どこかでベートーヴェン の商品レビュー
岬洋介の神秘的な魅力、その一点でもってる。犯人はド本命が消去されて後、残るはあの人物しかないよなぁ、でも物理的になぁ、と読み進め、やっぱりなぁ、で幕を閉じる。遺体発見場所の謎は最後まで解けなかった。遺体周辺の状況から殺害場所がその場かどうかは現場を見れば明白だわ。犯人が凶器を川に...
岬洋介の神秘的な魅力、その一点でもってる。犯人はド本命が消去されて後、残るはあの人物しかないよなぁ、でも物理的になぁ、と読み進め、やっぱりなぁ、で幕を閉じる。遺体発見場所の謎は最後まで解けなかった。遺体周辺の状況から殺害場所がその場かどうかは現場を見れば明白だわ。犯人が凶器を川に放らずその場に放置したと確信するのは極めて厳しい。再現する環境が整うことの可能性も低ければ、実験が成功する可能性も低い。ミステリーとしては釈然としないけど、おのが天賦の才に恵まれる夢に浸らせてはくれた。
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ピアニスト探偵 岬洋介シリーズ第4弾。 前回の「いつまでもショパン」のラストから友人の回想で高校時代の活躍を描くのですが、岬の高校生姿が想像できませんでした。 事件の犯人はすぐわかりましたが、トリック(といっていいかどうか)は肩すかしを食らいましたので、ミステリーよりも青春小説として楽しんだほうが良いと思います。 事件に関するどんでん返しはなかったものの、ラスト一行のオチや参考ページのおまけは読者サービスだと思いますが、オチからは第一作目の「さよならドビュッシー」の作風にはつながらないと思うのは、どこか見落としがあるのでしょうかね。 それとも、本作とは違う視点で記述されているからだろうか。 ピアノから離れた岬がまたピアノに戻ってくるのが次作だと思いますが、仮タイトルの作曲家は変わるような気がします。
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岬洋介の高校生時代を当時の同級生で現在小説家の中山七里が述懐する形はおもしろかった。 岬の父親との確執はかなり根深いものなのだなぁということと、難聴の発症がピアノ演奏の発表の途中であることが本当にかわいそう。 高校生ってこんなに幼いのかな?というのと、岬が傘なんか差してもどうせ濡れてしまうと言っているし、風で持っていかれるから差しているとかえって危険を感じるほどの暴風雨のなかだったのに、制服はともかく髪を濡らさずに春菜が戻ってこれたのかなぁという疑問はちょっと残った。髪ってすぐには乾かないし、女ならなおさら。そこで周囲に怪しまれそう。
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ふぁ~・・・またもや一気読み。この心地よい時間の喪失感♪ 岬洋介クンの高校時代♡ 岬クンの奏でるピアノ(の音楽表現)にいきなり鳥肌っっ!!! 頭がよくて、才能もあり、容姿も良いし、身体能力も抜群!?・・・なんて素敵な♡ と思いきや、めっちゃ偏りありの超~オタク度全開?ww そ...
ふぁ~・・・またもや一気読み。この心地よい時間の喪失感♪ 岬洋介クンの高校時代♡ 岬クンの奏でるピアノ(の音楽表現)にいきなり鳥肌っっ!!! 頭がよくて、才能もあり、容姿も良いし、身体能力も抜群!?・・・なんて素敵な♡ と思いきや、めっちゃ偏りありの超~オタク度全開?ww それにしても、高校生にもなって、こんなわかりやすいイジメとかあるんでしょうかね?若者特有の残酷さなのかなー。 大人は心の底でドロドロと燻らせるのかもしれないけど、言わずにはおれないのが若者なのかも。 抑えようとしても抑えきれずに自分の口から漏れ出る言葉に自分自身も傷つくことだろうに・・・と、こちらがいたたまれなくなるような辛辣さが容赦なく、苦しい。 突発性難聴の発症、検事である父親との確執・・・。 そして、ななななんと!!ラストに目が点!ww そして、続きが~~っ!!読みたいっ!今すぐに~! 早く!早く、出してぇ~っ!!!w
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シリーズ中の一番最初の話、人間の嫉妬からの言動や行動、態度が痛いくらいに描写されていて胸につきささりますね。
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岬洋介くんシリーズ♪中山さんは本当楽しく読書させてくれる♪才能を天から授けられ生まれてきても、才能を求めてあがいていてもどちらも悩んで迷って生きている。みんなそれぞれに愛おしく思いました♪・・・エピローグの最後でまたまた「あっ」と驚かされる仕掛け?次回作も楽しみです♪
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辛い…圧倒的な差を見せつけられた時、人は自分もその人も受け入れるか、両方を拒否するかのどちらかなんだろう。諦めを知る前の若く怖いもの知らずの時は、拒否する傾向が強い気がする。岬くんに憧れ、一転見事に手のひら返す様はそんな脆さの象徴に見えた。攻撃していると楽だもの。春菜が庇った理由...
辛い…圧倒的な差を見せつけられた時、人は自分もその人も受け入れるか、両方を拒否するかのどちらかなんだろう。諦めを知る前の若く怖いもの知らずの時は、拒否する傾向が強い気がする。岬くんに憧れ、一転見事に手のひら返す様はそんな脆さの象徴に見えた。攻撃していると楽だもの。春菜が庇った理由は罪の意識なのか、本心なのか、どっちなんだろう?そして岬くんを庇いつつ、自分を抉っていった鷹村くんの心中はいかばかりか。岬くんのその後はご存知の通り。次回作が楽しみ。友人の嫁入り道具“ベヒシュタイン”を、久々に弾かせてもらおう♥
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今度の岬洋介シリーズは彼の高校時代が舞台。 才能の残酷さが容赦なく書かれていて、高校でこれは酷だなと……。苦い感情の描き方と音楽解説&表現の描写が今回も素晴らしく良かったです。 突発性難聴の発症や父との確執など、岬洋介的にも重要なトピックの始まりも書かれていて、シリーズ...
今度の岬洋介シリーズは彼の高校時代が舞台。 才能の残酷さが容赦なく書かれていて、高校でこれは酷だなと……。苦い感情の描き方と音楽解説&表現の描写が今回も素晴らしく良かったです。 突発性難聴の発症や父との確執など、岬洋介的にも重要なトピックの始まりも書かれていて、シリーズの中でも重要な1冊でした。 今回のどんでん返しからのオチは、一度しか使えない技。続編が早くも楽しみ。
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岬洋介シリーズのエピソード0みたいなやつ。さすがのどんでん返し。ピアノの描写も分からないはずなのにリアルに感じる。
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岬洋介シリーズ。とはいえ鷹村亮クンのカッコいいこと! どんでん返しのストーリーではありますが、音楽、ベートーベンも間接的に楽しめて(BGMにピアノソナタを流しながら)一冊で二度おいしい~という感想。 これ以上はネタバレしてしまいそうなのであえて書かないようにしましょう・・・
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