最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり の商品レビュー
亡き恋人の両親への手紙を書く店長夏神。それを見守る五十嵐海里のもとへは、兄の旧友で刑事の仁木が持ち込んだ、木版作家のお悩み相談への協力依頼が。怪しげな態度の作家の家でおきる怪現象。その理由を解き明かし解決できるのか。
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『最後の晩ごはん』シリーズ、第6弾。 このシリーズは、どんどん良くなる。 5と6が一番好きです。 今回から、イラストが別の方に。 今までのイメージを損なわない感じで、新しくなりました。 新章と言う事ですが、変わった展開になるわけではなく、ただ、夏神さんも、海里も、背を向けてきた過去に正面から向き合う、新たな一歩を踏み出そうというところ。 二人のこの先から目が離せません。 さいわい、発行ペースが速いので…さっそく次を楽しみにしています。 追伸 仁木さんは、本人に言えないからって弟に萌え語りしすぎ!(笑)
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何々?! 帯やら後ろの紹介の部分に、 「新章開店!!」とありますがどういうことだ?! と、 気になって速攻買って、 速攻読んで、 速攻げんなりか笑 どっち方面に新章なんでしょう? と、 思っていたら、 やっぱり刑事か! そうなんです、 主人公の海里君のお兄さんの友人が刑事で「仁木涼彦」さんが事件を海里に持ってきた! もちろん、 相棒は眼鏡のロイドさんですよ! 霊界探偵?! 幽遊白書的な?! そのうち、 武道会にも参加してお父さんが強い・・・。 刑事の仁木さんが相談事を持ってきて、 ちょっと心霊的なものになりそうなんで、 海里も来てよ! と、 行った軽い感じでした。 西原茜音は、 子供の頃から同じ夢を見ていました。 いつもの場所で、 いつもの風景を夢で見ていて、 それを木版画にして作品とし生計を立ててる芸術家さん! そんな、 ずっと見てきた夢に声が、誰かの声がするのでした! 一方、 海里の師匠の夏神さんは、 以前、 恋人だった人のご両親に手紙を書いてます。 まぁ、 受け取り拒否で返って来たんですけどね。 こっちはこっちで、 続いていく感じですね、この6巻目ではここまで。 海里は、 ロイドと涼彦と兄の嫁の奈津さんと茜音で、 茜音の家を調査することに! で、 人形を発見するのです! そう、 その人形が声をかけてたんですね、夢の中で西原茜音に。 結果的には、 焼きおにぎりなんですね。 焼きおにぎりで解決! 人形は彼女の夢の中で生き続けると! つか、 茜音さんはこれからも出てきそうだなぁ。。。 だって、 海里君の芸の人時代のファンだったんですよ! つか、 今回はっきり口にしたね舞台というか役者に戻りたいって! 夏神さんはきっと「ばんめし屋」のままで、 海里は役者に戻り、 ロイドは天に召されて終わる感じかな? それまで、 ロイドを片手に霊界探偵海里ですな! ただ、 夏神さんをどうクリアしていくのかは気になるね。 山に登って、 ロイドを連れて、 降ろしたりしないでしょうな! 夏神さんの彼女でてきそうですもんね! と、 心霊方面に進まない方向で解決していって欲しいですが、 どうなるんでしょうね。 海里も芸能界に戻ってもなぁ。。。 つまらん! まぁ、 ここまできたら最後まで付きあう予定でし! 江原啓之さんとか、 細木数子さんみたいな、 ちょっとした、 スピリチュアルタレントで戻ったら、 西原茜音には怒られるな!
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新章ということもあって、色々な伏線が織り込まれている感じ。爽やかな読後感。疲れたときに最適の一冊でした。 あらすじ(裏表紙より) 疲れた心が元気になる、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。芸能界を追われ、故郷の芦屋にあるこの店に駆け込んだ元俳優の海里にも、新たな春が訪れた。海里の師...
新章ということもあって、色々な伏線が織り込まれている感じ。爽やかな読後感。疲れたときに最適の一冊でした。 あらすじ(裏表紙より) 疲れた心が元気になる、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。芸能界を追われ、故郷の芦屋にあるこの店に駆け込んだ元俳優の海里にも、新たな春が訪れた。海里の師匠で店長の夏神は、辛い過去から踏み出すためにリハビリ中。海里自身は、料理への興味と、俳優という職業への複雑な感情を持て余し気味。そんな時、隣の警察署の刑事、仁木から、ある木版画家の悩みについて相談され…。笑って泣けるお料理青春小説、新章開店!
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「新章開店」のシリーズ6冊目。 夜から始発まで開いている「ばんめし屋」元役者の海里と元山男の料理人・夏神、そして眼鏡の付喪神ロイド。メニューが定食一種類のみ、というところを除けばいたって普通の料理屋さんだが、店には時々不思議なお客がやってくる。今度の「最後の食事」はいったい誰のも...
「新章開店」のシリーズ6冊目。 夜から始発まで開いている「ばんめし屋」元役者の海里と元山男の料理人・夏神、そして眼鏡の付喪神ロイド。メニューが定食一種類のみ、というところを除けばいたって普通の料理屋さんだが、店には時々不思議なお客がやってくる。今度の「最後の食事」はいったい誰のものなのか。 今作では、師匠の死を乗り越えた夏神さんが過去の傷と向き合うべく一歩を踏み出す。自分のことは自分で、と他人を関わらせなかった以前とは違って、海里やロイドに弱さを見せたり、頼ったり。物語が積み重なって、シリーズが新たな展開に進んだことを象徴するように、人間関係にも変化が。素直に甘える夏神さんって新鮮。 そして次に踏み出すのは海里。ある一人の女性との出会いで大切な気持ちがよみがえる。 今回のレシピは、焼おにぎりにイタリア風丼、とごはんものが二品。特に焼おにぎりは夜食に簡単に作れそう。シンプルだけど少しだけ変化(アイデア)を盛り込んで美味しくする。今作自体もそれと似ている。ちょっとした夜食ではなく、がっつり味わうのは今後の展開を楽しみに待ちたい。 読む時は焼おにぎりとほうじ茶を準備した方がいい。
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久しぶりのシリーズ最新作。 海里やアカネ、何人もの人の ストーリーが寄り添い、それぞれの 思いと人生が報われてゆく。 海里に役者の道に戻ってほしい…何も 悪いことをしていない海里の原点は 芝居…舞台にしかないと 心から応援していた私には とてもワクワクするラストでした。 次...
久しぶりのシリーズ最新作。 海里やアカネ、何人もの人の ストーリーが寄り添い、それぞれの 思いと人生が報われてゆく。 海里に役者の道に戻ってほしい…何も 悪いことをしていない海里の原点は 芝居…舞台にしかないと 心から応援していた私には とてもワクワクするラストでした。 次回作から 新たな道を歩き出す海里… それから…夏神が見られそうだ。 まだ心に荷物を抱えた二人…いや、私に 言わせればロイドも含めた三人がいる限り 物語は続くのだろう。 次回作、楽しみにしています。
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