陰陽師 蒼猴ノ巻 の商品レビュー
20170312 久しぶりに読んでみた。奇譚集になってたので少し違和感があったけど、かんがえてみれは短編集なのだから当たり前か。
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コミック版のストーリーは、どこかあさっての方に飛んで行ってしまったが、原作は安定の面白さ。 獏先生の健康を祈ります。
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文庫が出たら欠かさず読んでます。 いつも、晴明と博雅が酒を酌み交わしているシーンでは庭の風景を思い浮かべながら読んでます。 晴明と博雅のように心の許せる相手といい風景の中で酒を呑みたいですね。 道満がなんかどんどんいい人になっていくような。。 今回も安定した面白さでした。
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このシリーズを初めて手にしてから10年近く。 晴明と博雅の関係性も、彼らの周辺で起こる怪異の類も、少しずつかたちを変えて穏やかなものになってきた。 自分自身はどうだろう、とつい思う。
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最新刊…なのかな? ポコポコ叩かれて霧を吐く蝦蟇ってちょっと可愛い。 何気に二回も登場している辺りが愉快。
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犬ほどの蝦蟇かわいい 烏帽子をかぶったりもする 道満がちょっといい感じ 脳内では相変わらずイメージ真田広之なんだが
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感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201606/article_3.html
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読み終わって、オビの裏表紙側のシリーズリストを見て数えたところ、陰陽師の短編集も本作が11作目になるのですね。 別途、長編が2作に絵物語が3作(絵物語は未読ですが)。作者の夢枕獏さんは、よくぞこれだけの物語を生み出し続けておられるものだなと感心します。 晴明と博雅の二人が、晴明...
読み終わって、オビの裏表紙側のシリーズリストを見て数えたところ、陰陽師の短編集も本作が11作目になるのですね。 別途、長編が2作に絵物語が3作(絵物語は未読ですが)。作者の夢枕獏さんは、よくぞこれだけの物語を生み出し続けておられるものだなと感心します。 晴明と博雅の二人が、晴明の屋敷の縁側の簀子の上に座して酒を酌み交わしている。陰陽師の物語の9割以上は、この場面から始まるのではないでしょうか。さしずめ、晴明の屋敷は平安京のベーカー街221番地Bってとこですかね。 ここでの二人の会話が、また味があります。 庭の草木や空を眺め、あけっぴろげに自然や物の移ろいへの思いを語り、その感性ゆえに思わず知らず物事の本質を見抜いている博雅と、常は冷静で理知的でありながら、博雅の鋭さには素直に驚き、笑みを浮かべる晴明。 ここのたわいもない会話だけで話がおわっても面白そうですが、さすがにそんな話はまだなかったかな。 そこへ誰かが尋ねてきたり、あるいは二人のどちらかが宮中で話題になっている不可思議な出来事を持ち出し、その真相を解き明かすというのが、ほぼ全話に共通のパターンですが、それでも一話一話がちゃんと面白い。 そういえば、本作中の「蛇の道行(くちなわのみちゆき)」は、これまでになかったパターンの話かも知れません。 あの晴明が迷うんです!これを読むだけでも価値はあると思います。 これからも、長く二人の話が続かんことを!
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春夏秋冬、簀子の上でつらつらとお酒を呑む二人。 いつもいつもこの世界に憧れてしまいます。 こんな風に過ごせたらなぁ・・・。 いろんな妖や鬼にもいつも通りの晴明と博雅。 現世は本当にいろいろと辛く、生き難いことも多いけど この世界に触れると、ああ、この世界がまだ存在しててくれた・・...
春夏秋冬、簀子の上でつらつらとお酒を呑む二人。 いつもいつもこの世界に憧れてしまいます。 こんな風に過ごせたらなぁ・・・。 いろんな妖や鬼にもいつも通りの晴明と博雅。 現世は本当にいろいろと辛く、生き難いことも多いけど この世界に触れると、ああ、この世界がまだ存在しててくれた・・・と少し拠り所になる気がします。
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蝦蟇、猿、蝶など生き物にかかわる不思議が主題の話が多い。最初の数編は、晴明と博雅の「ゆくか」「いこう」「いこう」の掛け合いパターンではないものもあり、なんとなく新鮮な感じ。 朝靄と透明で高い笛の音の中で、不思議を不思議のまま受け入れさせる感覚はいつもどおり。
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