USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 の商品レビュー
p83 USJのチケットは転売サイトで高いお金を払って買っても使えないリスクが高いという消費者認知が高まれば、それとわかって転売している転売ヤーは、ただの紙切れと知って売っているに等しく、詐欺罪に問うことが可能。 目的と目標・・・目的は達成すべき使命のことであり、目標はその目的...
p83 USJのチケットは転売サイトで高いお金を払って買っても使えないリスクが高いという消費者認知が高まれば、それとわかって転売している転売ヤーは、ただの紙切れと知って売っているに等しく、詐欺罪に問うことが可能。 目的と目標・・・目的は達成すべき使命のことであり、目標はその目的を達成するための具体的な的のこと。 戦略と戦術・・・戦略は目的を達成するための資源分配の選択。戦術は戦略を実践するためのより具体的なプラン。 目的→戦略→戦術の順番で考えることが重要。そして戦術よりも先に戦略を明確にすること。 戦略のほうが戦術より大事。戦略の大きなミスは戦術ではカバーできない。間違った戦略で戦術的に優れたことをしても、傷口をより大きくしてしまう。 p184 日本は道徳率が世界でトップであり、高信頼社会。 お互いに分かち合う価値観と日本が豊かであることに起因。 お互いに分かち合う価値観・・・すべての富は神が与えてくれたものと考える海外とは根本的に違う価値観。多くの日本人は自分だけが勝つと罪悪感を感じる。みんなで力を合わせて、みんなで作ったものをみんなで分かち合う。 日本人が豊かであること・・・国民のほとんどが病院にいける、スキー場のトイレにもウォシュレットがついているなど行き届いた投資。貧困で死亡する人もほとんどいない。 それを維持しつつ、世界と戦っていく課題。 日本人は情緒的に判断してしまいがち。合理的に判断して冷徹に下すのが苦手。戦略段階では情緒を排除すること。現場が強いかは戦略がなくてもなんとかなってしまう、は止め、強い現場を活かす、どこで戦うべきか。突き詰めて選択する。 p240 会社ではなく職能(スキル)をえらぶ。 p246 人が変われない理由、それは買われない自分にがっかりしてしまうから。マインドはすぐ変わるが、スキルや行動(behavior)はなかなか変わらない。思ったとおりにうまく行かないと自分に失望したり周りから失望されたりして弱点克服の努力を継続できなくなる。すぐには変われないことを折り込んで覚悟を決めること。
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それなりに厚みも文字数もあるマーケティングの本ではあるが、理論の解説というよりはUSJ再生の読みものという感じなので、読みやすかった。まえがきによると「マーケターではない人向けにマーケティング思考とキャリアアップの秘訣を伝える本」として、学生さんにもわかることを目指して書かれたと...
それなりに厚みも文字数もあるマーケティングの本ではあるが、理論の解説というよりはUSJ再生の読みものという感じなので、読みやすかった。まえがきによると「マーケターではない人向けにマーケティング思考とキャリアアップの秘訣を伝える本」として、学生さんにもわかることを目指して書かれたとのこと。 たった1つ、というのは「マーケティング思考」ののことを指しているのだと思うが、その「たった1つ」が奥深すぎる。ひとまずはエピローグの「てのひら法」を意識してみることにする。
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最近USJに行く機会がありすごく楽しかったこと 大阪出身の同僚から、初期のUSJはクッソつまんなかったという事や、そこから転換させた人がいる、という話を聞いて、読んでみよ〜と半ばジャケ買い本。 まさに自分自身この一年で現場で学び気づいたことを体系化してまとめてくれている本。 筆者...
最近USJに行く機会がありすごく楽しかったこと 大阪出身の同僚から、初期のUSJはクッソつまんなかったという事や、そこから転換させた人がいる、という話を聞いて、読んでみよ〜と半ばジャケ買い本。 まさに自分自身この一年で現場で学び気づいたことを体系化してまとめてくれている本。 筆者の方は学生向けにわかりやすく書いているということで、その通り本当にわかりやすく、また自分としても今の業務で実感として持っているからこそ腹落ちもしやすかった。 イシューから始めよ、という本もあるけれど アウトプットに対し何がボトルネックなのか、そこをクリアするには対象はどこで、何をするのか。どんな価値を大切にするのか。選択と集中、やらないことを選ぶ。 マーケティングなんて選ばれた人たちがするものだ、と思っていたけれど、自分自身も営業現場にいながら日々マーケティングもやっているんだなあという気づきと、効率的に考えて行動できるように学びを深めたいという欲が沸々と。 そして、最後のキャリアに関しての章も改めて自分に刺さる。家庭子供、そこを言い訳にしてチャレンジをしていないのではないか。チャレンジできないのは自分由来なのか、会社由来なのか。 私は何者かになって死にたい。 自分でよかった、と思える人生にしていきたい。 年末年始をいい機会に考えていこう。
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この著者、タダ者ではない。P&Gで一流のマーケターとして働いていた著者の森岡氏が、当時落ちこぼれていたUSJへ転職して無双しまくる様子が凄まじく、読みながら驚愕と尊敬の念が一気に押し寄せてくる。ジェットコースターを後ろ向きに走らせ、ハリーポッターに社運を賭け、世界一電飾の...
