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海の見える理髪店 の商品レビュー

3.5

331件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    138

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    3

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2021/10/29

心に残る話はなかった。 キャラクターに合わない言動の違和感が強くて、リアリティというか感情移入できない。金魚姫面白かったので、この方はファンタジーだといいのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/09/06

全体のテーマは家族の絆、後悔、やり直し。 あのときああすればよかったと後悔する人や、現状を変える勇気が持てない人たちが一歩だけ前に進む短編集。 結局周りなんてどうでもよくて、自分が一番大切にしてる人たちのためにいきることが大事だと、自分ももっと早く気づきたかった。

Posted byブクログ

2021/08/14

失ってしまったものや、その事実と、どう向き合うか。切ない想いに溢れる短編集。特に『成人式』が良かった。子どもを喪う恐怖は、親になった私にはとても大きくて、もし明日いなくなってしまったら…と考えるだけで涙が出てくる。15歳の娘を交通事故で喪った夫婦は、5年後に送られてきた成人式のカ...

失ってしまったものや、その事実と、どう向き合うか。切ない想いに溢れる短編集。特に『成人式』が良かった。子どもを喪う恐怖は、親になった私にはとても大きくて、もし明日いなくなってしまったら…と考えるだけで涙が出てくる。15歳の娘を交通事故で喪った夫婦は、5年後に送られてきた成人式のカタログで、その悲しみにまた飲まれてしまう。 前を向くために、娘の代わりに成人式に出よう、と思いつく…というお話。 悲しみが癒えることはないけれど、前に進むために夫婦で支え合う姿に、胸をつかれた。

Posted byブクログ

2021/06/23

ずっと読みたくて、ようやく読むことができた本。第155回直木賞受賞作。 短編集の中で一番好きだったのは「海の見える理髪店」。衝撃の結末だった。 人生色々あるけれど、そんなもんだなあと思ったし、喪失とか上手くいかないことはあってもその先にある小さな光、というのがとても良かった。

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2021/06/19

ずっと気になってた本でやっと読めました。 たしかに全部読んだのですが、あまり心に残るものがないような気がします。 1番良かったのは「時のない時計」。

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2021/05/22

短編集です。 その後の話が気になるのは空は今日もスカイ。 両親が離婚をして母親の実家に母と一緒に行く主人公。 しかし、母の実家は母の兄弟が継いでいて、両親は既にいない模様。 兄弟の嫁が主人公と母親を邪魔者扱いします。 それが嫌で家出を決行する主人公。 海...

短編集です。 その後の話が気になるのは空は今日もスカイ。 両親が離婚をして母親の実家に母と一緒に行く主人公。 しかし、母の実家は母の兄弟が継いでいて、両親は既にいない模様。 兄弟の嫁が主人公と母親を邪魔者扱いします。 それが嫌で家出を決行する主人公。 海の見えるところで知らない人の住んでいるところで一泊するのですが、朝、大騒ぎになって終わるのですが、その後どうなるの?すごく気になりました。 あとは、実家に久々に戻った娘さんの話などがありました。

Posted byブクログ

2021/05/20

可もなく不可もなく...と言った印象。 理髪店のお話かと思ったら短編集で、それぞれ繋がることもなく.. 伏線というか、少しずつ繋がっているお話が好きなため少し残念に感じてしまいました..。 最後の、成人式のお話が1番好きでした。

Posted byブクログ

2021/02/07

どの短編も最後の結末にえっ!と驚いた。(先読み能力が無さすぎて) 「成人式」はちょっと悲しかったなぁ~~。 どれも家族に関する話で、切なさはあれど綺麗なお話だった印象。

Posted byブクログ

2021/01/30

気分転換に短編小説読んでみました。 文章自体読みやすくとてもさっぱりしていてそれでいてとても濃い話が展開されていて様々な感情に浸る事が出来ました。 「時計の針を巻き戻したいって思うことは、誰にでもあるでしょう」 この本では全体を通して変えられない過去、現実の冷酷さをありあり...

気分転換に短編小説読んでみました。 文章自体読みやすくとてもさっぱりしていてそれでいてとても濃い話が展開されていて様々な感情に浸る事が出来ました。 「時計の針を巻き戻したいって思うことは、誰にでもあるでしょう」 この本では全体を通して変えられない過去、現実の冷酷さをありありと表現しています。しかし、その事実に真摯に向き合うという強さも同時に秘めていて、自分の人生について深く改められる作品でした。

Posted byブクログ

2021/01/26

「海の見える理髪店」「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」の6つの短編。いずれも静かな語り口ながら家族の行き違いや後悔を、日常の中に少し日常とは異なる設定、展開を加えて丁寧に描いていて入り込めた。 6編に共通する読後感は「切ないねぇ」。

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