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ポートランド の商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2021/09/23
  • ネタバレ

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人が歩きたくなる街は、徒歩や自転車でおよそ20分圏内の区画で考える。人は、それ以上の距離は歩きたくないし、それ以下の距離だとつまらなく感じる。 日本では開発用地内に居住スペースやオフィススペースをできるだけ効率よく立て、わずかに空いたスペースを公演にするというような考え方が当たり前だが、ポートランドでは公園のスペースを2倍にするなら建物の改装制限を二層増やしても良いというような考え方。 オープンスペースを増やし、エリアの価値を高める。 エコディストリクト 地区を一つの環境システムと捉えて背作を行う都市再生の手法。 その地区内の建物群、オープンスペース、街路などで都市環境の改善につなげる。 建物単体より築規模で節約に取り組むと、より大きな効果が得られる。 例えば建物群の屋上で雨水をためて公園の噴水に再利用する。 基本的に都市開発のパターンは、まず既存の中心部と幹線道路で繋がった郊外の安い土地に住宅が建てられていく。しかしそれだとインフラを伸ばしたり、膨大な資金が必要になるが、成長境界線は財政的、環境的デメリットを避ける。 一回目のワークショップから市民が参加するカルチャー デザインワークショップでは市民含め様々な専門家が自由な議論の元、20年後の街の未来を描く。 ネイバーフッドアソシエーションという近隣活動組織。 ポートランドのターゲット産業 クリーンエネルギーアンドグリーンテクノロジー スポーツ&アウトドア ソフトウェア&デジタル 鉄工業

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2021/04/27

具体的な団体名や、制度が多く出てきて少し読み進めづらかったけども、 ざっくり言うとポートランド流まちづくりの肝は、政策を議論したり新しいチャレンジに予算をつけるコミュニティが複数機能しているということ。 どのコミュニティも経済とサステナビリティの両立を念頭に置きながら、それぞれ...

具体的な団体名や、制度が多く出てきて少し読み進めづらかったけども、 ざっくり言うとポートランド流まちづくりの肝は、政策を議論したり新しいチャレンジに予算をつけるコミュニティが複数機能しているということ。 どのコミュニティも経済とサステナビリティの両立を念頭に置きながら、それぞれ目的が違う。 40年の歴史の中で、政治、経済、まちづくりの分野で何人もの人がポートランドを戦略的に変えていこうと奮闘した結果が、いまの人気の理由になっている。

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2021/03/18

ポートランド開発局で働いていた山﨑さんの書いた本。 5−6年前からポートランドのことを雑誌などで見ていたけれど、何となく敬遠していたのだが、本書を読んでやはり学ぶべきことは多い、と思った。日本にいると気づかないが、都市というのは作り出せす、作り直せるるものなんだ、ということが分か...

ポートランド開発局で働いていた山﨑さんの書いた本。 5−6年前からポートランドのことを雑誌などで見ていたけれど、何となく敬遠していたのだが、本書を読んでやはり学ぶべきことは多い、と思った。日本にいると気づかないが、都市というのは作り出せす、作り直せるるものなんだ、ということが分かる。気づきに感謝。

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2020/12/31

街はそこで暮らす人々とともに成長し、変容していく。 東京の西部に広がる多摩丘陵、そこにニュータウンが誕生したのは半世紀前になる。 行政を中心とした街づくりの中、車社会、職住分離、核家族といった時間とともに変容する生活様式に、街は次第に魅力を失い多くの課題を抱えるようになっている...

街はそこで暮らす人々とともに成長し、変容していく。 東京の西部に広がる多摩丘陵、そこにニュータウンが誕生したのは半世紀前になる。 行政を中心とした街づくりの中、車社会、職住分離、核家族といった時間とともに変容する生活様式に、街は次第に魅力を失い多くの課題を抱えるようになっている。 都市計画(アーバンデザイン)、街の再生にはどのようなアプローチが可能か。 ポートランド”世界で一番住みたい街をつくる”という表題に魅かれて本書を読み進めました。 アメリは西海岸、オレゴン州ポートランドは今では自然豊かなコンパクトな街づくり、持続的発展可能(サステイナブル)な街づくりを目指し、多くのクリエイティブな人を魅了しているそうです。 ポートランドも例外ではなく60年代の急速な車社会、工業の発展で豊かな自然は荒廃し、市街地の住環境も悪化していました。街の再生プロセスで興味深いのは、州政府の下に置かれた複数の都市をまとめるメトロ政府とトライメットという組織。ここで数十年先のマスターコンセプトを作るのですが、再開発に伴う利害関係者(行政、市民、事業者)で長期にわたるワークショップを開催しコンセプトを煮詰めていくプロセスがあります。 現在では日本でも市民参加の説明会等もありますが、やはりマスタープランの説明会というイメージが強い。参加する市民の意識も高くないと、利害対立を超えた住みやすい街づくりコンセプトはできないのですかね。

