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深夜プラス1 新訳版 の商品レビュー

4.1

24件のお客様レビュー

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2020/04/24

警察や悪もん達とのフランス〜リヒテンシュタインまでの追いかけっこを描いた物語 いわゆるハードボイルド物です ストーリーは驚くほど予想通りに進むため、それを楽しむ本ではありません 主人公や相棒、富豪、女秘書といったテンプレキャラのダサさ、カッコよさを楽しむ物です

Posted byブクログ

2020/03/01

名作冒険小説の新訳版! この会話、サイコーにかっこいい! 初めて読んだのは中学生だったかな、大人になるとより楽しめる気がする。

Posted byブクログ

2019/12/10

ところどころで、ちょっと何言ってるか分からない部分があったけどテンポがよかった。 そんな物語でした。

Posted byブクログ

2019/07/25

第二次大戦で大活躍した元レジスタンスの英雄”キャントン”ことイギリス人のルイス・ケインとヨーロッパではトップ3に入るガンマンで元シークレットサービスのアメリカ人・ハーヴィー・ラヴェルのコンビが、殺し屋と警察双方に追われる実業家マガンハルトとその美人秘書をフランスからスイスを経由し...

第二次大戦で大活躍した元レジスタンスの英雄”キャントン”ことイギリス人のルイス・ケインとヨーロッパではトップ3に入るガンマンで元シークレットサービスのアメリカ人・ハーヴィー・ラヴェルのコンビが、殺し屋と警察双方に追われる実業家マガンハルトとその美人秘書をフランスからスイスを経由し、リヒテンシュタインまで送り届けるという護送する依頼を受ける。タイムリミットは3日後の零時ジャスト。その間、殺し屋たちから命の危機にさらされ、警察からも執拗な追跡を受けながらも自分の生き方を曲げないルイスとハーヴィーの姿を描いたハードボイルド冒険小説の古典的名作。 本書の存在はかなり前から知っていたが、今まで未読だった。2016年に新訳が出ているので新訳の方を読んでみた。 1965年に発表された本書であるが、本書を読んでいるとハンフリー・ボガード主演の『カサブランカ』や『三つ数えろ』のような名作白黒映画を思い出した。セリフや主人公達の行動がいちいち格好いいのだ。 ハードボイルド冒険小説としては銃撃戦あり、騙し合いあり、裏切りあり、と極めてオーソドックスなストーリー。かといって今の冒険小説にありがちなジェットコースターアクションでは決してない。 順序よく定期的に敵や警察の襲撃に遇い、それを撃退しながら目的地へ車や列車を使って進んでいくという、どちらかというとロードムービー的な要素が強い。そして各種イベントの間に主人公達の小気味よい会話が繰り広げられ、読者はそこで一息つく。 『深夜プラス1』の魅力はなんと言ってもそのキャラクターとセリフ。 元英国特殊工作員“キャントン”ことルイス・ケイン、そして腕は凄腕なのだがアル中のハーヴィー・ラヴェル、この二人の男の美学を読者は本書を読みながら感じまくることができる。 例えば、ルイスとハーヴィーは任務中に警官は殺さないと決めている。ハーヴィーがそれをマガンハルトに説明するセリフがまた痺れる。   『おれたちみたいに逃げる連中なんか、お巡りは気にしない。それもあたりまえだと思っている――むしろ歓迎する。   逃げるのは敬意を示すことなんだから。だけど、お巡りを殺すやつは?そいつは逃げなかった。敬意を示さなかった。つまりそいつは法を犯してるだけじゃなくて、法を破壊しようとしてるんだ。   お巡りが自分たちの象徴していると考えるものに、ことごとく挑戦しているわけだよ。法、秩序、文明――そしてすべての警官に。   それはもう他人事じゃない。そいつだけはつかまえなきゃならない』  自分たちにとって現在は敵である警察官にも敬意を払う。もう『男の美学』という言葉しか見つからない。 そしてルイスとハーヴィーの掛け合いを読んでいると、どうしても『ルパン三世』のルパンとその相棒のガンマン・次元大介を思い出してしまう。伝説の英雄“キャントン”がルパンというのはちょっと軽すぎるかもしれないが、敵の声色使って相手を騙すところや、敵になりすまして相手をやり込めるなんてところは変装が得意なルパンと共通する。 そして、ハーヴィーはそのまま次元大介だ。公式的には何の発表もないが、たぶん次元大介のモデルはこのハーヴィー(ちなみに漫画『ルパン三世』で次元大介が初登場したのが1967年10月号『週刊漫画アクション』第10話『ルパン殺し』。『深夜プラス1』の発表が本国では1965年、日本語訳初出が1967年なのでその可能性は高い)。 ガンマンとして随一の腕を誇りながらもアル中で酒を飲まないと手が震えてくるハーヴェイと帽子を被らないと正確に銃が撃てないという弱点を持つ次元大介、弱点を持つガンマン、そしてクールな男の渋みが持ち味というところが二人の共通点だ。 その脇を固めるのが時折不可解な行動をとるマガンハルトの美人秘書ミス・ジャーマン(『ルパン三世』的な立場で言えば峰不二子かな(笑))とルイスの元恋人のジネット。彼女達とルイス、ハーヴィーとのやりとりもおしゃれで素敵だ。 『深夜プラス1』は冒険小説の古典であり、数々の作品の元ネタとなってきた。 先ほどの『ルパン三世』やタイムリミットがあるなか二人組の相棒同士が困難な任務に挑む話など、それこそ星の数ほど作られているが、本書が元ネタだと思われるものがなんと多いことか。それだけ、今の時代二番煎じ、三番煎じのモノが溢れているということなのだろう。 本書は今から50年以上前に書かれた小説であるが、全く古さは感じない。むしろ、ハードボイルド冒険小説とは本来こういうものかと新鮮さを感じたほどだ。 冒険小説ファンを名乗る読者人なら一度は読んでおかねばならない一冊だろう。

