風は青海を渡るのか? の商品レビュー
人が生まれることも死ぬことも、現代社会では負担として認識されるけれど、どちらもいつか無くなるのなら、今のうちに苦しんでおくべきものなのかもしれない、なんて考えるのは当事者じゃ無いからかなあ、なんて。 私は悲観的なので最悪の事態に自分が放り込まれたらどうしよう、と具体的な不安がない...
人が生まれることも死ぬことも、現代社会では負担として認識されるけれど、どちらもいつか無くなるのなら、今のうちに苦しんでおくべきものなのかもしれない、なんて考えるのは当事者じゃ無いからかなあ、なんて。 私は悲観的なので最悪の事態に自分が放り込まれたらどうしよう、と具体的な不安がない時ほど考えてしまう。 助けてほしいと思う。だから追い込まれている人を今助けるべきなんじゃないか、なんて思う。 誰かが言っていた、副作用の問題が解決されていないワクチンを子供に打っていると。 ワクチンの打ちすぎで子孫繁栄しなくなる世界でもあり得る気がする。 引越しのごたごたで何気に待ち時間が多く、本ばかり読んでいる。Wは先に最終巻読んだ時に楽しみ方がわかってしまった。 形が変わっても新陳代謝が必要という思考実験はとても素敵だった。ちゃんと驚かせてくれるし、どんどん愛しくなる。 ディストピアで権力に反抗するより、ユートピアの綻びの方が、考えることがたくさんあって楽しい。地獄とは他人のことであるから影響されすぎないように人と話さないようにしてる、と言ってみたけれど上手く伝えられなかった。主体的な行動にこそ価値がある、という下の句がなかったせいかな。 なんとなくアラル海を連想した。綺麗で広々として胸がすっとするような清々しい1冊でした。
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Wシリーズ第3弾 やはり予想通り百年シリーズとの繋がりが。 先に読んでてよかった˙ᴥ˙ カンマパの本名にゾクリとしました。 ハギリとヴォッシュの哲学的な話が魅力的でした ・動物にも感情はある。外的刺激への単なる反応 ・頭脳は自分の内側に外界を作り、そして現実以外のものを予想す...
Wシリーズ第3弾 やはり予想通り百年シリーズとの繋がりが。 先に読んでてよかった˙ᴥ˙ カンマパの本名にゾクリとしました。 ハギリとヴォッシュの哲学的な話が魅力的でした ・動物にも感情はある。外的刺激への単なる反応 ・頭脳は自分の内側に外界を作り、そして現実以外のものを予想する、これが意識 ・プログラムが自分のプログラムを書き換えるようなもの タナカの重要性がまだ謎のままだけど、今後明かされるんでしょう。タナカの娘は名付けたのではなくて、すでに名前があったという解釈?だとしたらゾクゾクしますね
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よくわからなくて理解するのに難しいのだけど、なぜか面白い。ウォーカロンが人間に近づく。生殖器のがあるか無いか。なんかとても不思議。 このシリーズ読み切れるかなあ。
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wシリーズ第3弾 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake チベットのナクチュ特区の探索。 色々みつかるみつかる。 小さな気づきがもたらす未来。知性が掬い上げる奇跡の物語。 ※裏表紙にかいてる紹介文が言葉が綺麗すぎる 読みやすいのだが、な...
wシリーズ第3弾 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake チベットのナクチュ特区の探索。 色々みつかるみつかる。 小さな気づきがもたらす未来。知性が掬い上げる奇跡の物語。 ※裏表紙にかいてる紹介文が言葉が綺麗すぎる 読みやすいのだが、なかなか難しい概念になってきました。この哲学のところがめちゃくちゃ面白いのだか。 ハギリ博士が湖の階段で興奮してたところ ぶっちゃけ1回読んでわからなかった。理解できなかった。 でも、記載の通りで。 「気まぐれは人間にしかないもの」 「人間の思考のほうがランダムで、他回路へ飛びやすい」 「ぼんやりしてしまう」 これらが人間とウォーカロンの差であると。 わかるようで、わからない。。。 もう少し自問自答します。 一方で、明らかになってきた名前が。。。 区長 カンマパ・デボラ・スホ まじかぁ、ここでデボラなのってくるのか(メール) そして、天才タナカの娘の名前が まさかのシキ。 名前をつけたという文脈ではなく、彼女には名前があると。 うーん。凄い展開になってきました。 正直かなり地味な話でしたが ※第1弾のような映画のアクションさながらが好きなので。もちろんハギリ博士とヴォッシユ博士の哲学の議論も最高です 1弾2弾の前提からかなり深掘りされてきた そして、この人間とウォーカロンの入り混じりを 想像させる描写が、めちゃくちゃ良かったです 次に行くしかない 百年シリーズ読んでないことが相当まずいと感じたので、急遽購入で着き次第追加で ★3.4 第4弾 デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? へ 楽しみです
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Wシリーズ3作目。見え隠れするマガタシキ博士の存在。人の寿命が100年以上の世界。技術の進化。義体ではなく新細胞で老化を先送りにした世界。ただ、そこには新生児はうまれにくい事実があり、ゆるやかな老いがあるだけ。ウォーカロンという人工細胞で作られた生命体は存在している。人間との差は...