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2020/08/08

前に、経済同友会のツアーでポートランドに視察に行った時はまだこの本は出ていなかった。これを読んでから現地に行くととても良い勉強になっただろう。

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2020/02/17

2020.17 ・ポートランドに移住してくる若者は仕事を選んでくるわけではなく、ライフスタイルに魅かれてくる。 ・住民自治が主体的になるように、権限と予算が適切に移譲されている。 ・起業文化が、複数の施策を組み合わせる事で形作られている。

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2019/11/16

著者の山崎満広氏は、1975年茨城県に生まれ、1995年に渡米し、南ミシシッピ大学院を修了後、米国の建設会社勤務、コンサルタント、政府系経済開発などに従事し、2012年からポートランド市開発局で国際事業開発等に携わっている。 ポートランド市は、米国西海岸のオレゴン州の北西部、シア...

著者の山崎満広氏は、1975年茨城県に生まれ、1995年に渡米し、南ミシシッピ大学院を修了後、米国の建設会社勤務、コンサルタント、政府系経済開発などに従事し、2012年からポートランド市開発局で国際事業開発等に携わっている。 ポートランド市は、米国西海岸のオレゴン州の北西部、シアトルとサンフランシスコの間、太平洋からは100㎞ほど内陸に位置する街である。人口は約62万人(船橋市や鹿児島市とほぼ同じ)、周辺都市を含む都市圏人口は235万人で全米24番目の規模である。 そして、「全米で住みたい街No.1」の座を過去10年間キープする街として、そのサステイナブルなコンパクト・シティというコンセプト、リベラルでカジュアルなパシフィック・ノースウェストの文化(アート、ファッション、音楽、フード等々)とともに、今では日本でも注目を集めるようになっている。 ポートランド市の特筆すべき点は、サステイナブルな生活をベンチマークとしている都市(サンフランシスコ、シアトル、ボストンなど)の中でも一番規模が小さいが、単に街が小さいのではなく、「街を小さく保とうとする政策を推進してきた」ことである。それでいて、同規模の他の都市より都会的なダウンタウンがあり、交通インフラが整い、環境にやさしい建物、歩いていて楽しい街路が人びとを引き付ける。更に、この地に引き付けられた人びとが生み出すカルチャーは、いつしか世界中の人びとの注目を集めるようになった。 私が本書を読んで驚いたのは、ポートランド市も1960年代までは米国の多くの都市と変わらない、環境に特段の配慮をすることなく工業化を進める都市だったということである。その頃に「サステイナブル」などというコンセプトがなかったことは、少し考えればわかることなのだが、他の都市と変わらなかったポートランド市が、ヴィジョンをもったリーダーのもと、多くの市民や企業が協働することによって現在のような街に生まれ変わったことは、とても興味深いし、日本においても、人びとの意識と行動により魅力ある街づくりは可能であることを改めて感じたのである。 更に、そのような魅力的な街には、魅力的な人びとや企業が集まり、一層魅力的なものを作り出していく。。。 ジャーナリストのようなライターではなく、現役のポートランド市開発局担当者が、街づくりの専門的・実務的な部分に踏み込んで書いているため、一般向けの書籍とはやや趣を異にするが、そういう意味では、実際に都市開発・再生に従事する人びとにとっても大いに参考になるように思う。 ポートランドに行ってみたい、そして、自分たちの住む街もそんな素敵な街にしてみたい、と思わせる一冊である。 (2019年11月了)

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2019/03/26

ポートランドで実際にまちづくりに携わっている方の本。 ポートランドがなぜ人気のエリアなのかがよく分かりました。 日本が高度経済成長に沸いているなかで 古くから培われてきた文化的なまちづくりが 今、良い方向に進んでいる具体例がたくさん書かれています。 企業を誘致するのに優遇するの...

ポートランドで実際にまちづくりに携わっている方の本。 ポートランドがなぜ人気のエリアなのかがよく分かりました。 日本が高度経済成長に沸いているなかで 古くから培われてきた文化的なまちづくりが 今、良い方向に進んでいる具体例がたくさん書かれています。 企業を誘致するのに優遇するのではなく、 地元に根ざした企業だけを受け入れる。 それがブランドを生みだし 都市の価値を高める。 ポートランドも数多くの失敗を経験して 今の形になっていることも 他の都市でも十分実現可能な施策なんだなと思いました。 Fail Harder W+K (Wieden & Kennedy)のスローガン どうせ失敗するなら馬鹿でかい失敗をして多くを学べ! 自分自身もこうありたいなと思います。

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2018/07/18
  • ネタバレ

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ポートランドはいいところですね。という本。 日本にたいしての具体的な提起はないし、できないと思われる。

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2018/03/14

ポートランドの都市計画について取材した本。道路や建築物を作りたがる日本の役所の方々に読んでいただきたい。 予算をいかに使うかという視点ではなく、そこに住む人の快適な生活を都市が演出するのかの視点を持つことでこんなにも地方都市は魅力的になるという好例。

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