Posted byブクログ

2019/04/09

実際は古いほうの文庫。もう何回読んだか分からないくらい読んでいる。その度ごとに感銘する。ふしぎなものだなあ。

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2018/12/25

新訳、読みやすい。ジネットって、こんな可愛らしい女性だったんだ。キャントンのプロ意識、正義へのこだわりが、やっぱカッコ良いよなぁ。ベストをつくそうとしながらも、結構「あっ!イケネ!」な部分もあったんだなぁ。ハーヴィーは、どうしようない呑んだくれだねぇ「ごめん、呑んじゃった。俺、使...

新訳、読みやすい。ジネットって、こんな可愛らしい女性だったんだ。キャントンのプロ意識、正義へのこだわりが、やっぱカッコ良いよなぁ。ベストをつくそうとしながらも、結構「あっ!イケネ!」な部分もあったんだなぁ。ハーヴィーは、どうしようない呑んだくれだねぇ「ごめん、呑んじゃった。俺、使い物にならんわ」は、無いだろ(笑。この年になって読むと、いろいろ発見があって楽しかったです。超絶オススメのエンターテイメント!面白い!

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2017/07/29

エンタメは進化していくものだと思う。 過去の傑作は、次々と現れる新しい才能により下敷きにされ、踏み台にされ、より新しい傑作に取って代わられる運命にあると思う。 しかし、中には圧倒的に輝き、後進の追随をはねつけるほどの作品がある。 この本はその希少な一冊じゃないだろうか。 古臭いの...

エンタメは進化していくものだと思う。 過去の傑作は、次々と現れる新しい才能により下敷きにされ、踏み台にされ、より新しい傑作に取って代わられる運命にあると思う。 しかし、中には圧倒的に輝き、後進の追随をはねつけるほどの作品がある。 この本はその希少な一冊じゃないだろうか。 古臭いのは仕方ない、それでも息をつかせぬほどに面白い。 エンタメ好きに多大な影響を与えていると思う。 ルパン三世が世に出て人気が出たとき、ああ、ノリが軽すぎるけど深夜プラスワンだあ、と思った記憶がある。

Posted byブクログ

2017/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

15年ぶりに再会した元恋人ジネットに逆プロポーズ的なことを言われたルイスのモノローグ 『いきなりそんな。』 一貫してハードボイルド調の一人称翻訳文で急にテンションがおかしくなるキャントン萌え。

Posted byブクログ

2017/03/15

カーアクションやバトルの中にもある頭脳戦。 それがかっこよかった。が、頭が付いて行かなかった。 敵と味方が入りまじり、敵か味方か分からない展開の戦いがスリルがあった。 呑んだくれのガンマンと腕利きドライバーが立ちはだかる警察や謎の敵を切り抜けながらリヒテンシュタインまで実業家を運...

カーアクションやバトルの中にもある頭脳戦。 それがかっこよかった。が、頭が付いて行かなかった。 敵と味方が入りまじり、敵か味方か分からない展開の戦いがスリルがあった。 呑んだくれのガンマンと腕利きドライバーが立ちはだかる警察や謎の敵を切り抜けながらリヒテンシュタインまで実業家を運ぶ展開が男らしくかっこよかった。 めまぐるしい展開に頭が付いて行かなかったので、味わえる魅力が半減してしまったかもしれない。 再読して今度こそ魅力を存分に味わいたい。

Posted byブクログ

2016/11/04

旧作でも名作であれば面白い。 設定としては第二次世界大戦の二十年後。主人公は大戦時もレジスタンスとして活躍した運び屋。相棒はアル中のガンマン。運ぶのはフランス人の富豪と美人秘書。 設定としてはベタだし黒幕も予想通り。それでも次々と刺客が襲ってくるスピーディな展開と色々なツテを活か...

旧作でも名作であれば面白い。 設定としては第二次世界大戦の二十年後。主人公は大戦時もレジスタンスとして活躍した運び屋。相棒はアル中のガンマン。運ぶのはフランス人の富豪と美人秘書。 設定としてはベタだし黒幕も予想通り。それでも次々と刺客が襲ってくるスピーディな展開と色々なツテを活かして目的地へと向かうサスペンスのような展開が読ませる。

Posted byブクログ