モップの精は旅に出る の商品レビュー

近藤史恵(著者)

2017/12/23

モップの精、キリコシリーズの最終巻だそうだ。

オシャレではつらつとした清掃女子のキリコは楽しげにお掃除しながら、深夜のオフィスで出会った人々の悩みや、トラブルを解決してきた。

最終巻の今作は、離婚した姉の急死にショックを受けたキリコが家に引きこもった後、旅に出てしまう。

そんなキリコを信じて、帰りを待つ夫、大介。

キリコと大介のストーリーは久しぶりだなぁと思ったら、これで見納めだって、なんか、がっかりだ。

2017/11/11

いつも無敵のキリコちゃんが、どうにもならない自分に途方にくれて、最後は人の力を借りるところに人間味を感じる一冊。本当に一人で平気なふりして頑張っていると、いつか回らなくなってしまう。キリコちゃんにはこんなにわかってくれるダンナさんがいるのはとっても幸せなことだなぁと思いました。

2017/09/14

順番通りには読んでいないのですが、
これが最終作なのね。
まだまだ読めると思っていたので、急に寂しい気持ちに汗

第1作目から20年近く経っているのもあって、
安定感増し増しの作品で、
最後の話の大介氏には思わずほろりと来てしまいました。

わたしもお片付け。。。
前回このシリーズ読んでから、全く進めてないけど。。。

1作目がドラマ化されてたことを初めて知ったのですが、
えー？北乃きいじゃないよねー。。。
もっと華奢で凛としてて可愛い子がよかったなー。
ネットで画像を見たけど、なんか品がなくてガッカリ。

2017/08/26

日本人って英国コンプレックスがあるのかな。英語学習者にクイーンズイングリッシュの憧れはあるみたいね。英国人だって訛りはあると思うけど。私が今英語を学ぶとしたら、話すことの優先順位は低くて、小説が読めるくらいの読解力、映画の台詞や歌詞が理解できるくらいの聴取力を身につけたい。それは英会話スクール向きじゃないな。
新人小説家の厳しい現状は事実なんだろう。近藤さんみたいにデビューからコンスタンスに作品を出せる作家になるってやっぱり並みでない才能が必要。
大介は本当にいい奴。殆どファンタジー。こういう人だからキリコと結ばれたのか、キリコだからこういう人に出会えたのか。
近藤さんの中でも特に好きなシリーズなので、ラストとは寂しい。最後のキリコのキレっぷりが爽快。

2017/08/16

久しぶりに読んだこのシリーズ！一応この５冊で終わりみたい。
大介さん出て来ないんかなーと思ったら、最後出て来たから良かった。笑

2017/05/18

シリーズだったけれど、この本を初めて読んでみた。キリコさんが目に浮かびます。某アッコさんのように中心になって話が進めるのではなく、登場人物の手助けとしてで書かれていて、それでも素敵さを感じました。近藤さんの短編は好きなので次のシリーズでないかなあ。

2017/01/05

シリーズ5作品目ラストだそうです。

残念！1作目から読みたかった・・・と思うくらいにおもしろかったです。

読みやすいし、ミステリーもしっかりだし、これは遡って1作目から読みます。

2016/11/26

久しぶりのキリコさんシリーズ、第５弾。

特に最初の英語学校の話は良かった。
主人公が女性で、その生い立ちから語っているところがとても感情移入できたし、
いきなり婚姻届が郵送されてきたという展開も意外だったし、
その後の気持ちの動き方もとても滑らかな感じで良かった。

キリコさん自身の話はいつもちょっと悲しくなるので、
好きではないかな。

これでどうもこのシリーズは終わりらしい。
とても残念だ。

2016/11/16

今迄同様、他人の事件を解決する時は、さらっとしてるのに
本人の話にった途端「渡る世間は鬼ばかり」ばりのウザイ
親族が全面に出て来てくるわ、キリコは病むわの重い展開

物事を外から見るのと内にはいると、かくも違う物なのですと
言う主張なら、狙い通りかも知れないし、どちらかと言うと
鬱展開が持ち味の作家さんだけど

個人的には、お掃除人のキリコちゃんがゴミから見つけた証拠で
事件をバシッと解決よ　☆(o≧▽ﾟ)o）ﾐｬﾊｯ　的な軽いノリの
方が好きかな

2016/10/18

ミステリだけどおだやか。長い間、ゆっくり刊行されたシリーズで、キリコちゃんが本当に可愛くで好きな作品。穏やかだけど、日常に悪意は潜んでて、でもそれに負けずに生きてく、という感じ。シリーズ最後だというのが寂しい。