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その青の、その先の、 の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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2018/03/03

今のこれが青春なんだと感じながら暮らしている、青春まっただ中の主人公。大きな試練はあるけれど、もやもやしながらもいろいろなことに誠実でいようとする姿は好ましかった。

Posted byブクログ

2017/09/11

17歳の高校二年生まひるは、個性的な親友四人や落語家を目指す彼氏・亮司と過ごす高校生活を楽しんでいた。しかし、亮司に起こった事故をきっかけに周囲が一変する。恋や友情などすべてが詰まったあの頃を綴る青春小説。 優越感と自己嫌悪が交互にやってくるような日々が青春時代である。結局は、自...

17歳の高校二年生まひるは、個性的な親友四人や落語家を目指す彼氏・亮司と過ごす高校生活を楽しんでいた。しかし、亮司に起こった事故をきっかけに周囲が一変する。恋や友情などすべてが詰まったあの頃を綴る青春小説。 優越感と自己嫌悪が交互にやってくるような日々が青春時代である。結局は、自分で己の道を切り開くしかなく、この物語に登場する若者たちは、そのことに気付くだけでもえらい。特に亮司の存在感が圧倒的に素晴らしい。古典落語にも興味を持った。

Posted byブクログ

2017/08/30

今まで読んできた青春小説の中で3本の指に入るだろう。それほど面白かったし愛おしい作品でした。 あらすじ(背表紙より) 17歳のまひるは、親友4人で騒ぐ放課後や落語家を目指す彼氏・亮司とのデートが何よりも楽しい高校生活を送っていた。将来の夢はぼんやりしていて、大人になるのはもっと先...

今まで読んできた青春小説の中で3本の指に入るだろう。それほど面白かったし愛おしい作品でした。 あらすじ(背表紙より) 17歳のまひるは、親友4人で騒ぐ放課後や落語家を目指す彼氏・亮司とのデートが何よりも楽しい高校生活を送っていた。将来の夢はぼんやりしていて、大人になるのはもっと先だと思っていたが、亮司に起こった事故をきっかけにまひるの周囲は一変する。大好きな人のため、憧れに近づくため、道を切り拓いていく若者たちの成長を爽やかに綴った物語。

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2017/01/18

主人公のまひるも、まひるの友達、彼氏、家族、出てくる人が皆いい人。悲しいことも起きるけど、みんな優しい子で頑張り屋さんなので読んでいて嫌な気持ちにならない。誰もが友達の見ていないところで人を蔑むことを書いたりしているわけではないんですよね。そんな話が最近は多かった気がするので、ま...

主人公のまひるも、まひるの友達、彼氏、家族、出てくる人が皆いい人。悲しいことも起きるけど、みんな優しい子で頑張り屋さんなので読んでいて嫌な気持ちにならない。誰もが友達の見ていないところで人を蔑むことを書いたりしているわけではないんですよね。そんな話が最近は多かった気がするので、まひるのTwitterが可愛かった。同級生より少し早く前へ歩き出した子、歩き出そうとしている子。夢もそれぞれだけど、皆一緒に未来へ向かって歩いて行く姿がとても爽やかで、皆の、その先を、頑張れと応援したくなる物語でした。

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2016/12/16

高校2年生のまひるという少女とその恋人や友人との交流を描いた青春小説です。今どきの女子高生らしい省略語全開の会話は、読んでいて本当の女子高生の話を聞いているような感じがしてとてもリアルです。読み心地もさわやかで、未来に希望があふれている若者の息吹を感じることができる作品になってま...

高校2年生のまひるという少女とその恋人や友人との交流を描いた青春小説です。今どきの女子高生らしい省略語全開の会話は、読んでいて本当の女子高生の話を聞いているような感じがしてとてもリアルです。読み心地もさわやかで、未来に希望があふれている若者の息吹を感じることができる作品になってます。

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2016/09/07

高校時代を親友たちと過ごす物語。 椰月さんの作品はまだ2冊目だけど、この人はすごく人間の心の中を描くのが上手なんだろうと思う。ちょっとした気分の浮き沈みもすっと心に入ってくるような気がする。感動などと簡単に表せない不思議な気持ちになる。でもみんな夢に向かって、未来に向かって進んで...

