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夢幻花 の商品レビュー

3.9

487件のお客様レビュー

  1. 5つ

    110

  2. 4つ

    199

  3. 3つ

    134

  4. 2つ

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2018/03/10

幻の黄色いアサガオを巡る物語。 日常からかけ離れた設定は映画化される「ラプラスの魔女」を彷彿させる。 専門的な知識を混ぜつつも、先が読めない展開に450ページを超える作品なのに一気読み。 安定した内容に、さすが東野圭吾、の一言に尽きる。

Posted byブクログ

2018/03/07

最後まで展開が読めず、夢中になりました。自分の読むスピードが遅いことがもどかしくなります。自分以外の家族に秘密を持たれることは、辛いことだと思う。いつかはばれてしまうだろうし。家族とも秘密とも向き合うことが大切、それがどんなに大変であっても。遺産をいい形で引き継ぐために。

Posted byブクログ

2018/03/03

最後のほうで一気に謎解きは作者のパターン。主役と初恋の人、最後くっつかないのかーい。朝顔を代々監視する家系とかいう設定はちょっと無理がある。

Posted byブクログ

2018/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4 黄色いアサガオをめぐる殺人事件の話。様々な想いが交錯する人間ドラマもある。秋山の言葉や蒼太の覚悟など含蓄があり面白い。辛いときに成長できたと思うこと、負の遺産に対して努力する人がいることなど。東野圭吾らしく、ストーリーや人物像が深く練られていて面白い。 酒造メーカーがバイオテクノロジーで青いバラをつくった。黄色いアサガオもないらしい。禁断の花らしく、夢幻花の根拠。追い求めると身を滅ぼす。種が麻薬向精神薬になるよう。 所轄の刑事・早瀬の息子裕太を助けた秋山周治の言葉。辛いことがあった時には、このおかげで一歩成長できたと思えばいいのです。そうすれば素晴らしい一年になることでしょう。」また、別居している両親を慮って、常に苦悩しているはずであり、その上での結論なのだろうから尊重してあげるのがよいのではと。 原発関連の大学院に居た蒼太だが、一連の経験を積んだあと、世の中には負の遺産というものがあり、そのまましておけないなら誰かが引き受けるしかない、それが自分であってもいいはずだとのことで、一生原発と付き合っていく覚悟を決めた。自分の覚悟だけで、巻き込まれる人がいるかもしれないことを考える必要はあるが、重要なこと。天空の蜂でも同様の話が主題にあった。蓋をしたい話でも誰かが努力して取り組んでいる。

Posted byブクログ

2018/01/12

小学校の頃、朝顔を育てて観察日誌を書く課題があった。学校の校庭で育てるのだが、たまに鉢植えを持って帰って育てたりもする。朝顔ってのはたいていがピンク色や青色が主流だが、今作はずばり「黄色い朝顔」がカギとなる。 いくつかの登場人物が出てくるが、最初と中盤にかけてのその繋がりが見え...

小学校の頃、朝顔を育てて観察日誌を書く課題があった。学校の校庭で育てるのだが、たまに鉢植えを持って帰って育てたりもする。朝顔ってのはたいていがピンク色や青色が主流だが、今作はずばり「黄色い朝顔」がカギとなる。 いくつかの登場人物が出てくるが、最初と中盤にかけてのその繋がりが見えない。後半に近づいていくが、果たしてこれはどこに終着するのか?と不安になる。そしてラストスパート。杞憂だと気づかされる。 すべてが終わってみればこんなに壮大な話になるとは思わなかった。最初から最後まで無駄な話が一つもない。伏線も緻密で実に見事。東野圭吾の底力を垣間見た気がした。

Posted byブクログ

2017/12/22

最初に怖い場面がでてきて話が切り替わるから、どうしちゃったんだろ?って思わせておいて、後から、あー!あの時の!って気づく。そういうパターンが東野圭吾さんは多いなあ。どんなミステリーを書いても上手い!!

Posted byブクログ

2017/12/09

定年退職した老人の殺害事件の裏に、世の中に存在しないはずである黄色いアサガオとの関係が感じられる。 話が進むにつれどんどん事件の背景が広がっていくのですが、そこまでの題材とは思えず、大げさな作品になってしまった印象でした。

Posted byブクログ

2017/12/05

相変わらず済みから済みまでしっかり考えられている緻密な話になってると感じます。複雑で謎めいた中に薄っぺらい事件が絡む辺りも逆に敢えてその程度にしているのかも?とプラスに受け止められるくらいでした。

Posted byブクログ

2017/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった!ひさびさにこんなペースで読んだ。 後半の展開が早くてびっくりしたけど、そのおかげで疲れずにさくっと最後まで読めた。 事件を解明していく段階では、いろんな登場人物が少しずつ、けど確実に繋がっていって飽きさせない書き方がすごい。最後のエピローグまでメッセージがあって満足。 メモ 前半の綿密なつくりに比べると、悪役がわかった瞬間のちょっと肩透かし感。 あとエンディングは正直1人に絞ってもよかったのではと思ったり。 p469 〜

Posted byブクログ

2017/11/28

久々の東野ですが、さすが圧巻です。一つの区切りがちょうど15分程度で読める量、通勤に持ってこいでした。最初の伏線から最後の解明で多少無理はあったものの、興味深く読めました。

Posted byブクログ