図書館の魔女(第三巻) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前巻のあの急展開から一体どうなることやらとハラハラしながら読み始めたが、なんだか第一巻のときと似た感覚に襲われた。 というのも、この巻の半分くらいはなが~い説明なのだ。 全体の構成としてはほぼ第一巻と酷似していると言ってもいいかもしれない。 第二巻終盤で戦争が間近に迫りつつあるという状況であったため、それをなんとか回避するための根回しを進めるというのが前半の流れで、なにやら技術的な話や関係する国の国土の特徴などの説明が多いうえに、物語を彩っていた図書館の司書2名がそれぞれの任でマツリカの元を一時的に離れているというのも結構堪えた。 いやマツリカとキリヒトがいれば話は進むんだろうけど、やっぱりなんか寂しいよね。もちろん終盤にはちゃんと戻って来るからいいんだけどさ。 しかし、物語後半には度肝を抜かれる展開が待っていた。いつかこんなことが起こるかもしれない、けど起こってほしくないなということが起こってしまった。 まさかそんな方法で……あり得るかもしれないけど、予想はできないよなー。 でもこうなることを加味して指話を開発することになったのかもしれないと少しメタ的な考え方をしてしまうのはちょっと無粋だろうか。 それでも、この部分の盛り上がりは第一巻を超えているような気がする。 次の第四巻は最終巻。これまでマツリカたちが積み上げてきたものの総決算であり、抱え込んでしまった問題を解決することができるのか、マツリカとキリヒトの関係の結末とかも含めて、すごく楽しみだと思うのと同時に、これで終わってしまうのかという寂しさを感じてしまう。 どうしようここでここで一旦読むのをやめてしまおうか。 でもやっぱり続きを読むことには抗えない。 これこそまさに図書館の魔女の持つ「魔力」の為せる業というべきものだろう。
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芸に見入ってた後。 誰もが絶対にないと油断していたからこそ、自由を奪われてしまってから初めてことの重大さに気付いただろ。 言葉を汲み取れる者がいたからいいが、もしも出会っていなければ孤独な世界で狂ってしまいそうだ。
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マツリカ様の小気味よい言霊がバシバシ入ってくる それまでの付箋回収と思いがけない展開に すっかりマツリカ様の虜です。 読み返したくなる本のひとつになりました。
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キリヒトとマツリカ、2人の関係性に目が離せなくなる マツリカの“言葉”が封じられてからの2人の距離 めっちゃ愛おしい マツリカがキリヒトの手を離さないで眠るところが…もう良くて…… マツリカの言葉が封じられた事で、彼女の繊細な心が伝わってくるようだ 舞台は他国へ渡り、物語の行く...
キリヒトとマツリカ、2人の関係性に目が離せなくなる マツリカの“言葉”が封じられてからの2人の距離 めっちゃ愛おしい マツリカがキリヒトの手を離さないで眠るところが…もう良くて…… マツリカの言葉が封じられた事で、彼女の繊細な心が伝わってくるようだ 舞台は他国へ渡り、物語の行く末がどうなるのか楽しみで仕方がない 言葉を封じられた現在、彼女の隣にキリヒトがいて良かった マツリカの言葉の問題も解決するのだろうか? 4巻が楽しみだ
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#図書館の魔女 第三巻 #高田大介 マツリカの鬼神めいた知謀が冴え渡る第三巻。 その中にあって、弱るキリンを彼女らしく鼓舞したり、海が怖いときにキリヒトに頼る様子が、もはやツンデレの極致に至ったマツリカだけれど、さらに読み手の心をとらえてくるのだ。 #読書好きな人と繋がりたい
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図書館の魔女は左手を封じられたくらいでは黙らない。 より一層マツリカにとってなくてはならない存在になりつつあるキリヒト。 敵地ニザマへと渡った一行。続きが気になるところで次巻へ。 何度も読んでいるし、内容は知っているけれど、何度読んでも面白い。
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キリヒトとマツリカの恋模様、いよいよ高まってまいりました。 互いの手を握り合って寝ちゃうわ、海原デートだわ。ベタといえばベタ。けど、あらすじが武骨だから、いいアクセントになっている。 あと、マツリカのキャラクターとか、キリヒトとの関係性とか、『図南の翼』の珠晶と供麒っぽくなってき...
キリヒトとマツリカの恋模様、いよいよ高まってまいりました。 互いの手を握り合って寝ちゃうわ、海原デートだわ。ベタといえばベタ。けど、あらすじが武骨だから、いいアクセントになっている。 あと、マツリカのキャラクターとか、キリヒトとの関係性とか、『図南の翼』の珠晶と供麒っぽくなってきた。キリヒトの方が遥かに大事にされてるけど。
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世界観が把握できたところで いよいよ舞台は広範囲に転じて マツリカたちの国である一の谷に対して アルデシュという国が 戦をしかけようとしてくる。 その背後には大国ニザマの存在が。 しかし、そのニザマも内情は 大きく二分していることを 察知した「図書館」は アルデシュの戦意をそぎ...
世界観が把握できたところで いよいよ舞台は広範囲に転じて マツリカたちの国である一の谷に対して アルデシュという国が 戦をしかけようとしてくる。 その背後には大国ニザマの存在が。 しかし、そのニザマも内情は 大きく二分していることを 察知した「図書館」は アルデシュの戦意をそぎ ニザマとも渡りあえる奇策を 実行に移しつつあった…。 2巻で主要メンバーに合流した 衛兵たちにも個性が出てきて 楽しくなってきました。 中盤でマツリカ様が大ピンチ! だけど、キリヒトの存在が支えに。 前巻までの「指話」のこととか ちゃんと伏線になってたんだ!
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まさかまさかの展開ではあった。 なにより、それによって起こされたマツリカの苦悩から示された彼女が如何に繊細かというのが如実に露見されたように思う。 いつの間にか、マツリカとキリヒトの間には強い繋がりが生じていたことに胸がほっこりとした。ニザマ帝はやはり帝なんだなぁとも。経験値の差...
まさかまさかの展開ではあった。 なにより、それによって起こされたマツリカの苦悩から示された彼女が如何に繊細かというのが如実に露見されたように思う。 いつの間にか、マツリカとキリヒトの間には強い繋がりが生じていたことに胸がほっこりとした。ニザマ帝はやはり帝なんだなぁとも。経験値の差というと簡単な聞こえになるが、一枚上手なのはそうかもしれない。
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図書館の衛兵となった軍人らが加わったことで、静けさが漂っていた城内の空気が、いい雰囲気に変わったのが嬉しい。彼ら、軍人であるのに、堅物ではない所が好感を持てる。 作中、特にイラムとアキームのやり取りは心が暖まる感じがして、とても良いものでした。この時点でアキームの心の内が読めて...
図書館の衛兵となった軍人らが加わったことで、静けさが漂っていた城内の空気が、いい雰囲気に変わったのが嬉しい。彼ら、軍人であるのに、堅物ではない所が好感を持てる。 作中、特にイラムとアキームのやり取りは心が暖まる感じがして、とても良いものでした。この時点でアキームの心の内が読めてしまう…(笑) 物語の中盤からはまた一気に大きく動き、緊迫感がありました。1巻から思うのは、この緩急のある構成がとても上手いなと思いました。これだけの量の物語を飽きずに読ませるあたりは、尊敬の念すら抱かずにはいられない。『メフィスト賞受賞作』というのも大いに頷けます。 詳しくは書きませんが、マツリカを苦しめるに至った刺客の行方が気になるところ。キリヒトの先生と図書館の先代の行方も気になります。ラスト4巻も、ひとつひとつの言葉を大切に読んでいこうと思います。
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