山と食欲と私(1) の商品レビュー
山ガールではなく、単独登山女子。「雑炊が美味しかったから私は大丈夫!!」命あってこそのクサウマ。無事でなにより。うー、山ごはんおいしそう。水戻しパスタという方法もありだな。大人はご褒美がないと頑張れないには同意。ご褒美があるから頑張れるんだもん。
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※このレビューにはネタバレを含みます
単独登山女子が、がんばって登山して、おいしいものを食べるマンガ。若い女の子がひとりで登山して大丈夫なのかな?と読んでいて心配してしまうのですが、案の定プチ遭難しかけたり、そのことでとても落ち込んだりする様子が結構リアルに思えて、応援したくなる。山の上で調理するラーメンやうどんがおいしそうで、ちょっとだけ登山してみたい気になりました。
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表紙で出鼻を挫くワン、タイトルで顎を撃ち抜くツー、中身が放ってきた右ストレートでダウンした。何が言いたいのか、自分でも不明瞭になってしまったが、一言で言うなら、これは面白い。この『山と食欲と私』の前に、『バカビリーバー』を読んだから、つい、感想がそっち寄りになってしまった こう言...
表紙で出鼻を挫くワン、タイトルで顎を撃ち抜くツー、中身が放ってきた右ストレートでダウンした。何が言いたいのか、自分でも不明瞭になってしまったが、一言で言うなら、これは面白い。この『山と食欲と私』の前に、『バカビリーバー』を読んだから、つい、感想がそっち寄りになってしまった こう言っちゃ失礼かも知れないが、「当たり前だよなぁ」って内容である。全力を出して山を登って、自分で作って食べる飯が不味い訳がない。正直なトコ、ヒロインの日々野さんの笑顔と快感に100%に近い共感ができる読み手は、実際に、彼女と同じ経験がある者だけなので、読み手は選ばれてしまうかも知れないが、その劣等感さえ覚えなければ、十分に楽しめるハズだ 主役が女性なトコが、これまたイイな。男だって、山を登る姿はカッコいいし、最高の飯で出る笑顔も魅力的だろう。しかし、実際、話の主役が女性の作品で読んでしまった状態で、男が主役だったら、を想像してみると、どうにも魅力が半減しちゃうような・・・内容が内容なので、お色気シーンがある訳じゃないが、男からすると、女性の方が嬉しいのだ 比較対象として適格は微妙だが、『高尾の天狗と脱・ハイヒール』(氷堂リョージ)の登山に対する本気度を高めたような感じの作品なだけあって、当然だが、背景には一切の手抜きがない あくまで、私の印象だが、『のぼる小寺さん』(珈琲)がストライクゾーンに入っている人もハマれると思う。この『山と食欲と私』で登るのは山だし、ヒロインが社会人で、何より、メインが食事だ。『のぼる小寺さん』で描かれているのが“青春”とするなら、こちらは“人生”が描かれている。被っている部分は少ない。しかし、一つの事に全力を傾けられる本物の女性の熱があるカッコ良さは共通している、間違いなく 山に登り、美味しい物を食べたい、そんな衝動に駆られてしまう危険性大だが、作中でも書かれている通り、登山ってのは素人が興味本位で、いきなり出来るものじゃない。ちゃんと体を作り、装備も揃え、先達の教えを受けた上で挑むべきだろう。どうせなら、一人前になる苦労をしてからの方が、より一層、美味しさを感じる事が出来るんじゃないだろうか どれも食欲を刺激されるメニューばかりだが、個人的に破壊力高い、と感じたのは、2話で登場した、欲張りウィンナー麺だろう。そんな特別な材料は使っていない。山で食べるからこそ最高、と感じられるメニューなトコに加え、日々野さんがウィンナーを齧る瞬間の表情が、実にグッと来る この台詞を引用に選んだのは、こういう物の考え方が好きで、なおかつ、自分もこんな風に物事を捉えられる人間に成りたい、と常に足掻いているので。まぁ、正直、その努力はまだ実を結んでいないのだけど、一朝一夕でつくなら苦労はしない。地道に、体重移動を小刻みにしつつ、ジグザグ、ちょこちょこ歩いていくしかあるまい
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