陰陽師 蒼猴ノ巻 の商品レビュー
陰陽師の十三巻『蒼猴ノ巻』。 「蝦蟇念仏」が良い。 執念の物語。いつか迎える物語の結末を楽しみにしたいと思います。ぐちゃぐちゃの妄執の果ての結末。 心のうちにあるどうしようもない衝動。そのぐつぐつしたままの熱量に突き動かされる描写が、夢枕獏作品の好きな部分。あの青猿の行動は自...
陰陽師の十三巻『蒼猴ノ巻』。 「蝦蟇念仏」が良い。 執念の物語。いつか迎える物語の結末を楽しみにしたいと思います。ぐちゃぐちゃの妄執の果ての結末。 心のうちにあるどうしようもない衝動。そのぐつぐつしたままの熱量に突き動かされる描写が、夢枕獏作品の好きな部分。あの青猿の行動は自分本位なものなのだけど、善悪は抜きにして、突き動かされているのは確かなので。
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陰陽師の晴明が呪術に困っている人を助けるという内容だ。晴明が原因を即座に見つけ、そしてあっているか確かめて、ネタバラシをするという内容がほとんどで、続き続きが気になりやすい話だった。そしてさらに話が10遍に分かれているのですぐに話が終わり非常に読みやすい。本が苦手な人が慣れとして...
陰陽師の晴明が呪術に困っている人を助けるという内容だ。晴明が原因を即座に見つけ、そしてあっているか確かめて、ネタバラシをするという内容がほとんどで、続き続きが気になりやすい話だった。そしてさらに話が10遍に分かれているのですぐに話が終わり非常に読みやすい。本が苦手な人が慣れとして読むのにおすすめだと思う。
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陰陽師シリーズである。 花びら一枚一枚が仏に見える博雅と、それに関心する清明といつも通りで短編10本。 深く掘りさげてないけど、基本的には古の物語をベースに作っているだろうから、そこも調べると楽しいかも。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2014/01/post-231c.html
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「鬼市」どこであろうと買い物したらちゃんとお金は払おうな。 「役君の橋」珍しく一緒に行こうできないであわあわする博雅。 「からくり道士」志和殿のいやカラクリ凄すぎでしょ・・・。そして萌えキャラすぎる。 「蛇の道行」幾度生まれ直して、いとしいのか憎いのかももう分からない。かなしいし...
「鬼市」どこであろうと買い物したらちゃんとお金は払おうな。 「役君の橋」珍しく一緒に行こうできないであわあわする博雅。 「からくり道士」志和殿のいやカラクリ凄すぎでしょ・・・。そして萌えキャラすぎる。 「蛇の道行」幾度生まれ直して、いとしいのか憎いのかももう分からない。かなしいし、切ないな・・・。 「月の路」突然の百合にびびった・・・。しかし青猿お前・・・切ないやん・・・。 「蝦蟇念仏」青猿お前息長えな・・・と思ったら、なるほど今巻のタイトル・・・と納得。 「仙桃奇譚」孫悟空ネタまでやるか、陰陽師シリーズ。 「安達原」これもなんか・・・切なかったな・・・。あとオチが意外と夢枕節では珍しいなと思った。 「首をかたむける女」今巻のこばなし枠。博雅が相変わらず爆モテ。 「舟」別におどろおどろしくないよ!
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飛んでこの巻です。 ゆ、百合!神様でさらっと百合。ありがたやありがたや。 言葉にするのは野暮ってもんですね。
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今回も楽しく読みました♪ 特に道満メインの話が面白かった! 道満は悪役風で出てくるけど、根はいいヤツということがよく表れている作品だなと。 他には「安達原」も切ない余韻が残る作品で印象に残りました!
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今回も奇妙ながら、面白い話で楽しませてもらった。博雅しか出てこない、など、新たなストーリーパターンあり。
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今宵も晴明と博雅のコンビが都の怪異を解決していく短編10編。 久しぶりの「陰陽師」、この巻も晴明と博雅がホームズとワトソンの二人のような関係で読んでいてとても安心できます。 この巻の10編のうち、一番印象に残ったのは、「安達原」のお話です。 昔話にある山姥の怖い話か...
今宵も晴明と博雅のコンビが都の怪異を解決していく短編10編。 久しぶりの「陰陽師」、この巻も晴明と博雅がホームズとワトソンの二人のような関係で読んでいてとても安心できます。 この巻の10編のうち、一番印象に残ったのは、「安達原」のお話です。 昔話にある山姥の怖い話かと思いきや、ラストは鬼でありながら人として思う心を描いた逸品でした。 こういう話に出会う醍醐味が「陰陽師」の魅力なのでしょう。 これからもやめられません。
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巡る季節を背景に、不思議で、時々、恐ろしく、美しい物語集。 久しぶりに清明や博雅や虫めずる姫君や道満に再会しました。 巻末には、初出掲載がありますが、毎月、それぞれの季節を読み込んで書かれてきたのですね。初出で読んだら、もっとじんわりと季節の美しさを感じたでしょうか。 道満が美...
巡る季節を背景に、不思議で、時々、恐ろしく、美しい物語集。 久しぶりに清明や博雅や虫めずる姫君や道満に再会しました。 巻末には、初出掲載がありますが、毎月、それぞれの季節を読み込んで書かれてきたのですね。初出で読んだら、もっとじんわりと季節の美しさを感じたでしょうか。 道満が美しい仙女のお酌で酒を飲む姿、よいですね。
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