Wシリーズ3作目。見え隠れするマガタシキ博士の存在。人の寿命が100年以上の世界。技術の進化。義体ではなく新細胞で老化を先送りにした世界。ただ、そこには新生児はうまれにくい事実があり、ゆるやかな老いがあるだけ。ウォーカロンという人工細胞で作られた生命体は存在している。人間との差はほとんどないとはいうが、全体でリンクされているとは語られる。圧倒的な世界観で、人の変わらなさと社会の変容とウォーカロンのかかわりとがないまぜになって、どこに連れて行かれるのだろうかという楽しみと不安がないまぜになる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
p46 「目にすれば失い、口にすれば果てる」 p119 「だいたい、そういった分野では、一人で活動できない。何人かで協力し合う場合が多い。自然に、そんな中からリーダが生まれる、というわけ」 p134 もはやせまい窓からキーツの部屋をのぞきこむ観光客はいなかったし、詩人の末期の眼に映った最後の光景を見ようともしなかった。 p200 ウォーカロンは、全体でリンクしています。 p249 「私はどこから来たのか、私は何者か。私はどこに行くのか?」 引用は、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』。 シリーズ3作目。まだ近い未来の展開中という感じ。何かで書いていましたが、シリーズものは最初はつまらなく書くと(もちろんその中にもいくつかの優れた部分があるのでしょうが)。徐々に世界は明るみに、またストーリーのテンポと構成もエンタメに振り切るのかなと想像。だいたい半分(5作?)行ったところからギアが上がるのを期待。ウグイとのやりとりもほぼサービスのようなもの。 本シリーズ、ただの幻想小説として読めない。優れた研究者、作家、語弊はあるけど頭の良い人。だからその世界情勢や人との関係やテクノロジーの数々は自分の見ることのない未来のように思えてならない。 数年か数十年のラグはあるものの言ったこと、思ったことがだいたい当たる著者のことだから適当に書いているわけではなさそう。 攻殻の『機械たちの時間』を彷彿する。すべてのAIやアンドロイドが意識を共有する未来。素敵。と無責任に思える時代に今私はいる。
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前作からますます存在感を増してきていた真賀田四季博士、そして100年シリーズとの接点。 かつてのイル・サン・ジャックの遺跡で発見された、真賀田博士が作ったと思われる巨大な人形の頭。数百年ぶりに起動されたそれの口から語られた言葉。 「私の役目は、人類の共通思考の構築です。」 前...
前作からますます存在感を増してきていた真賀田四季博士、そして100年シリーズとの接点。 かつてのイル・サン・ジャックの遺跡で発見された、真賀田博士が作ったと思われる巨大な人形の頭。数百年ぶりに起動されたそれの口から語られた言葉。 「私の役目は、人類の共通思考の構築です。」 前作でヴォッシュ博士の元を訪れたときの真賀田博士の意図も含めて考えると、今のところ真賀田博士は世界の進むべき道をデザインし、彼女の崇拝者の元へ現れて啓示を与えて回っているように見える。 そして彼女の望むように世界は進むんだろうか。 昔から欲のためでも完全なる善意からでも世界を自分でデザインしようという存在は最終的に打ち倒され、あるいは自らの誤りを悟って消えていくものなのだけど、森作品の第一作目から君臨する博士がそんなボスキャラ的存在になるとも思えないし。といろいろハラハラしながら読んでいます。 先が楽しみです。
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フフシルも実在する地名なのか。 そして、あの建造物がそんなに近距離にあるとは! 完全にヨーロッパだと思っていたよ。もはや叙述トリックと言っていのでは(叙述トリックではありません)。
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遺跡の発掘や使われていない天文台などナクチュの文明が調査されていく過程が面白い。 カンマパの署名に驚き、ラストにも驚いた。 ハギリがウォーカロンの変異に気付くための思考描写がいい。
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