テレヴィジョン・シティ 新装版 の商品レビュー
テレヴィジョン・シティ。 この頃の長野まゆみ作品がとても好き。 新装版ときいて手に取ってしまいましたが、ふんわりと煌めく異世界観と言葉選びの美しさが宝箱のようで眩しい。
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大好きな小泉悠氏がその世界観に圧倒されたと語っていた事から、何の予備知識もなく図書館で借りて読み始めた。 この作品を読むには私は歳をとりすぎていた感あり。小泉悠氏のお勧めとブクログの星の数、そして図書館の返却期限が無ければ数頁で投げ出してたと思う。とは言え後半は一気読み。 自分の存在に悩み、嫉妬し、自分を管理している何者かから逃れようともがいている様は、10代の頃に読んでいたら胸が苦しかっただろうと想像できる。 最後の手紙の日付から、ストーリーがループしているのがわかる。最初に戻って確認し始めたら止まらなくなってしまった。私自身が作品の中でループしている感覚に陥る。 よくわからない部分がたくさんある。 答え合わせがしたい。
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長野まゆみをただのBL作家だと思うのは間違い。テレヴィジョン・シティに勝る耽美的SFファンタジーを知っていたら教えてほしい。 本家にあたる宮沢賢治の銀河鉄道の夜だろうか。 またこんな本に巡り会いたい。
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『千年王子』のほうを先に読んだことがあるけれど、似てるなぁというのが一番。上か下かも、ブルゥかレッドかも不確かな閉じられた世界での幻想。これが本当にわたしたちの未来になるのかなぁと感じさせてくれるような話。記憶を失ってダメなやつになってるアナナスを苛立ちながらも優しく見守ってくれるイーイーが好きです。
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上下巻が1冊になった復刊も登録します。 内容は変わらずなので解説のみ読みました。 長野まゆみさんによると、「少年」とは「性別分化前の存在」だそうです。 初期の少年はこの感じがします。好きです。
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ジロがとても好き。 意地悪で高慢だけど、アナナスに対する分かりにくい優しさが見え隠れしていた。 だからこそ、二人が歩み寄れていたら……と思ってしまう。
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新装合本版。読むのはかなり久しぶり。 乾いた白く銀色の世界、機能が停止していく恐怖。碧い惑星への憧れ。ラストの寂寥感。あんなに晴れやかな夏の描写なのに、これまでの積み重ねにより虚無に思える。何度読んでもイーイーのちょっと捻くれた献身さが良い。理解出来ない部分もあるが、そこをあれこれ考えるのも楽しみのひとつ。長野先生の初期の到達点的作品と言える。
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2016年9月30日読了。 ずっと読みたいと思っていて、新装版が出たと知ってそわそわしていたらお友だちがプレゼントしてくれました。 賛否は分かれるのかもしれないけれども、私にとっては素晴らしい物語でした・・・。 性別も時間も超越した美しいバランスの舞台設定と物語。
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長野まゆみさんの作品のなかで一番好きな作品です。 中学生ごろに長野まゆみさんの作品に出合って、この静謐でひんやりした世界観を堪能してきましたが、この作品は跳び抜けています。
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世界観を想像するのがとても楽しかった。 この何とも言えない読後感が長野さんならでは。 他では味わえません。
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