この著者、タダ者ではない。P&Gで一流のマーケターとして働いていた著者の森岡氏が、当時落ちこぼれていたUSJへ転職して無双しまくる様子が凄まじく、読みながら驚愕と尊敬の念が一気に押し寄せてくる。ジェットコースターを後ろ向きに走らせ、ハリーポッターに社運を賭け、世界一電飾の多いクリスマスツリーでギネス記録を塗り替え、ハロウィン・ホラーナイトでまたホームランを放つ。2010年からテレビ放映されたUSJのクリスマスツリーのCMは未だ鮮明に覚えている。他のCMとは違う「今しかない」「大切なもの」「特別な時間」が十数秒にまとめられ、綺麗な映像と達者な子役とともに感情に訴えかけてくるものだったからだ。すべては森岡氏の計算通り、理詰めで行ったマーケティングの成果だったのだ。本書を読み、マーケティングという仕事の重要性と日本での誤解を改めて感じた。森岡氏は兵庫県出身ということもあり、時折出てくる関西弁と話の面白さに引き込まれる。USJに入ってマーケティングを学びたいとさえ思ってしまった。 以下、本書より抜粋。 「戦略が強いと正しい方向へ進む。戦術が強いと遠くまで飛べる。」 「自分のキャリアは自分のものです。自分の強みを伸ばすことを至上命題としてキャリア形成の中心に据えるべきです。たとえ上司がボロクソに弱点を指摘してきても、自分のリソースの大半は強みを伸ばすことにフォーカスできていなければなりません。」
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マーケティングを知らない人に分かりやすくマーケティングを伝える、と言う目的のもと、丁寧な言葉の定義と思考方法の体系を伝えてくれた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ターゲットの客層を再考する。TVCMを再考する。チケット価格を値上げ。 変えたのは消費者視点という価値観にすること。自然にはこうならない=個人の利益とは反するから。たいていは、個人の利害の上に部門の利害が乗ってくる。普通に仕事をしていたら、これが優先になる。 スティーブジョブズは天性のマーケッター。iPhoneを説明書なしで売り出した。 大企業でマーケティング部が機能しているところは少ない。 P&Gは、マーケティングの力で世界を制した。 終身雇用と年功序列は、強いマーケッターを育てない。 技術志向ではマーケッターは育たない。 マーケッターの仕事は、売るより、売れるようにすること。 USJのダフ屋対策。エクスプレスパスのキャンセルを受け付けない。転売したチケットでは入れない。これが消費者の利益になる。転売されたチケットを無効にしたのはUSJが初めて。転売されたチケットが無効になるのを承知で転売した場合、詐欺罪に問える。 論理的思考→戦略的思考→マーケッティング思考、は 日本国→東京都→渋谷区、のようなもの。 選択と集中を続ける。 会社と結婚しない。職能と結婚する。何のプロになるか、を考える。
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後半はマーケター向けの内容なので、自分に関係があるのは前半部分。 ちょっと読むのに時間を掛けすぎた。中盤までを再読したい。
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著者の後作である、"苦しかった時の話をしようか"を先に読んでから本書を読了。 後作では著者のキャリアであるP&Gでの話がメインになっており、本作はその後で転職された先のUSJでの話が書かれている。 USJは開演当初こそ人気のあるテーマパークであったが、...
著者の後作である、"苦しかった時の話をしようか"を先に読んでから本書を読了。 後作では著者のキャリアであるP&Gでの話がメインになっており、本作はその後で転職された先のUSJでの話が書かれている。 USJは開演当初こそ人気のあるテーマパークであったが、日に日に映画好きオタクに刺さるニッチな場所となり業績が低迷。そんななか著者がマーケターとしてどんな思考・プロセスを経てV時回復を達成することができたのか? 理解を助けるため、用語についてまず整理されており「目的」「戦略」「戦術」の順序について説明。それぞれの要素を深堀するときに使う型を紹介されている。 いわゆるマーケティングの本というよりはマーケティングを題材として戦略的に生きていくことの必要性を説いた本であるという印象。 後作で深堀されている会社と結婚するなという話も記載されており、あくまでジョブスキルを身につけることに重きを置きながらキャリアを形成することが重要であるという見方をしている。 私自身はエンジニアであり、本書で出てくるような"良いものを作れば売れると思っている"側の人間に振り分けられると思う。が、それは必ずしも真ではないことを注意しておかないといけないと再確認した。 またふとしたときに読みたいと思う。
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すーさんに貸してもらった。 1番大事なのは人材という部分はめちゃくちゃ共感! 今の会社も人が良くて選んだから納得。 マーケティングを意識することから始めてみる。 自分の強みは人と比べるものではない。 自分が好きなものを見つける。 好きなものを動詞で見つけてみる
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□問い:マーケティングとは? □答え:「売れる仕組み」をつくること 「消費者の頭の中」、「店頭」、「商品の使用体験」、をコントロールすることで、仕組み化することができる
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