リボルバー・リリー の商品レビュー
情景や時代背景はとても丁寧に描かれていて悪くないが、うーん、ちょっと冗長かなと感じてしまいました。 中盤まではそれなりに楽しめたし、途中、百合の過去が語られることで物語により入り込めるようにもなった。だけど、追われて隠れて、追われて隠れて…その同じことの繰り返しがなんだか単調で...
情景や時代背景はとても丁寧に描かれていて悪くないが、うーん、ちょっと冗長かなと感じてしまいました。 中盤まではそれなりに楽しめたし、途中、百合の過去が語られることで物語により入り込めるようにもなった。だけど、追われて隠れて、追われて隠れて…その同じことの繰り返しがなんだか単調で、盛り上がりやカタルシスに欠ける。やっと終わったか…というのが読後の印象でした。
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この小説が綾瀬はるか主演で映画になっていたらしい。今回たまたま読んだ小説だが映画になっていて大藪晴彦賞をとっていたとは無知は恥である。 映画の紹介を読むと小曽根百合はスパイらしいが、小説では女性殺し屋(エリミネーター)だな。 小説の中身としてはかなり荒っぽい。女性版ランボー。
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大正時代、何者かに家族を殺され追われる少年・慎太が助けを求めたのは、小曽根百合という一人の女性。彼女はかつて諜報員として「もっとも排除すべき日本人」とまで呼ばれ恐れられた人物だった。慎太の父が遺した何かの情報を得るために、手段も構わず襲い掛かる追っ手の数々。アクション満載のハード...
大正時代、何者かに家族を殺され追われる少年・慎太が助けを求めたのは、小曽根百合という一人の女性。彼女はかつて諜報員として「もっとも排除すべき日本人」とまで呼ばれ恐れられた人物だった。慎太の父が遺した何かの情報を得るために、手段も構わず襲い掛かる追っ手の数々。アクション満載のハードボイルドサスペンスです。 今の時代では考えられないほどに追っ手である軍のなりふり構わなさが恐ろしいです。子供相手にここまでするか! そして颯爽と敵の攻撃をかわし、慎太を守って逃げる百合のカッコよさがとんでもないです。かつては多くの人を殺した彼女が、現在ではできる限り相手を殺さずしかし敵の戦力を削ぐようにする戦いも見事。さらにひ弱に見えた慎太が、どんどん逞しくなっていくところも読みどころでした。手に汗を握る展開の連続で、はらはらし通しです。 謀略サスペンス的な重厚さも魅力。敵が求めるものがいったい何なのか、それも気になります。質量ともに重厚なのですが、引き込まれれば一気読み。「読む映画」とは言いえて妙でした。
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最初から最後までど迫力なハードボイルドで、主人公の百合と慎太が強すぎるんだけど、その分スピード感、爽快感があって、大正時代の東京や社会情勢のネタも織り込まれて、エンターテインメントとして最高の小説でした。
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冒頭から百合の強さにしびれながらワクワクして読み進めましたが、追い駆けられ続けの戦い続けでいささか疲れました。
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先日(2023年8月)に綾瀬さん主演の映画を見たので、どんな原作やったんか気になって読んでみた。なるほど、ホンマにハードボイルドやったんや。まあ、よう映画にしたね。感心した
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とても読み応えのある上質のエンターテイメント! 綾瀬はるか主演の映画に興味が湧き、原作を電子書籍で読む。 関東大震災から一年経ち、復興中の東京が舞台。当時の街の様子や風俗が丹念に描き出されており楽しめる。 その東京とその付近の街を舞台にした一大活劇なのだ。 歴史的背景...
とても読み応えのある上質のエンターテイメント! 綾瀬はるか主演の映画に興味が湧き、原作を電子書籍で読む。 関東大震災から一年経ち、復興中の東京が舞台。当時の街の様子や風俗が丹念に描き出されており楽しめる。 その東京とその付近の街を舞台にした一大活劇なのだ。 歴史的背景もきちんと描かれており、良い意味でリベラルな安っぽいものでは決してない。 読み応えがあった。百合とその宿敵である武統のその後の物語も書いて欲しい。
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☆3.6 関東大震災の被害から逞しく復興を遂げようとしている頃、陸軍の不正に関わっていた父親が家族諸共に惨殺された少年慎太は、元諜報員の百合に助けを求めた。 慎太が父親に託された封筒を奪おうとする帝国陸軍、百合に恨みを持つやくざたちなどが二人を追う。 最も排除するべき日本人とし...
☆3.6 関東大震災の被害から逞しく復興を遂げようとしている頃、陸軍の不正に関わっていた父親が家族諸共に惨殺された少年慎太は、元諜報員の百合に助けを求めた。 慎太が父親に託された封筒を奪おうとする帝国陸軍、百合に恨みを持つやくざたちなどが二人を追う。 最も排除するべき日本人として恐れられた諜報員としての過去を持つ百合は、相棒のリヴォルバーを手に慎太を守りながら東京の街を駆け抜ける。 慎太の父親は一体何をしたのか、どうすれば生きのびることができるのか。 協力者と共に探りながらの命がけの追いかけっこに身を投じてゆく。 百合と慎太が追われて追われて追われまくるんだけど、とにかく慎太の根性がすごい。 自らのみが生き残ってしまった自己嫌悪に苛まれながらも、辛く荒い逃避行にも歯を食いしばり耐えて百合についていく姿がいじらしくてもう。 普通は無理だよ。 何度も陥る極限状態から、いくつもの追手から、傷付き隠れ逃げ続ける時間を経て、慎太が図太くタフになってゆく。 満身創痍という言葉でも足りないくらいの傷と痛みを"普通"に落とし込んでまで抗う。 百合との行動もただ付いていくだけでは決してない。 それを成長とは呼びたくはないけれど。 こういう"二人"が登場する作品のときにあるだろう感情の交歓が、この作品ではまったくと言っていいほどない。 少しめずらしい。 お互いさして気にしてない。 現状を乗り越えるために必要な情報だけやり取りしてる感じ。 生きる残ること最優先の状態だからかな。 全編通してこの二人痛い思いしかしてないし。 それなのに、共に過ごす時間が増えるごとに確かに何かが通じ合うようになっていく。 ラストに近い頃には、呼吸してるタイミングとかまで一致してそうなくらい。 はっきりと書かれていないがそこに存在している時間や空気が感じられる。 その距離感が良い。 クライマックスは明確なゴールが見えてくるので、手に汗握りながらその行く末を見守った。 読み終えてみれば、これはたった六日間の逃避行。 様々な人間の運命が翻弄され、命を咲かせ散らした六日間であった。
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クライマックスに向けての壮絶な戦いと逃避行は、何故だかクリントイーストウッドのThe Gauntlet を思い起こさせた。それにしても、綾瀬はるか主演となる映像化が楽しみ。
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スケールの壮大さと緻密なまでに調べ上げてあるその時代の東京の街並みが目の前に広がっていくような感覚、とにかくすごい!百合と慎太の逃走劇にドキドキハラハラしながら最後まで読みました。
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