おとな小学生 コミックエッセイ の商品レビュー

益田ミリ(著者)

2023/05/20

著者の幼女時代の思い出が語られながら思い出に沿った絵本21冊が紹介されているのだけれど、それらのエッセイ以上に心惹かれたのは
「こどものわたしからおとなのわたしへ質問」
という8つの著者の空想的挿話でした。
その中のひとつ。
こどもの著者:
「こどものわたしに戻りたいって思うことある？」
大人になったら著者:
「大丈夫、ないよ。大きくなっていいんだよ」
なんて感じ。
著者のコミック「僕の姉ちゃん」の中のやり取りを彷彿とさせます。

2023/02/13

絵本と、それにまつわる記憶の話。

こういう形式の本は
いろんな作家さんが書かれていて
どれも楽しいのですが
ミリさんは年代と育った環境が
自分にわりと近いので
読んだ絵本も、ひもづけられた思い出も
ちょっと自分のもののよう。

とはいえ『12のつきのおくりもの』の
表紙の絵を覚えていたことに涙ぐむような
同じ感情は生まれないだろう。
やはりそれは、ひとりひとりの大切な記憶。

その思い出の絵本の原書を
チェコに見に行った旅エッセイもすてき。

2022/12/28

益田ミリさんが読んだり見たりしてきた絵本と益田ミリさんのお話。一つ一つが長くないので読みやすい。タイトルは知っていても、読んだことのない絵本ばかりだった。各絵本の話の後にはマンガがあるので、メリハリがあって良かったです。

2022/11/22

「子ども時代」を描く。
じんわり、優しいコミック＆エッセイ。

おとなになっても読んだ絵本は忘れない。

今の私にも残っている子どもの頃のあの気持ち。
なぜか小学2年くらいの記憶…

後悔してることある？ある。ある。それが強さになるんだよ。

2022/09/25

ミリさんが年上だとこの本で知った。
でもこの本の中の子ども時代は私のものかと思うほど、懐かしい気持ちがいっぱい詰まった一冊。
子どものミリさんと現在のミリさんの会話。
私も子どもの頃の私を会話をしていこうと思った。

今の私の中にも子ども時代の私がたくさん息をしている、
というか、どんどんその割合が増えている。
（今もクリーミーマミの主題歌とエンディングを聞きながらこれを書いている）
20代なんて、閏年かのようにごく稀にしか子ども時代は姿を現さなかったのに。
（エスパー魔美、ママは小学四年生と流れる）

ミリさんのように、私にもずっと探し続けている絵本がある。
薄い本が５冊くらい入っているボックスの中の一冊。
何かの能力を手に入れるため、男の子がその条件を一つずつクリアしていく。
・早朝５時（か４時）にある電話番号へかける
・またある日はこれまた早朝には近所で一番大きい木に抱きつく。

男の子は木のひんやりとした冷たさを感じる。
そしてこの二つは小さかった私もやって見た。電話番号もちゃんと書いてあったから。記憶はここまで。みつかるはずもない。。
娘が選んだ選択を後押しできる親でありたい。

祖母の絵、デパートで迷子など、この子はまるで私だった。

2022/09/21

とっても好き。
この本を読んで、私も昔好きだった絵本や憧れてずっと持ち歩いていた本を読み返してみたいなと思った。頭の中にある内容やイラストが自分なりにカタチを変えていたとして、本物を再度見てショックを受けるかもしれないけれど、それはそれでおもしろそう！

2022/04/11

一気に読んでしまった
懐かしさが込み上げてきた。
私にも好きな絵本があった。先日母がずっとしまっていたと、私の娘にその絵本をくれた。
綺麗に保管してあった絵本。
表紙を見て、忘れていたはずの絵本のことが急に思い出された。

そんな事も思い出させてくれる、益田ミリさんならではの、温かみのある文章がとても良かったです。

大切な絵本を娘と一緒に読みたいと思います
絵本を一緒に読んだ思い出を作りたいし、将来娘が思い出してくれる日が来たら、今日の私みたいな気持ちになるんだろうな

2022/03/12

お気に入りのお話って誰にでもあって、それが誰かと一緒だと少し嬉しい。
こどもの頃に思ってたことがふと思い出された。

2022/01/28

ミリさんとは世代が違いますが、私も小学生の時友達と消しゴムのカスを集めるブームがあったので懐かしいなーと思いました。不思議な乗り物も、見たことあるような…無いような…？一体どこで見たんだろう…と、お話と一緒に自分の記憶を辿るのも楽しかったです。いくつか気になった絵本があるので、読んでみたいなと思っています。

2022/01/26

あー、私もそんな事考えたことあるなーと思いながら読みました。紹介された絵本も、読んでみたいと思いました。