高校時代を親友たちと過ごす物語。 椰月さんの作品はまだ2冊目だけど、この人はすごく人間の心の中を描くのが上手なんだろうと思う。ちょっとした気分の浮き沈みもすっと心に入ってくるような気がする。感動などと簡単に表せない不思議な気持ちになる。でもみんな夢に向かって、未来に向かって進んでいる。 出会いと別れなど様々な経験をしていく中で、ずっと人と繋がっていくことはとても難しいけど、心だけは繋がることができるのだと感じた。 この四人組のような親友と呼べる人間を作り、亮司のような立派でかっこいい男になりたいと心から思った。

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2016/07/14

「しずかな日々」がよかったので、このたび文庫化ということで椰月美智子さん2作目♪ 主人公のまひると仲良し3人の女の子。落語家を目指すまひるの彼、亮司とその友達。そして、まひるの家族などなど。 みんな真っ直ぐで、それが交差したり、ぶつかったり。 迷ったり、葛藤したり、成長したり...

「しずかな日々」がよかったので、このたび文庫化ということで椰月美智子さん2作目♪ 主人公のまひると仲良し3人の女の子。落語家を目指すまひるの彼、亮司とその友達。そして、まひるの家族などなど。 みんな真っ直ぐで、それが交差したり、ぶつかったり。 迷ったり、葛藤したり、成長したり。 亮司、死んじゃうの?とこわごわ読んでたけど、死にはしなかった。なんかこの展開で事故とかいうと、死んじゃうのかと思って。 でも、もっと辛いことに・・・。 でも、そのことを通して、亮司もまひるも、とりまく友達も、それぞれの家族も、みんなが新しい一歩を踏み出す。 高校生の恋愛なんて、と思っていたけど、この二人はホントにいいな。 年齢だけ重ねて大人になっても、心が大人になりきれてない人が溢れているような気がする。 辛いことも、悲しいことも、喜びも、楽しみも、ちゃんと経験して、身体も心も、一緒に成長しないとダメなんだよなぁ・・・。 なんだかいい子たちばかりで構成されているような気がしなくもないけど、それでいてわざとらしくない、清々しい物語でした♪ それをもっと素直に受け止め、もっと一緒に泣いたり、笑ったりして楽しめる大人になれてたらよかったんだけどww

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2016/07/06

「しずかな日々」に続き椰月美智子さんの作品は2作目です。果たして50過ぎのおじさんが読んでも良いのだろうかと思いましたが、一気読みでした。ボロボロ涙が出てしまうのは、歳で涙腺が緩んでしまったせいでしょうか。亮司君の落語のシーンで涙、二人が結ばれるシーンで涙、事故のあとケンカして仲...

「しずかな日々」に続き椰月美智子さんの作品は2作目です。果たして50過ぎのおじさんが読んでも良いのだろうかと思いましたが、一気読みでした。ボロボロ涙が出てしまうのは、歳で涙腺が緩んでしまったせいでしょうか。亮司君の落語のシーンで涙、二人が結ばれるシーンで涙、事故のあとケンカして仲直りするシーンでまた涙、ハンデを負っても前向きに生きようとする亮司君の姿に涙・・・ お互いに大好きな人がいることで、毎日がキラキラ輝く17才の頃、おじさんにもあったんですよ〜そんな高校時代が・・・

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2016/07/05

17歳のまひるが主人公。落語家を目指す彼氏の亮司とクロノ、むっちゃん、夏海という親友たち。恋に友情に、あの頃のすべてが詰まった青春小説。 とは言ってみたが自分の高校生活には特筆すべきものはあまりなかったように思う。だからなのか、たまにこういったものを読みたくなる。 本作の登場人...

17歳のまひるが主人公。落語家を目指す彼氏の亮司とクロノ、むっちゃん、夏海という親友たち。恋に友情に、あの頃のすべてが詰まった青春小説。 とは言ってみたが自分の高校生活には特筆すべきものはあまりなかったように思う。だからなのか、たまにこういったものを読みたくなる。 本作の登場人物たちはみんないい子。それでいて嫌味なところが全くない。高校生なりの迷いとか葛藤はあるものの、基本的にみんな真っ直ぐに未来を生きている。 後半、亮司が事故にあってしまうのだが、この辺りは読んでいて少し辛い。 彼らの年齢は、なにかきっかけさえあれば時として、一夜の間に親がはっとする程の成長を遂げることがあると思う。 その青の、その先に、何を掴むのだろうか。

Posted byブクログ