小説王 の商品レビュー
作家と編集者。豊隆と俊太郎。この2人の小説への情熱がひしひしと感じ書くこと作ること売ること感動の一作でした。STORYBOX連載時に読みました。
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audible 。一冊の小説を世に出すために、編集者の大変な尽力があることがよくわかった。 上手い作者だ。
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斜陽となった出版業界、とりわけ文芸部門においては顕著。大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、鳴かず飛ばずの作家・豊隆が出版業界へのチャレンジする熱い物語。どんなに素敵な作品でも人の目に触れなければ淘汰されていく厳しい世界。編集者と小説家の二人三脚で紡いでいく絆。とても面白かった。たく...
斜陽となった出版業界、とりわけ文芸部門においては顕著。大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、鳴かず飛ばずの作家・豊隆が出版業界へのチャレンジする熱い物語。どんなに素敵な作品でも人の目に触れなければ淘汰されていく厳しい世界。編集者と小説家の二人三脚で紡いでいく絆。とても面白かった。たくさんの素敵な作品を読ませてくれる作家さんと編集者さん方に感謝です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
熱くてとても面白い。売れない小説家の主人公は大傑作をものにして、ベストセラーとなる。編集者と作家の関係がすばらしくて、非常にうらやましい。しかしこんな感じで編集者さんと関係を築かずまた大切にしてこなかったつけが回って現在、漫画媒体の仕事がアックスだけで突き付けられるものがある。しかもそのアックスも文章と四コマのみだ。だからこそアックスが続く限り大切にしなければならない。手を抜いているわけではないけど、いい連載になるように頑張ろう。 もう一人の主人公の編集者は大学に入り直して出版社に採用される。その道を志して大学に入り直すが、採用されなかったらどうするつもりだったのだろう。社員の方がいいに決まっているのだけど、また大学に入らなくともアルバイトでどこかの編集部に入るなどしてフリーで編集者をする方法もあったのではないだろうか。 主人公の小説が「女性が描けていない」と批判され、主人公はリアルな女性を描こうとするのだけど、この小説本体の女性は皆とても優秀でできた人ばかりだ。負の側面を描くことが女性を描くことではないが、都合のいい女性ばかりだ。
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「売れない作家と弱小文芸誌の編集者が、まさに文字通り『命懸け』で小説を作る話」とまとめてしまうこともできます。 目を見張るような大きな事件が起こるわけでもなく、彼ら二人の血の滲むような努力が実を結ばないこともあります。 それでも、読書が、小説が好きな人にはぜひ読んでもらいたい作...
「売れない作家と弱小文芸誌の編集者が、まさに文字通り『命懸け』で小説を作る話」とまとめてしまうこともできます。 目を見張るような大きな事件が起こるわけでもなく、彼ら二人の血の滲むような努力が実を結ばないこともあります。 それでも、読書が、小説が好きな人にはぜひ読んでもらいたい作品です。小説家は「何が何でも書かなければならない」から書く。編集者はその作品の良さを少しでも知ってもらいたくて売る。そうして作られた小説の1冊に、読者は人生を救われることもある。 本を読むということの幸せさをひしひしと感じさせてくれる物語です。 本を書く人、作る人、読む人、一人ひとりがみなそれぞれの人生の主役であること。「今日」にどんなことがあっても「明日」はやってくること。言葉にすると陳腐ですが、そういったことも含めてとても力強く訴えてくる作品でした。
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友人のお薦め本。早見氏ご本人の、「書き続ける」という強い思いを熱く受け取りました。 登場する女性陣が、覚悟を持った人ばかりでカッコ良かった。 ・中学生に小説全面無料化! ・図書館で本を借りられたとき、一円でもいいから作家にお金が流れる仕組み 実現したら面白い!
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自分にとって早見先生の初作品でした。編集者と作家の関係がリアルに描かれていて、本好きの自分には面白かったです。展開は読み通りでしたが、夢を諦めなかったオジさんたちに勇気をもらいました。
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熱血漢あってサイコー。 マンガ「編集王」を知っていたので、表紙絵が編集王のひとだったので同じかなって思ってましたけど、違ってたけど、同じように編集者が走り回るところは懐かしく思い出しました。 たしか、編集者は原田泰造主演のドラマになったんじゃなかったかな?
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面白かったです。 小説は死なない。 媒体を変えて生き続けていくんですね。 熱い想いを感じます。 小説王のタイトルがそれですね。
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いろいろあって、本を読む気になれなかったのだけど、これはほぼ一気読み。 上手いなー、面白いなー、読ませるなーと思いつつ読ませていただきました。 タイトルが気に食わない人もいそうだけど、小説好きな人なら楽しめると思います。
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