 外国人のキャシー准教授、 この2人だけでもう面白い ミステリーの種類?としては新しく感じるのに キャラクターはなんだか懐かしく感じる このちぐはぐさが魅力で次作が楽しみ! 今作で何度も出てくる 「生きている人間は噓を吐くが、死体は真実しか語らん」 は印象深かったなぁ でもなんと言っても 「あなた、死体はお好き?」 という冒頭のキャシー先生のセリフが一番! 面白い小説は1行目から面白い♪

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